結局のところ、水道はどうすればいいのか 公も民もダメダメな理由:スピン経済の歩き方(1/5 ページ) 「水道法改正」が通過しようとしている。改正案のポイントは、「コンセッション方式」の導入だ。老朽化した水道管を取り替えるのに莫大な資金が必要になるので、このような案が出てきたわけだが、本当に民営化してもよいのだろうか。いや、公営化のままでも問題があって……。 日本に混乱をもたらす「移民法案」の成立が目前に控える一方で、もうひとつ我々の生活に計り知れない大きな影響を及ぼす法律がこれまたしれっと通過しようとしている。 水道法改正だ。 この改正案の最大のポイントが、自治体が水道事業の認可や施設の所有権を持ったまま、民間企業に運営権を委託できるという「コンセッション方式」の導入だ。 ご存じの方も多いと思うが目下、全国の水道管が老朽化しており、これを取っ替えるのに莫大なカネがかかるという深刻な「水道ク