フジテレビに「重大な倫理違反」 架空データで世論調査報道―BPO 2021年02月10日17時02分 放送倫理・番組向上機構(BPO)放送倫理検証委員会(神田安積委員長)は10日、架空データが含まれたフジテレビの世論調査報道について「重大な放送倫理違反があった」との見解を発表した。同委が「重大な倫理違反」としたのは4件目。 「テラスハウス」審理入り BPO 問題となったのは、同局が産経新聞社などと合同で2019年5月~20年5月に行った計14回の世論調査を基にした報道。同局からの業務を再委託された会社が架空データを作成した。全体の12.9%に当たる1886件が架空で、同局はこの調査を基に放送した18本のニュースを取り消した。 同局は架空データ作成に関わっていなかったが、委託先に立ち会いを行わず、担当者は事実上、政治部デスク1人だけで、同委は「体制が手薄だった」と指摘。ジャーナリストとしての