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ブックマーク / docseri.hatenablog.jp (15)

  • 「本好きの下剋上」初見勢のためのちょっとした解説 - 妄想科學倶樂部

    小説投稿サイト「小説家になろう」での連載当時から繰り返し読み耽り、刊行された書籍をはじめとする資料集を集め、二次創作に手を出すぐらいにのめり込んできた「好きの下剋上」がアニメ化された。 元はそこまで知名度の高い作品というわけではなく、「知る人ぞ知る名作」といった立ち位置だったのが、アニメ化によって間口が広がり、多くの新規ファンが増えた。そして、その分だけ疑問も広がる。 元々、作は徹底的に「主人公の視点」から世界を描いているため、客観的な情報が読者に伝わりにくい構造になっている。その上、主人公がいささかエキセントリックで読者の思考が主人公のそれと同期しにくいこともあって、「なぜそうなるのかわからない」ことが生じる場合がある。 また、かなり綿密に「中世ヨーロッパ」を調べた上で書かれているのだが、それが却って「読者ののイメージ」と乖離する面がある(我々は実際の中世について、驚くほど無知だ)。

    「本好きの下剋上」初見勢のためのちょっとした解説 - 妄想科學倶樂部
    cubed-l
    cubed-l 2021/11/04
    それほど難しい話じゃないと思うんだけどねぇ…
  • 兵糧攻め問題から見る、ファンタジー世界に於けるゴブリンの生態 - 妄想科學倶樂部

    ( ・p・)おいらがTRPGに関していつも思っていたのは、「命懸けの冒険者が生存確率を高める為に物理的に可能な全ての手段を講じないとしたらその世界は全く非現実的だ」ということです。ゴブリンを餓え殺せるならわざわざ危険を冒して斬り結ぶ必要はあるのか?— スパ帝 (@verdamil) June 2, 2014 から始まる「ゴブリン兵糧攻め談義」が勃発している(まとめ1、まとめ2)。 いやまあ議論自体は昔からあるものに過ぎないのだが、私としては「GMの考えたシナリオをぶち壊す提案の是非」そのものよりも、ゴブリン退治というファンタジーTRPGに於ける基的ミッションの妥当性の方に興味が向いたので、主にその辺を考える。 そもゴブリンとは何か、というのはまあゲームによって設定に差があるかとは思うが、 小柄な人型モンスター 繁殖力が強く群れを為す しばしば近縁種を伴う階層社会を形成 独自の言語を持ち簡

    兵糧攻め問題から見る、ファンタジー世界に於けるゴブリンの生態 - 妄想科學倶樂部
    cubed-l
    cubed-l 2014/06/05
    「一番最初の冒険」シナリオの典型パターンは「どこからか流れてきたゴブリンが住み着いた」じゃないかなぁ。25もいたら1レベルPCには鬼畜すぎ
  • 「エア御用」問題に見る認識のズレ - 妄想科學倶樂部

    エア御用、という言葉がある。なかなかややこしい定義で、まず「お上に雇われ、学識をねじ曲げる学者」を意味する「御用学者」が先にあり、次いで「雇われてはいないのにお上に与する見識を述べる者」として「エア御用」がある、という構成だ。 はっきり言えば極めて恣意的な定義である。「正しい見識」がどのようなもので、それに対して「どのように間違っている」のか、ということを見定めるのは、少なくともその道の専門家でもない限りはほとんど不可能なことだが、実際に「エア御用」と呼ぶ側は何ら専門知識を持たぬ市民である。実質的にこれは「自分の信じることを否定するものをエア御用と呼ぶ」に等しい。 あらゆる問題について適用可能なレッテルではあるが、現状これは原発事故に絡む諸問題について「自分たちが信じる危険性よりも安全な認識を示す者」に対して用いられている。 この恣意的な呼称に対する、「市民」の側からの正当性主張は概ね次の

    「エア御用」問題に見る認識のズレ - 妄想科學倶樂部
  • 地震兵器のどこが「論外」なのか - 妄想科學倶樂部

    広島県議が「東日震災は地震兵器による攻撃だ」のようなことを言ったとかなんとか。 で、「地震兵器」という妄想を撃退できなければ「911陰謀論」は撃退できない ( その他社会学 ) - さつきのブログ「科学と認識」 - Yahoo!ブログにて 数ある陰謀論の中でも「地震兵器」は、その荒唐無稽さにおいては飛び抜けている。だから、まだ入信していない予備軍を説得するのは、他の陰謀論と比べれば比較的容易だと考えて良いのかもしれない。これができないようであれば、おそらく「911陰謀論」も撃退できないであろう。もはや「論外です」の一言で済まされる話ではなくなっていると思う。 との話が。 というわけで、飛び抜けて荒唐無稽な「地震兵器」陰謀論の、何がどう荒唐無稽なのかという話をしようと思う。 人工的に地震は起こせるか これはまあ、できる。できるから地震兵器などという妄想が生じているわけで。 人工的な地震には

    地震兵器のどこが「論外」なのか - 妄想科學倶樂部
    cubed-l
    cubed-l 2011/04/26
  • 「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン - 妄想科學倶樂部

    「代替医療」とは英語のalternative medicineの訳語で、来は「効果は認められているが作用機序不明な伝統医療」や「効果の程も怪しい民間療法」「最先端の仮説に基く治療法だが真偽がはっきりしていないもの」などを広く含む用語である。 つまり、「治療効果は物だけど科学理論で解明できてない」から「科学的だけど治療効果は疑わしい」「単なる健康法」、果ては「まったくのニセモノ」までが全部一括で「代替医療」と呼ばれているわけだ。 これはマズい。 なにが拙いって、"医療"の2文字が入っているために一見して正しく治療効果のある医療行為であるかのような印象を与えてしまうことが、だ。 東洋医学のように経験的に効果は認められている(が理論化されていない)ものを呼ぶ呼称としては悪くないのだが、ホメオパシーのように原理的にも実証的にも効果のなさがはっきりしているものや心霊治療のようなオカルトまでもが含

    「代替医療」ではなく「ニセ医療」と呼ぼうキャンペーン - 妄想科學倶樂部
  • ニセ科学批判の科学的効果 - 妄想科學倶樂部

    そもそもニセ科学批判活動の効果というものは、測定したり検証したりできるものなのだろうか? 有効かどうかもよくわかっていないものを、彼らは“いいと信じて”やっている、ということなのだろうか? もしそうだとしたら、それって、彼らが批判するものたち(たとえばホメオパシー)と、その点じゃたいして変わらなくね?って思ったんだった。……は? いやあの、科学的見地からの批判の土俵はあくまで自然科学範囲の話で、従ってその責任範囲も自然科学に留まるのだけれど。 それを社会学の方面から見て批判されても困る。 大体、科学者だからって活動のすべてを科学的に処理しているわけじゃない。時には政治的立場から発言し、時には非科学的な物語に興じ、時には道徳的見地から行動する。そのいちいちを「科学的にどういう効果があるんですか」なんて問い詰めることに何か意味があるだろうか。 「経済学者が政策批判とかしてるけど、それで結局どの

    ニセ科学批判の科学的効果 - 妄想科學倶樂部
  • 間違った思考が悪なら、高みの見物は最悪だ。 - 妄想科學倶樂部

    する側にばかりいると意識に上り難いところなのだが、ヲチというのは大変に趣味の悪い行為なのだということを認識した。 長くWebで活動しているから、ヲチに加わったこともヲチされる立場になったことも何度かある。しているときは大概「されるだけの理由があるよな」とか思っているわけだが、される側に回ると非常に気分が悪い。なんとなれば、所謂「上から目線」だからだ。 上から目線というのは、単なる批判や中傷とは異なる。それは距離を置いた嘲りである。 間違ったことを言ったならば批判は免れまい。或いは、そうでなかったとしても意見を異にする人物からの反論、あるいはまったくの中傷などが行なわれる場合もあろう。それはそれで対処のしようがある。 しかしヲチの場合、直接のアプローチは何もない。ただ、どこか知らぬ場所から見下ろして嗤っているだけである。 間違った思考であれ、表明すれば何らかの反応がある。「そういう考え方をす

    間違った思考が悪なら、高みの見物は最悪だ。 - 妄想科學倶樂部
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    cubed-l 2008/03/14
  • TRPG論:対戦から予定調和へ - 妄想科學倶樂部

    最近のTRPGに顕著なシステムとして「ハンドアウト」というものがある。 語源としては、講演や会見などに際し事前に配布される資料のことを指す。TRPG用語としても大まかには事前配布資料を指すことに変わりはないのだが、それがゲームシステムに組み込まれているというのはどういう意味なのか。 一括りにハンドアウトと呼ばれはしても、内容は様々である。 広義のハンドアウトは、プレイヤーに対し事前に通知される全情報が含まれることになる。」「今日のシナリオはダンジョンものだ」「魔法使いが一人は欲しい」「君たちは冒険者として、この町の酒場にいる」、いやもっと言えば「システムはこれを使う」までもが広義のハンドアウトに含まれる。 しかし、こうした情報はTRPGの開闢以来ずっと開示され続けてきたもので、わざわざシステムとして規定するようなものではない。 実際にハンドアウト制を採るシステムのリプレイやシナリオを見る限

    TRPG論:対戦から予定調和へ - 妄想科學倶樂部
    cubed-l
    cubed-l 2007/12/26
  • 覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報

    「予備知識のない状態でニセ科学を見分けるのは難しい」という指摘があったので、予め警戒しておくべきニセ科学をリストアップしてみる。 量が多くて一度には書ききれないので順次追加。説明だけでなく項目自体増やしていくので、抜けを思い付いた方、間違いを見付けた方は御一報頂ければ幸甚。 広い意味で「間違った情報が信じられている」ものとしては歴史・経済・政治分野などにも多く存在すると思うが、この辺りは厳密な検証が困難であり泥沼化しやすいので割愛する。 また「かつて支持されていたが棄却された仮説」は科学的にニセだったわけではないので取り上げない。「科学の原則に則っていないニセ科学」と「科学に則してはいたが誤りだった仮説」は別物なので注意。 医学系 医学は勿論科学を元に発達した学問だが、多分に経験的である(=効く理由は判らないが効くことは実証されるような状態)ために似非理論が排除し難いのか、或いは患者への説

    覚えておきたい、ニセ科学リスト - 妄想科學日報
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    cubed-l 2007/11/30
    割と有名なものをリスト化
  • ウィルスと細菌の違い - 妄想科學倶樂部

    両者はよく混同される、とりわけ中毒とウィルス性胃腸炎は症状が酷似していることもあってほとんど区別されていないようだが、機序が異なる以上療法や予防法も異なるわけで、ある程度の基礎知識は必要だろう。 細菌は毒性物質を作る 中毒の病原は細菌というより、細菌により生成された毒性物質である。 細菌は主に有機物を養分として分解摂取し、副産物を生成する。これが人間に有益な物質であれば発酵、有害ならば腐敗と呼ぶ。 細菌が発酵/腐敗させられるのは基的に免疫によって防御されていない「死んだ」細胞のみであるから、原則として細菌が直接人体に作用することはない。細菌による炎症などは、表皮の有機物が細菌により腐敗した結果として毒性物質によりダメージを受けるものだ。 品を腐敗させるのは細菌の仕業であってウィルスによるものではない。また腐敗した品を加熱しても、殺菌はできるが毒素は残るので意味がない。 ウィルスは

    ウィルスと細菌の違い - 妄想科學倶樂部
  • テーブルトークRPGとは何「ではない」か - 妄想科學倶樂部

    今月初頭あたりだったか、某所でちょっとした事件を目にして少々考えるところがあったので、ここに纏めておく。 RPGは没入する遊びなので、長くプレイしているうちに色々と見失うことが多い。時々振り返って現在位置を確認しておくのも良かろう。 TRPGは即興劇ではない GM側はある程度話す内容が事前に決まっているものの、プレイヤーは状況に応じてその場で行動を決めねばならないし、GMにしても全てのセリフが一言一句決まっているわけではない。重要人物以外のキャラ、例えば店員などの端役NPCはまったく即興で応じることになるだろう。 けれど、TRPGはそうした即興のやり取りを目的にプレイするものではない。実のところ、情報さえ適切に伝達されれば演技など不要であり、「即興で行動を決定するもの」ではあっても「劇」ではないことに留意されたい。 TRPGは目標達成を競うものではない GMの提示するシナリオには達成すべき

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    cubed-l
    cubed-l 2007/02/13
  • 不可知=無 - 妄想科學倶樂部

    「だからさ、死後の世界とか魂なんてものは存在しないんだよ」科学者はそう断言した。 納得が行かない。科学でも解らないことはまだまだ多いのだから、今は知られていないだけで将来的には発見され、解き明かされるかも知れないではないか。そう反論すると、彼はゆっくりと首を横に振りつつ言った。 「そうでないと考えるに足る根拠を挙げてみせようか」 「まず、君は思い違いをしている。『存在するが観測できていないだけ』ということは有り得ない。 いいかね、凡そこの世界に影響を及ぼしている限りは、何らかの手段で観測可能なのだ。捉えることのできない暗黒物質でさえ、僅かな重力からその存在が検出されている。 こう考えて見給え。生命というものを『単なる細胞の集合体が、不可知の領域からの作用を受けて自律的に存在を持続させているもの』と仮定する。この『不可知の領域』が所謂霊的世界、『作用』が魂に相当するわけだが、そのように明白な

    不可知=無 - 妄想科學倶樂部
  • 知的に怠惰な人が騙される:リテラシーというもの - 妄想科學倶樂部

    科学とは「ナゼ」を追求するものではないのか 正にその通りではあって、科学とは来「何故」を問う学問であるから、それに答えている(或いは答えようとしている)ものが科学、そうでないのが非科学なのだ。 が。 「何故」を説明しているかいないか、それが判断できないから非科学に引っ掛かるのだ、ということが問題。 科学は常にエラーを訂正し補強し続けてきた、唯一の系である。その自己検証性故に信頼性があるのだが、利用の際にいちいち前提理論の検証を繰り返すのではとても使いようがないから、既に幾度となく検証され確かさが認められている部分については、原則として(それを揺るがすような事態にまで発展しない限りは)無条件で利用するという諒解がある。 そうすると、科学に詳しくない人にとってはある種ブラックボックス化して、データを入力すると結果が出てくる仕組みに見えてしまう。 この構造は非科学でも一緒で、途中説明が単に省略

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  • コミュニケーションとは情報伝達のことではない - 妄想科學倶樂部

    往々にしてヲタク諸氏は自らのコミュニケーションスキルの低さを嘆く。彼らとてそのことに自覚はあるのだ。にも関らず状況が改善しないのは、コミュニケーションについて根的な勘違いをしているからに他ならない。 一般社会で要求される「コミュニケーション」とは情報を相手に伝達することではなく、相手の意思を推測することである。 一般にヲタク諸氏の情報伝達技能は決して低くない。それどころか社会的平均を大きく上回るだろう。これはとりわけ、文筆に於いて饒舌なことからも明らかだ(対面でその饒舌さが鳴りを潜めるのは、また別の話)。 にも関らずコミュニケーションスキルが低いと見做されているのは、相手の真意を図ることができないからだろう。 これはとりわけ会社組織などで顕著な傾向で、報告でも何でも求められているのは「相手が望む情報」であって、断じて「端的な事実の伝達」などではない(まだ社会に出ていない諸兄は学校教育に於

    コミュニケーションとは情報伝達のことではない - 妄想科學倶樂部
    cubed-l
    cubed-l 2006/11/17
    用語が不安定になってるのかなぁ。ここでオタクが求めているとさえるものは「スキンシップ」じゃないかな
  • ググれ文化圏と教えて文化圏 - 妄想科學倶樂部

    モヒカンはmixiでもモヒカンだった - アソコがモヒカン族 - モヒカン族経由でmixiの「ググれ」コミュに於ける「ググれと一蹴するのは横暴な気がするのですが」トピックを読む。機種依存字で項番号を振るトピック作成者に対し、わざわざ項目に曜日を振って*1答える行為自体が「ググれ」と同じで無自覚な行為に対し注意を喚起する意図があるのだろう。 ここでの議論は平行線を辿っている*2ようだが、すこしばかり「どちらが合理的か」考えてみたい。 ググれ派の主張は大まかに言って(多分)以下のようなものだ。 自己学習の上での質問ならば答えるが、そうでなければまず学習方法を学ばせる必要がある 学習習慣の無いものに答えだけ教えると、頼り切りになって宜しくない 学習を啓蒙することで「教えて」の割合を減らし、できれば彼ら自身教える立場になって欲しい これをして「魚をくれというものに釣り竿の効果を啓蒙する」と表現して

    ググれ文化圏と教えて文化圏 - 妄想科學倶樂部
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