毛利さんの業績たたえる宇宙記念館、休館へ2008年11月30日8時31分印刷ソーシャルブックマーク 宇宙飛行士・毛利衛さんの出身地、北海道余市町の第三セクター「余市宇宙記念館」が、28日の取締役会で任意解散による会社清算と12月18日から休館にする方針を決めた。同日の株主総会で同意をとりつけ、とりあえずこの冬の間、休館する。入館者が落ち込んで累積赤字が拡大し、債務超過に陥る恐れがあるためという。閉館に追い込まれる可能性が高い。 毛利さんの業績をたたえ、科学教育の拠点として98年4月に開館。総工費約28億円をかけた鉄筋2階建ての建物は宇宙ステーションをイメージしている。開館初年度は入館者15万人を記録したが、01年以降、採算ラインとされる10万人を切った。今年度も景気低迷で入館者が減少し、10月までで3万3千人余りにとどまっている。 資本金9050万円のうち町が75%、残りをニッカウヰスキー