LINE福岡社屋予定地の内部。4月上旬の着工を予定していたが、手つかずの状態が続く=6月20日、福岡市博多区(敷地外から撮影) LINE福岡社屋の外観イメージ。凝った構造、デザインを採用する計画だ LINE福岡社屋予定地はJR博多駅やキャナルシティ博多に近く、周辺への波及効果も期待されている 無料通信アプリを展開するLINE(東京)が、完全子会社「LINE Fukuoka」の拠点として福岡市博多区に計画している福岡社屋ビルの着工が、「4月上旬」の予定から2カ月以上遅れ、現在も着工のメドが立っていない。建設費の急激な高騰でLINEの当初見積もりを大幅に上回ることが判明し、調整に時間がかかっているためだ。官民の期待が集まるLINE福岡社屋が、建設業界の活況という思わぬ逆風に見舞われている。 LINE本社の広報担当者は「qBiz」の取材に対し、「着工が大幅に遅れているのは事実」と認める一方、「い