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ネットをさがせば同じような話が山ほど出てくるので、いまさら僕が自分の体験を書いても微妙な気がしたのだけど、やはり一人でも多くの方に知っていてもらいたいと思ったのでこのエントリを書くことにした。僕が間抜けなのがバレてしまうのだけど、それは仕方がない。 先日の夜、家で同居人が晩ご飯を作るのを待っていると、インターホンが鳴った。宗教と新聞の勧誘は話をさせるまえに断ると決めているのだけど、訪問者が「回線業者」を名乗るのでついうっかり出てしまった。 ドアを開けると、男はまず「管理会社からの依頼でやってきた」と言った。 「いま、◯◯(僕の住んでいるマンション名)の住人の方から、ネットが遅い時間があるとか、よく切れるという苦情が出ているので、管理会社さまとお話をして回線を新しくさせてもらいました。今日はその工事のご挨拶です」 「はあ」 「お客様の方ではほとんど作業をしてもらう必要はなくても、ただ機械だけ
学生の頃から、ネットサービスが好きだった。 自分みたいな人間が作ったサービスを顔も知らない人が沢山使ってくれる、あの快感。 直接話せない事とか話せない人とも、話せる唯一の世界がネットだった。 自由であったし、最高に楽しい世界。 大学生になった。 何もせずに、過ごしていたら、すぐ就職活動だ。 着慣れないスーツを来て、話慣れない言葉を話し、思ってもいない言葉を話す。 阿呆らしくて嫌になった。 仕事をするのが怖くなった。 そんな時にネットを仕事にする事を思い付いた。 幸い、自分でサービスを作った事もある。上手く話せなくても実績があったから、なんとかなった。 自分みたいなタイプの人間は、好きな事以外できないというのは分かっていたし、その唯一好きな事は恐らくインターネットだった。 だから、それを仕事に出来る事は、本当にラッキーだったし、自分の天職になるのではないかと思っていた。 大学に行く時、毎日見
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