中ロ、慎重にアフガン関与 「敵失」盛んに宣伝―対米協力の糸口にする思惑も 2021年08月21日07時10分 【図解】中ロと中央アジア 【北京時事】米軍撤退に伴いイスラム主義組織タリバンが掌握したアフガニスタンの情勢をめぐり、周辺国の中国とロシアは、米国の「空白」を拙速に埋めるのではなくアフガンに深入りしないよう慎重に関与する点で共通の動きを見せている。バイデン米政権と対抗する中ロ両国は米国の「敵失」を盛んに宣伝するが、特に中国は対米協力の糸口にする思惑さえのぞかせる。 プーチン氏「価値観押し付けるな」 アフガン情勢で米欧批判―独ロ首脳会談 中ロ両国はアフガン情勢を楽観していない。中国外務省によると王毅国務委員兼外相は19日、ラーブ英外相と電話会談し「タリバンがアフガン国民を団結させ、開放的・包括的な政治枠組みを構築して穏健な政策を行い、新たな内戦を避けられるか」や、アフガンが「再びテロ分