技能実習制度の建前と本音 技能実習制度とは、発展途上の国の若者が日本で働きながら技術を習得し、それを持ち帰って、母国の発展に寄与する仕組みです。技能実習生は日本で3年から5年働きます。 実習とは言っても実際は「労働力」として扱われるケースがほとんどです。少子高齢化が進み、労働力不足に陥っているこの国で、彼らは貴重な労働力となっています。 農業、縫製、漁業、建設業といった人手不足と言われる業種を中心に40万人近くが働いています。 ドキュメンタリー「夢見た国でみたものは~さまよう外国人技能実習生~」=日テレNEWSのYouTubeチャンネル ただ、厚生労働省や法務省の人たちに、このことを尋ねても、判を押したように「労働力ではなく、あくまでも技能習得を目的とした制度」だと言い張ります。 一方、私が話を聞いたすべての外国人技能実習生も「お金を稼ぐ」ことを来日の目的に挙げました。日本で稼いだお金で母