札幌市が、プロ野球北海道日本ハムが本拠地を移転した後の札幌ドーム(豊平区)の2023~27年度の収支見通しをまとめたことが27日、分かった。移転に伴い、同ドームを管理運営する市の第三セクター、札幌ドームの売上高が5割減ると試算する一方、サッカーJ1北海道コンサドーレ札幌の全ホーム試合の開催や、定員2万人規模のコンサートなど新たな需要の掘り起こしで、5年間の純損益は計900万円の黒字になると見込んでいる。 【動画】日ハム新球場の屋根動いた! 来春完成、25分で開閉 札幌ドームの年間イベント日数は新型コロナウイルス禍前は130日前後で、ほぼ半分を日ハム戦が占めた。19年度には売上高39億7200万円を計上。だがコロナ禍の20年度は同18億6900万円に減少し、来春の北広島市への本拠地移転でコロナ禍と同等の減収が見込まれている。 市は収支見通しで、23年度はコロナ禍の影響が残るとして売上高15億