今月18日に起きた歌舞伎俳優・市川猿之助の“一家心中騒動”。警察による捜査が続いているものの解明されていない謎も多く、収束の気配はまだ見えない。そんな中、自らの名を冠して明治座で公演されていた「市川猿之助奮闘歌舞伎公演」は代役を立てて再開され、一座の熱演が評判を呼んでいる。 「やはり一番の注目の的は、昼の部『不死鳥よ 波濤を越えて』で急遽主演を務めることになった19歳の市川團子さんでしょう。猿之助さんのいとこの市川中車さん、つまり香川照之さんの息子で、将来的にも猿之助の名跡を継ぐことが既定路線だったスター候補。まだ19歳という若さもあって人気は鰻登りで、昼の部が再開されて2日後の22日にはチケットが最終日まで完売となりました。まさに“フィーバー”です」(舞台関係者) 「團子さんに比べると小さく扱われがちですが…」 しかし猿之助の代役は“もう1人”いる。夜の部「御贔屓繋馬」で猿之助に代わって