コンピューターの頭脳として世界中のパソコンやスマートフォンなどに使われている「CPU」と呼ばれる装置に、サイバー攻撃に悪用されるおそれがある深刻な欠陥が見つかり、ソフトウエアメーカーなどが緊急に修正プログラムを公開して、アップデートするよう呼びかけています。 影響は、世界中のほぼすべてのパソコンやスマートフォン、ゲーム機などに及ぶおそれがあり、マイクロソフトやアップルなどのメーカー各社では今月に入って緊急に修正プログラムを公開し、ユーザーにアップデートするよう呼びかけています。 この欠陥を悪用したサイバー攻撃はまだ確認されていませんが、セキュリティ企業「トレンドマイクロ」の岡本勝之さんは「こうした設計上の欠陥はサイバー攻撃で狙われやすい。パソコンは自動でアップデートされるものが多いが、スマートフォンには自動で修正されないものもあり、注意が必要だ」と話しています。