中二病の全能感を肯定しようーー。「正解が失われた成熟社会」を生き抜く術を教育のプロが語り合う。 エンジェル投資家として活動しながら、京都大学客員准教授として教鞭をとり、『僕は君たちに武器を配りたい』などのベストセラー作家としても知られる瀧本哲史さん。 そんな彼が、次世代を担う14歳のために書き下ろした『ミライの授業』の刊行を記念して、特別対談が実現した。 対談相手は「以前から瀧本さんの著書に親近感を抱いていた」という、奈良市立一条高校の藤原和博校長。元リクルート、トップ営業マンという輝かしい実績をひっさげ、東京都の公立中学校(杉並区立和田中学校)で初の民間校長として活躍し、現職に至る教育界の改革者だ。 日本の「ミライ」を模索するふたりの、熱いトークをお届けする。 ガンバレ中二病! 藤原和博(以下、藤原) ぼくは昔から瀧本さんの本はたくさん読んでいて、自分と重なる部分をたくさん感じていたし、