SNSの利用増加で「炎症度」が高まる SNSがメンタルヘルスの悪化につながる可能性があることは、これまでにも多くの研究機関が警告してきた。しかしSNSは、慢性的な炎症の原因にもなっているかもしれない。慢性的な炎症はがんや糖尿病、心臓病などの生活習慣病を引き起こす恐れがある。 米誌「ファスト・カンパニー」は、米バッファロー大学研究チームの報告を紹介。大学生約100人を対象に実施された研究では、事前に学生たちの血液サンプルを採取し、5週間のスクリーンタイムを測定した。 その後、ふたたび学生たちの血液を採取し、被験者たちのCRP(C反応性タンパク質)の変化を調べた。CRPは炎症や組織細胞の破壊が起こると増加するタンパク質として、診療でも用いられる指標だ。 その結果、SNSの利用時間とCRPは関連性があることが判明した。つまり、SNSの利用が増えると、体内の炎症レベルも高まる可能性があると示唆され