円安などに伴う訪日外国人の急増で、大阪市内のホテルでは予約を取るのが難しい状況が続いている。ビジネスホテルなどにとどまらず、「日本らしさ」が受けてラブホテルまで盛況だ。そのあおりで苦労しているのがビジネスマンで、急な出張ではホテルを確保できず、インターネットカフェで夜を明かす人も増えている。 ■ほとんどが外国人 月に1度、東京から大阪に出張するという男性会社員(49)は「最近、ビジネスホテルはどこも満室で、予約が取りづらくなった」とこぼす。実際、大阪市内ではビジネスホテルを中心に高稼働率が続く。 大阪第一ホテル(大阪市北区)の3月の客室稼働率は100%と満室。帝国ホテル大阪(同)も前年同月比11・4ポイント増の90%で、3月単月としては開業以来最高の稼働率を更新した。 大阪・ミナミにある築約40年のラブホテル「HOTELメルヘン」は約3年前に海外の宿泊紹介サイトに掲載されると、3割程度だっ