年忌と呼ぶ周期で4年ぶりとなる沖縄県八重瀬町志多伯の7年忌豊年祭(24、25日)の舞台で250年以上前のものという三線が修復され、久々に音色が響く。集落の神谷門中に伝わる品で地謡を務める琉球古典音楽野村流保存会の師範、神谷清一さん(63)が奏でる。
沖縄戦もくぐり抜けた父の形見の三線が地震で破損し、残念そうに手にする吉永安正さん=18日、大阪府茨木市東奈良(吉永英子さん提供) 沖縄戦をくぐり抜けた三線が使用不能に―。久米島出身で大阪府茨木市に住む吉永安正さん(88)が父の形見として大切にしてきた三線が18日、大阪府北部の地震で破損した。さおの先端部分が折れた。三線は沖縄戦で一時地中に埋まっていたのを、戦後、父親が掘り出し、再び弾き始めた思い入れの深いもの。安正さんは「心が痛い」と悲しんだ。 戦時中、久米島に住んでいた安正さん。父は自宅敷地内に避難壕を掘り、家具と一緒に三線も中へ入れて保管した。安正さんは両親、きょうだいらと一緒に自宅から離れ、山中に避難していた。戦闘がやみ、家族で自宅に戻ると、近くに砲弾が着弾した跡があり、三線は保管していた避難壕ごと地中に埋まっていた。 掘り出した三線は、当時、父が祝いの席や遊びで弾き、数少ない娯楽の
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