【読売新聞】 【北京=大木聖馬】ロシアによるウクライナ侵攻を巡り、中国の 習近平 ( シージンピン ) 国家主席が、態度表明は留保しつつも、米欧の制裁についてはロシアを支援するように指示していたことが27日、わかった。中国政府関係者
【北京・坂本信博】2月4日の開幕まで1週間を切った北京冬季五輪で、中国政府が海外から参加する選手らの政治的言動を警戒している。国際オリンピック委員会(IOC)が昨夏の東京五輪で、これまで禁止されていた選手による人種差別などへの抗議表明を一部容認。新疆ウイグル自治区などの人権状況を問題視して米国や英国などが外交ボイコットを決める中、今大会の参加者が中国の人権問題に抗議の意思を表す可能性があるためだ。 IOCは昨年7月、表彰式や競技会場で政治的、宗教的、人種的な宣伝活動を禁じた五輪憲章50条の規制を一部緩和。「国や組織、人を標的にしないこと」などを条件に入場時や紹介時の表現行為、記者会見や会員制交流サイト(SNS)での発言を認めた一方、表彰式での抗議行動は処分の対象とした。 その後の東京五輪では、黒人差別反対の意思表明として片膝をついたり、香港の反政府デモのシンボルカラーである黒色のウエアを着
来年の北京オリンピックについて、政府は、アメリカなどが政府関係者を派遣しないことを相次いで表明していることなどを踏まえ、閣僚の派遣を見送る方向で調整を進めていて、年内にも最終的な対応を決定する方針です。 来年の北京オリンピックについて、アメリカのバイデン政権は、中国の新疆ウイグル自治区などでの人権問題を理由に政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を表明し、イギリスやカナダなど同調する国が相次いでいます。 また、自民党内では、高市政務調査会長が「中国による人権侵害は問題であり、日本も公式の使節団や外交団を送るべきではない」と述べるなど、保守系の議員を中心に政府に対して「外交的ボイコット」を行うよう求める意見が強まっています。 政府は北京オリンピックへの対応について「適切な時期に諸般の事情を総合的に勘案してみずから判断する」としていますが、アメリカなど各国の動向に加え、東京オリンピックの際
アメリカのバイデン大統領が、北京オリンピックへの「外交的ボイコット」を検討しているのに対して、中国政府は対抗措置を示唆しました。 バイデン大統領は、新疆ウイグル自治区などでの人権侵害を理由に、北京オリンピックに政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」を検討しています。 これに対して、中国外務省の報道官は6日、「アメリカの政治家が招待されてもいないのに外交的ボイコットをあおるのは、自意識過剰であり、大衆迎合で人気取りの行動だ」と批判しました。 さらに、米中の対話協力に影響を及ぼすことがないよう行動すべきだと指摘した上で、「もしアメリカが独断専行するならば、中国は必ず断固たる対抗措置をとる」と強調しています。
中国はどう出るのか。女子テニスの彭帥(35=中国)が、75歳の元中国高官に性的関係を強要された後に不倫関係になったことを告発後、消息不明になっている問題で、女子テニスツアーを統括するWTAが深い懸念と徹底調査を要求。さらに強いメッセージを訴え、中国を揺さぶっている。 【写真】不倫相手の75歳元副総理イニシャル「Z」ネックレスが話題に WTAのスティーブ・サイモン最高経営責任者(CEO)兼会長は、声明と同時に、米「ニューヨーク・タイムズ」に14日(日本時間15日)にこの問題について言及。「もし、適切な結果を得られなければ、我々は中国でのビジネスを行わないというステップを踏むこともある」と、中国市場からの撤退までちらつかせ、問題解決へ強い決意をにじませた。 世界が大注目のこの問題。彭が、共産党最高指導部メンバーだった張高麗元副首相に、妻もいる自宅に招かれた際に性的関係を強要され、不倫関係になっ
「いちばん最初は4年前(2017年)にお父さんが捕まえられました。そのあとは、おじいさんとおじいさんの息子たち、それにおばあさんも“施設”に連れて行かれました」 男性は悔しさをかみしめるように話しました。高齢だった祖父は“施設”から帰ってきたあと体調を崩してしまったといいます。 そして、久しぶりにビデオ通話で見た父親は、自分の本当の父親かどうかを疑うほど痩せ、大事にたくわえていたひげもきれいに剃られていました。家族に会いたい。何が起きているのか知りたい。強くそう思っていますが、ふるさとに帰ることもできず、もどかしさを感じ続けています。
東京五輪・パラリンピックの選手村に韓国選手団が掲げた横断幕をめぐり、国際オリンピック委員会(IOC)が撤去を要請したことについて、韓国側から反発の声が上がっている。 【写真】東京五輪ボイコットの可能性に言及した韓国の元首相はこの人 横断幕には、「臣にはまだ5千万国民の応援と支持が残っています」とハングルで記されていた。豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に海戦で対峙し、「抗日の英雄」として知られる李舜臣将軍の言葉を連想させるメッセージとして、日本側から反発の声が出ていた。 これを受け、IOCは「政治的な宣伝を禁じる五輪憲章第50条に違反する」と撤去を要請。IOCのバッハ会長が17日の記者会見で要請を認め、横断幕は撤去された。だが、また新たな横断幕が出たという情報も一部で報じられている。 日本側のSNS、ネット上では韓国側の対応について、不快感を露わにする書き込みが多くみられた。 「一体何枚の垂れ幕を持っ
子どもの頃から目指してきた夢。それがかなうのを目前にして、祖国のためにその夢を諦めることはできますか。 「祖国の旗を、誇りを持って背負えなくなったから」。 東京オリンピック出場を断念した、1人の競泳選手の思いです。 (シドニー支局長 青木緑) 5月下旬、晩秋のオーストラリア・メルボルン。 気温6度という冷え込みの中、屋外プールからは湯気のような白い煙が立ち上っていました。 その中で寒さをものともせず、黙々と何往復も泳ぎ続ける男性がいました。 ウィン・テット・ウーさん(26)。 ミャンマーの競泳男子自由形の選手です。 プールから上がると、そのストイックな泳ぎと打って変わり、人なつこい表情で話してくれました。
ミャンマーでクーデターが起きてから、1日で4か月です。軍による市民への弾圧で犠牲者が増え続ける中、政治的な発言がこれまでタブー視されてきたスポーツ界でも、身の危険を顧みず抗議の声を上げる動きが広がっています。 ミャンマーでは、ことし2月のクーデター以降、軍による市民への弾圧が続き、現地の人権団体の調べでは、治安部隊による銃撃などで800人を超える市民が犠牲になっています。 こうした中、ミャンマーのスポーツ選手たちが相次いで行動を起こしています。 サッカーでは、ワールドカップアジア2次予選のためミャンマー代表が日本に遠征していますが、複数の選手が参加を辞退しました。 その1人で、代表としておよそ10年間プレーしてきたゾー・ミン・トゥン選手はNHKの取材に「私は市民の側に立ちたい。正義の側に立つことを決めた」と、辞退の理由を話しています。 さらに、今回代表に参加した選手たちも、今月28日に行わ
正直、愚かな動きだとしか思えない。 自分たちの政権だけで、冷戦中も列強の対立の時代も、平和の祭典として連綿とつづいてきたオリンピックの歴史を覆そうとするとはね。単に傲慢なのか、頭に蝶々が飛んでるのか。 米、北京五輪ボイコット協議へ… https://t.co/CVaQwyLxk1
2010年のバンクーバー五輪に挑む「チーム青森」の取材をきっかけに、9シーズンにわたって、誰よりも多く、そして深く、カーリングというスポーツの現場を取材してきたと自負する竹田聡一郎氏。海外での大会にも何度も出かけ、カーリング世界選手権は過去3回、いずれも世界カーリング連盟(WCF)から支給されたパスで取材している。ところが、今回、平昌五輪ではJOCから門前払いをくらったという。五輪ってそんなに特別なのか!? フリーランスは五輪取材ができない!? 「今回、フリーランスの方にパスを出す予定はありません」 JOC(日本オリンピック委員会)の広報窓口の担当者は電話口で確かにそう言った。耳を疑った。 パスというのは、五輪やサッカーW杯などの大イベントでマスコミ陣が、これ見よがしに胸にぶら下げるメディア用の身分証である。記者ID、アクレデ(Media accreditation)などと呼ばれる。 「え
全てが輝いて見えた1988年のソウル 1988年 ソウルオリンピックを目前に控えた韓国の雰囲気は、今でも鮮明な記憶として残っている。街中が活気にあふれ、一日一日が慌ただしく賑やかに過ぎ去っていった。 これに先立って開催された1986年のアジア競技大会を成功裏に終えたことで、未だ戦後(厳密にいえば韓国は今なお停戦下であるが)を引きずっていた国民は活気を取り戻した。更に1987年に国民の念願であった大統領の直接選挙が実現、民主化により政治的にも安定したことも国民の気持ちを高揚させていた原因の一つかもしれない。 とはいえ、当時の韓国は国際的に見れば認知度はまだまだ低く、開発途上国というイメージから完全に脱却することのできていない、途上国と先進国の間という微妙な位置に留まっていた。 例えば現在の韓国には、驚異的ともいえる輸出高、そして営業利益で世界に知られているサムスンという企業がある。だが、当時
日本政府は、韓国政府が慰安婦問題を巡る日韓合意に関して新たな対応方針を発表したことに強く反発している。 康京和(カンギョンファ)外相が言及した「自発的な真の謝罪」には一切応じない方針で、合意の着実な履行を引き続き求めていく構えだ。 「韓国側が日本側にさらなる措置を求めることは全く受け入れられない」 河野外相は9日、外務省で記者団にこう言明し、韓国からの追加要求には一切応じない考えを強調した。 韓国政府は新方針で、日韓合意の再交渉は求めなかったが、日本政府高官は「評価するような話ではない」と突き放す。この合意で慰安婦問題の「最終的かつ不可逆的な解決」が確認されているためだ。韓国側が再三にわたって一方的に蒸し返してきた経緯から盛り込まれた文言で、日本政府としては譲歩はあり得ないとの立場だ。 韓国側が今回求めてきた元慰安婦らの「名誉と尊厳の回復」について、日本の外務省幹部は「首相がおわびの手紙を
U-21日本代表は、14日の韓国・仁川のアジア大会初戦で、クウェートと対戦して4-1で勝利を飾った。だが、さらなる“アウェーの洗礼”を受けていることが明らかになった。 15日午前10時半、チームは仁川の選手村から車で15分程度の距離にある練習場で汗を流した。リカバリーメニューのみをこなしたクウェート戦で2得点を決めた新潟FW鈴木武蔵は選手村の“惨状”をこう明かした。 「お風呂は修理に来る人が見に来たみたいだけど、直してもらえるかは不明です。それからエレベーターも壊れていて、(居室の)22階まで階段を上り下りしている」 好調のストライカーも「トレーニングになった?」と聞かれ、「そうですね」と苦笑いするしかなかった。大会後に分譲マンションとして売り出す予定の新築の選手村だが、日本代表の部屋は不備だらけ。気温25度以上と蒸し暑いが、クーラーはなし。扇風機でしのいでいる状態だ。鈴木の部屋は浴
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