思いのある人がお金を集める仕組みが、徐々に増えてきた。2018年11月に立ち上がった継続支援プラットフォーム「ビスケット」もその一つだ。 クラウドファンディングなど多くの支援プラットフォームが「単発」の企画単位の支援である中、ビスケットは「継続支援」に重きを置く。立ち上げたのは、株式会社祭代表の「しみこ」こと清水舞子さん(31)。信頼で誰かを支える仕組みをつくる彼女の道のりは、波乱に満ちたものだった。 20歳のとき性犯罪の被害者に 清水さんは幼い頃に両親が離婚。自分を育ててくれた母親を喜ばせるために、勉強にも部活にも打ち込んだ。第1志望だった多摩美術大学には実技試験満点で合格。家の経済状況は厳しかったが、母が家を抵当に入れ借金し、入学金を捻出してくれた。 だが、20歳になったある日、清水さんを一つの事件が襲う。好きな人の家で、複数の男から性的暴行を受けたのだ。 あまりのショックに頭が真っ白
アフガニスタン出身のラッパー、ソニータを追ったドキュメンタリー作品『ソニータ』は世界中の映画祭で高い評価を受けている PHOTO: ROKHSAREH GHAEM MAGHAMI イランの映画監督ロクサレ・ガエム・マガミは、アフガニスタン出身の少女ソニータに初めて出会った瞬間、彼女のドキュメンタリーを撮りたいと思ったと、英紙「ガーディアン」に語っている。 そして完成したドキュメンタリー『ソニータ』は、サンダンス映画祭やアムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭、シェフィールドドキュメンタリー映画祭など、名だたる映画祭で賞を受賞した。 ガエム・マガミと出会った頃、ソニータはまだ14歳。タリバンの勢力が再び強まるアフガニスタンから逃れて難民となり、隣国イランに不法滞在していた。 その美しい容貌には不似合いな陰鬱な表情に、ガエム・マガミは魅了されたのだという。 ソニータはそのころテヘランの小さな家
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