白化するサンゴ。インドネシア・ワカトビ県の海で(2011年3月4日提供、資料写真)。(c)AFP/The Nature Conservancy/ROD SALM 【9月6日 AFP】地球温暖化により海洋がかつてないほど不健全な状態に陥っており、動物や人の間での疾病感染リスクや、世界各地での食糧安全保障リスクが懸念されているとした広範な科学報告書が5日、発表された。 査読を経た研究に基づく今回の成果は、世界12か国の科学者80人によってまとめられた。米ハワイ(Hawaii)州で開かれた国際自然保護連合(IUCN)主催の世界自然保護会議(World Conservation Congress)で専門家らが発表した。 世界各国の指導者と環境問題専門家9000人を集めて開催された今回の会議で、インガー・アンダーセン(Inger Andersen)IUCN事務局長は、「海がこの地球を支えていることは