北朝鮮で1年以上拘束されたのち先週解放されてアメリカに帰国した大学生のオットー・ワームビア氏が死亡したことを19日、両親が明らかにしました。
麻薬組織による凶悪事件が相次ぐメキシコで、農場の敷地から男女合わせて240人以上の遺体が埋められていたのが見つかり、警察などは何らかの事件に巻きこまれたと見て詳しく調べています。 この団体によりますと、去年8月、農場に多くの遺体が埋められているのを団体の関係者が見つけ、通報を受けた警察などがおよそ半年にわたり敷地を掘り起こすなどして、調べてきたということです。 見つかった遺体は、体の特徴や一緒に見つかった服などから14歳から25歳と見られるということで、警察などは、何らかの事件に巻きこまれたと見て詳しく調べています。メキシコでは麻薬密売組織などによる凶悪事件が相次いでいて、北部ヌエボ・レオン州でもことし1月、50人以上の遺体が埋められているのが見つかり、地元メディアは事件の背後には麻薬カルテルが関わっていると伝えています。 メキシコでは、当局が麻薬密売組織の取締りを強化した2006年以降、
バングラデシュの首都ダッカで武装グループが飲食店を襲撃して日本人7人が死亡したテロ事件で、バングラデシュ政府の閣僚は、武装グループのメンバーは、高学歴で裕福な家庭の出身の若者だったと明らかにし、捜査当局はなぜ、こうした若者が今回の犯行に及んだのかなど、事件の捜査を進めています。 また日本人のほかにもイタリア人9人、アメリカ人1人、インド人1人の死亡が確認されました。 飲食店を襲撃した武装グループは治安部隊に6人が射殺され、1人が拘束されました。 今回の事件を巡っては、過激派組織IS=イスラミックステートのバングラデシュ支部を名乗る組織がインターネット上に犯行を認める声明を出していますが、信ぴょう性は確認されていません。 これについて、バングラデシュのカーン内相は3日、武装グループについて、ISとのつながりを否定したうえで、「全員がバングラデシュ人で、裕福な家庭の出身だった。大学に通うなど高
日本で開催される「国際会議」への参加を名目に、ビザを取得しようとする不審な申請がアフリカ諸国などから相次ぎ、去年1年間に合わせて400件余りに上ることがNHKの取材で分かりました。実際に国際会議のためのビザで入国し、不法滞在しているケースも出ていて、専門家は「就労目的だけでなく、凶悪犯罪やテロにつながるおそれもある」と警戒を呼びかけています。 会議の関係者によりますと、このところ「招へい状」を求める不審な申請が主にアフリカ諸国から相次いでいるということです。 中には、申請者が所属するとした組織に在籍していないケースや複数の申請者の生年月日やパスポートの番号がすべて同じケースなどがあったということです。 NHKが、去年1年間に開かれた220余りの国際会議について取材したところ、こうした不審な申請が少なくとも35の会議で、およそ430件あることが分かりました。 去年10月に高松市で開催された国
東京の靖国神社のトイレで爆発音がして火が出た事件で、建造物侵入の疑いで逮捕された韓国人の男が、今月9日に再び来日した際に2キロ近い粉末を持ち込み、これらが黒色火薬だったことが警視庁への取材で分かりました。警視庁は、火薬類取締法違反などの疑いもあるとみて捜査しています。 チョン容疑者は、事件直後に帰国し、今月9日に再び来日して逮捕されましたが、この際、所持していたリュックサックの中におよそ1.8キロの粉末を袋に入れて所持していて、鑑定の結果、これらが黒色火薬だったことが警視庁への取材で分かりました。現場のトイレから見つかった不審物からも黒色火薬が検出されていて、警視庁は、火薬類取締法違反などの疑いもあるとみて捜査するとともに、韓国国内での入手ルートなどについて現地の警察当局に捜査協力を要請しています。 警視庁によりますと、調べに対しチョン容疑者は、トイレに何らかの装置を仕掛けたことを認めてい
中国の天津で起きた大規模な爆発について地元政府は今も連絡が取れない人は95人に上り、このうち85人が消火のために現場に駆けつけた消防隊員だと明らかにしました。 一方、今も連絡が取れない人は95人に上り、このうち85人が消防隊員だということで、火災発生の通報を受けて現場に駆けつけた多くの消防隊員が爆発に巻き込まれたことが分かりました。ただ、天津市政府などは連絡が取れない95人の中には、すでに死亡が確認された人が含まれている可能性があるとしています。 また、爆発は水に反応する化学物質に放水したためだという見方が強まっていますが、16日も原因についての言及はありませんでした。 このほか、爆発現場の付近には猛毒ガスが発生するシアン化ナトリウム数百トンが保管されていたことも明らかにしました。現場周辺には16日も防護服を着た軍の部隊などが入って原因の調査や行方不明者の捜索を続けていて、爆発で被害を受け
イスラム過激派組織「イスラム国」に拘束されているヨルダン軍のパイロットのムアーズ・カサースベさんが殺害されたとみられる映像がインターネット上に投稿され、ヨルダン政府が映像の信ぴょう性について確認を急いでいます。 日本時間4日午前2時前にインターネット上に投稿された映像は、「イスラム国」の広報部門を示すロゴが画面の左上に入っており、オレンジ色の服を着せられたムアーズさんと見られる男性が、空爆で破壊されたとみられるがれきの中で銃を持った覆面姿の男たちに囲まれ、そのあと殺害される様子が映っています。 ムアーズさんはヨルダン軍の戦闘機のパイロットで、去年12月、アメリカ軍が主導するシリア北部で空爆作戦に参加中に墜落し、「イスラム国」に拘束されました。 「イスラム国」が後藤健二さんの解放と引き換えに、2005年の爆弾テロ事件の実行グループの1人、サジダ・リシャウィ死刑囚の釈放を求めてきた際、ヨルダン
タイの警察は首都バンコクで女装をして日本人の男性に近づき現金などをだまし取っていた男を逮捕したと発表し、日本人男性100人以上が被害にあったとみて調べています。 タイの警察は28日、記者会見し、首都バンコクで日本人男性のクレジットカードを不正に使用した疑いでタイ人のウタイ・ナンタカン容疑者(39)を逮捕したと発表しました。 警察によりますと、ウタイ容疑者はバンコクの日本人が多く滞在する地域で女装をして日本人の男性に近づき、「財布をなくしたのでお金を貸してほしい。借りたお金は必ず返す」などと話しかけ、ことば巧みに現金などを騙し取っていたということです。 警察は、容疑者の供述から被害にあった日本人は、この10年間で100人以上いて、被害の総額は2億円以上に上るとみています。 容疑者は、警察の調べに対して「若い頃に日本人にだまされたので、日本人を狙って犯行を繰り返していた」と供述しているというこ
日本時間24日午後11時すぎ、インターネットの動画サイトにイスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんとみられる画像が投稿されました。この画像の中では、後藤さんとみられる男性が、湯川遥菜さんとみられる写真を持っていて、この画像には「湯川さんが殺された」とする音声が付いています。これを受けて日本政府は、この画像と音声を分析してその信ぴょう性の確認を急いでいます。 日本時間24日午後11時すぎ、インターネットの動画サイトにイスラム過激派組織「イスラム国」とみられる組織に拘束された後藤健二さんとみられる男性がオレンジ色の服を着て写真を持っている画像が投稿されました。 画像の冒頭で、「後藤さんの家族と日本政府が受け取ったものだ」との文字が英語で表示されます。また、画像には後藤さんを名乗る男の声で音声がついていて、「これはイスラム国で私とともに拘束された湯川さんが殺害された
インターネット上に公開された映像で、イスラム国のメンバーとみられる覆面の男は「日本国民へ」としたうえで、「2人の命を救うため政府に2億ドルを払う賢い決断をさせるために圧力をかける時間はあと72時間だ」と述べていますが、いつから72時間なのかについては言及していません。 菅官房長官は20日の記者会見で、映像を確認した時間は20日の午後3時前だと話していて、これを起点とすると、23日の金曜日の午後3時前に72時間を迎えることになります。 また、この映像は20日の昼ごろ、インターネット上に出回ったとみられていて、それを起点とすると23日の昼ごろが期限となります。 ただ、そもそも今回の映像がいつ撮影され、制作されたものか分かっておらず、その時点を起点としている場合は72時間の期限が大きく変わる可能性があります。 今回の映像には、冒頭に「NHKワールドTV」のニュースの映像が使われていて、このニュー
インターネット上に公開された映像では、イスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーと見られるナイフを持って覆面をした男が、72時間以内に身代金を支払わなければ拘束している日本人2人を殺害すると英語で話しています。この映像には、去年拘束された湯川遥菜さんとフリージャーナリストの後藤健二さんとみられる2人がオレンジ色の服を着せられて映っています。この映像の信ぴょう性については、まだ分かっていません。 政府事実関係の確認急ぐ 政府はインターネット上にイスラム過激派組織「イスラム国」のメンバーとみられるナイフを持って覆面をした男が、72時間以内に身代金を支払わなければ拘束している日本人2人を殺害するとしている映像が公開されたことを受けて、映像を詳細に分析するとともに外交ルートなどを通じて情報を収集するなどして事実関係の確認などを急いでいます。
一連のテロ事件を受けて、フランスでは、各地のイスラム教の施設に対して手投げ弾が投げ込まれたり放火されたりする事件が相次いでいます。 8日未明には、中部のルマンで、イスラム教の礼拝施設モスクの中庭に手投げ弾が投げ入れられ爆発したほか、11日夜には中部のポワティエにある建設中のモスクが放火されました。 いずれの事件もけが人はなく、施設などに大きな被害もないということですが、およそ450万人のイスラム教徒が暮らすフランスで、イスラム教徒に対する反発や偏見が広がることが懸念されています。 イスラム教徒への反発は、ヨーロッパのほかの国々でも見られます。 イスラム系難民の受け入れを厳格にするよう求めるデモが去年秋から毎週行われてきたドイツ東部のドレスデンでは12日、これまでで最も多いおよそ2万5000人がデモに参加しました。 また、ノルウェーの首都オスロでも12日、100人以上が参加して移民の排斥を求
フランスのパリにある新聞社の本社に、武装した2人の男が押し入って銃を乱射し、警備に当たっていた警察官と銃撃戦になりました。 地元のメディアによりますと、複数の死傷者が出ていて、2人は、その後、逃走したということです。 この新聞社は、さまざまな風刺画を掲載することで知られています。
小笠原諸島や伊豆諸島の沖合で中国漁船が貴重なサンゴを密漁しているとみられる問題で、中国外務省の報道官は「関係当局が引き続き取締りを強めていく」と述べ、中国としても対応していく姿勢を示しました。 小笠原諸島や伊豆諸島の沖合では、ことしの9月以降、中国から来たとみられるサンゴ漁船が多く確認され、日本の領海で違法に操業したとして中国人船長が逮捕されるなど、サンゴの密漁が懸念されています。 これについて、中国外務省の華春瑩報道官は3日の記者会見で、「中国は一貫して海洋生物の保護を重視し、漁業者に対しても法に従って操業するよう求め、アカサンゴの密漁を禁じている」としたうえで、「中国の関係当局が引き続き違法行為の取締りを強めていく」と述べ、中国としても対応していく姿勢を示しました。 華報道官は同時に「日本側に対し、取締りは丁寧に、理性的、抑制的に行い、事態を適切に処理するよう望む」と注文をつけました。
ポーランドで飛行中の軍のヘリコプターにレーザー光線を照射し飛行を妨害したとして、現地に住む40歳の日本人の男が逮捕されました。 ポーランド東部ルブリンの警察は22日、ポーランドに住む40歳の日本人の男をヘリコプターの飛行を妨害した疑いで逮捕したと発表しました。 警察によりますと、男は今月8日の午後8時ごろ、ポーランド東部を飛行していたポーランド軍のヘリコプターに対し、地上から緑色のレーザー光線を照射した疑いが持たれています。 パイロットが安全な飛行を妨げられたとして管制に連絡し、警察が捜査を進めていたもので、男は逮捕当時、ナイフや護身用の高電圧銃を所持していたほか、自宅からはレーザー光線を照射する装置も見つかりました。 警察の調べに対し、男はレーザーを照射したことは認めているものの、ヘリコプターの飛行を妨害する意図はなかったと話しているということです。 男の身元については名字の頭文字がM、
マレーシア航空は、オランダからマレーシアに向かっていた旅客機がウクライナの上空で消息を絶ったと発表し、ロシアのメディアは、旅客機がロシアとの国境に近いウクライナ東部で撃墜されたと伝えています。 マレーシア航空はツイッターで、オランダのアムステルダムを出発し、クアラルンプールに向かっていたマレーシア航空17便が日本時間の17日午後11時15分に消息を絶ったことを明らかにしました。 マレーシア航空によりますと、この旅客機はボーイング777型機で、乗客280人、乗員15人が乗っていたということで、ロシアとの国境からおよそ50キロ離れたウクライナ東部で通信を絶ったとしています。 またロシアのインターファクス通信は17日、ウクライナ内務省の高官の話として、マレーシア航空の旅客機がウクライナ東部ドネツク州の上空で撃墜されたと伝え、乗客乗員全員が死亡したとしています。 一方、ウクライナの大統領府によりま
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