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Scienceとscienceと生物に関するkamei_rioのブックマーク (1,686)

  • 最大の魚ジンベエザメが人知れず消えていっている恐れ、最新研究

    アフリカのジブチ沖で、漁に使うライトに、プランクトンと若いジンベエザメが引き寄せられる。(PHOTOGRAPH BY TOM PESCHAK, NATIONAL GEOGRAPHIC IMAGE COLLECTION) 希少なクジラ類と船との衝突事故については以前から世界的に問題になっていた。しかし、世界最大の魚類であるジンベエザメも同じように命を落とすケースが多そうなことは、最近までわかっていなかった。2024年5月1日付けで学術誌「Science of the Total Environment」に発表された80人の研究者による合同研究の論文では、海運がジンベエザメにもたらす脅威について定量的な評価が行われた。(参考記事:「【動画】魚群を狩るジンベエザメの撮影に成功、超貴重な映像」) ジンベエザメは体長10メートルになることも多い。インド洋、太平洋、大西洋など、世界中の熱帯から亜熱帯の

    最大の魚ジンベエザメが人知れず消えていっている恐れ、最新研究
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/05/28
    "26の国と地域を対象に、ジンベエザメが集まる場所を地図にまとめ、非営利団体グローバル・フィッシング・ウォッチが提供する大型船の位置情報と重ね合わせた" なるほど
  • 科学記事に擬人化はどこまで許されるか|いわさきはるか

    正直月末になり、やることはいっぱいあるのだけれど、どうしても書かずにいると頭の中が持っていかれそうなので書いておくことにする。 ベニガオザルが死亡個体に対し交尾行動を取った、という報告が話題だ。 この報告の主旨は「ベニガオザルの死生観」である。 性行為は子孫を残すために行うので、子どもを生めない「死体」に行っても意味がない。つまり「死体」に対して性行為を行うということは「死」(=生物として「終わった」状態であること)という概念を持っていないのではないか、ということだ。 この報告は人間以外の動物が「死」をどのようにとらえているか知る上で、とても大切だと思う。 このため、たくさんの新聞社や科学メディアで取り上げられているこの研究だが、一部の記事で「屍姦」という言葉が使われ、非難の声が上がっている。 屍姦という言葉は、死体に対して姦淫する人間の性的嗜好を表す言葉だ。 「姦」という漢字には「道に外

    科学記事に擬人化はどこまで許されるか|いわさきはるか
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    kamei_rio 2024/05/27
    "人間に人間の価値観があるように、動物には動物の価値観があることを忘れてはいけない。そこに上下がないことも。"
  • ほぼ腕のない新種の肉食恐竜を発見、約7000万年前、パタゴニア

    新たに発見された恐竜コレケンの復元図。(ILLUSTRATION BY GABRIEL DIAZ YANTÉN) すべてはかぎ爪から始まった。アルゼンチンのラ・コロニア累層で恐竜の化石を探していたとき、古生物学者たちが岩石から突き出た足の指の骨に気付いた。さらに掘り出して調べてみると、鼻の低い肉恐竜アベリサウルス類の新種と判明した。小惑星の衝突によって白亜紀が終わる数百万年前、太古のパタゴニアを歩いていた肉恐竜だ。この発見は5月21日付で学術誌「Cladistics」に発表された。 アルゼンチンにあるエジディオ・フェルグリオ古生物博物館の古生物学者ディエゴ・ポル氏らは、この恐竜をコレケン・イナカヤリ(Koleken inakayali)と命名した。パタゴニア東部の先住民族テウェルチェの首長だったイナカヤルにちなむ名前で、テウェルチェ語で「粘土と水から生まれる」という意味だ。

    ほぼ腕のない新種の肉食恐竜を発見、約7000万年前、パタゴニア
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/05/24
    "肩の骨は巨大でしたが、腕は極端に短く、短い指が何本かありました。獲物の捕獲には全く役立ちませんが、なぜかかなり柔軟でした。この前肢を何に使っていたのかはまだわかっていません"
  • チャバネゴキブリは世界をどう征服したのか、250年来の謎を解明

    チャバネゴキブリ(Blattella germanica)は、約2100年前、現在のインドとミャンマーにあたる地域でオキナワチャバネゴキブリ(Blattella asahinai)から進化した可能性が高い。(PHOTOGRAPH BY OZGUR KEREM BULUR/SCIENCE PHOTO LIBRARY) 夜でもべようとベッドから起き上がり、キッチンの明かりをつけると、冷蔵庫の下にツヤツヤと光る茶色い昆虫の群れがうごめいているのを見つけた経験はないだろうか。その昆虫とはもちろん、チャバネゴキブリ(Blattella germanica)だ。 この嫌われ者の訪問客は、どのようにして世界に悪名をとどろかせる害虫となったのだろうか。5月20日付けで学術誌「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」に発表された新たな研究によると、その答えはチャバネゴキブリのDNAに記されていた。 いつ、ど

    チャバネゴキブリは世界をどう征服したのか、250年来の謎を解明
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    kamei_rio 2024/05/23
    "やがて野生を捨てて人間のそばに潜んで生きるようになり、約1200年前、中東に姿を現した" そんなペットの犬猫みたいな
  • サメやコウモリなど「怖い生きもの」も保護を、推す若手研究者

    バハマで撮影されたニシレモンザメ(Negaprion brevirostris)。他の多くのサメと同様、人に危害を加えることはない。(Photograph by David Doubilet, National Geographic Image Collection) ジャイアントパンダやコアラなど人の心をわしづかみにする動物たちは、愛くるしく、思わず抱きしめたくなるという共通項がある。ぬいぐるみにすれば子どもたちに大人気のおもちゃになる動物たちだ。「でもブロブフィッシュがぬいぐるみになることはありません」と、生物学者でコメディアンのサイモン・ワット氏は皮肉交じりに言う。氏は、見過ごされがちな動物たちの認知度を上げるために、「醜い動物保護協会(Ugly Animal Preservation Society)」というウェブサイトと活動組織を立ち上げた。 「ほとんどの動物はかわいくありません

    サメやコウモリなど「怖い生きもの」も保護を、推す若手研究者
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    kamei_rio 2024/05/21
    "「ほとんどの動物はかわいくありません」とワット氏。その上、「怖い」とか「醜い」とかという印象を抱かせるとなると、その動物の保護活動はさらに困難になる"
  • スカンクの白黒は本当に激臭の「警告色」なのか、初の検証結果

    シマスカンク(写真は米国テキサス州で撮影)は妨害を受けると、強烈な刺激物質を噴射する。(PHOTOGRAPH BY ROLF NUSSBAUMER/NATURE PICTURE LIBRARY) ほとんどの人はシマスカンクに遭遇したら、すぐに道を譲らなければ強烈な悪臭を放たれることをわかっている。しかし、野生動物はスカンクの有害さをどのように知るのだろう? クマ、オオカミ、ピューマといった手ごわい捕者でさえ、白黒のシマスカンクを襲うことはほとんどない。 このたび、その真相が初めて明らかになった。ほとんどの捕者は、生まれつきシマスカンク(Mephitis mephitis)を恐れているわけではなく、試行錯誤によって避けるべきだと学んでいるという。論文は4月18日付けで学術誌「Animal Behavior」に発表された。 信じられないかもしれないが、シマスカンクの白黒のしま模様が警告色か

    スカンクの白黒は本当に激臭の「警告色」なのか、初の検証結果
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/05/17
    "スカンクの悪臭を平均2.4回浴びせられただけで、コヨーテたちは教訓を学んだ。もし100%本物の臭液を使用していたら、たった1回で学習したのではないかとスタンコウィッチ氏は考えている"
  • お風呂の床のタイルに古人類の骨、ネットで話題、人類学者ら興奮

    数十万あるいは数百万年前、トラバーチン(石灰岩の一種)の中で化石化した古人類のあごの骨。トラバーチンはタイル用に切断され、このあごの骨の断面は床のタイルになった。(PHOTOGRAPH COURTESY KIDIPADELI75) 個人宅の床のタイルに古い人類の骨が埋まっている写真が米国の掲示板型ソーシャルサイト「レディット」に投稿され、大きな話題になっている。科学者が長年にわたり発掘調査を行ってようやく見つかるような発見だ。「またインターネット上のつくり話か」と思うかもしれないが、写真を見て納得しない人はいないだろう。磨かれた石材の表面に埋まっているのは、少なくとも5の歯が水平方向に切断された下あごの骨だ。 匿名の投稿者はトルコの歯科医で、一目であごの骨とわかったと述べている。トラバーチン(石灰岩の一種で、建材として使われる)に閉じ込められたあごの骨には、まだ名前もなく、正体もわかって

    お風呂の床のタイルに古人類の骨、ネットで話題、人類学者ら興奮
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    kamei_rio 2024/05/14
    "トルコとその周辺は、人類の祖先がアフリカ、アジア、ヨーロッパ間でどのようにつながり、移動したかを理解するうえで極めて重要な地域" なるほど。変わった性癖の人類学者では無いと
  • 人間とタコは、「友だち」になれるのか?

    ――日人は昔からタコが大好きです……主にべ物として。ですがタコは非常に好奇心旺盛で、番組やでも見られるとおり、人間に対しても興味津々に近づいてきますよね。我々をサメのような捕者として恐れないのはなぜなのでしょうか? とても良い質問ですね(笑)。タコがいかに早く「信頼すること」を学ぶかについて、私はいつも驚かされ、感動しています……。殻も牙も爪も持たないタコは、非常に脆弱な生き物です。自分の身を守るものは何もありません。それでもタコは、その極端な脆弱性を上回るほどの衝動に駆られた好奇心を見せるのです。 私は、タコのこの特性は、親の世話を受けないことから来ていると考えています。タコは卵からかえった瞬間から完全にひとりぼっちです。指導してくれるタコはいません。そして、ほとんどの種が1~2年しか生きられない、とても短命な生き物です。でも、だからこそタコは、どんな機会も学びの経験と捉えるのだ

    人間とタコは、「友だち」になれるのか?
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/04/26
    "タコの脳はドーナツ形で喉の周りに巻かれていますが、タコのニューロンの2/3は8本の腕に分散されています" 人間と構造が全然違うのに賢い、ので異分野からも熱視線を浴び今が旬と
  • 漬物は「常温で長期保存」できるのに、なぜ「浅漬けはダメ」なのか…? まさに「命がけ」の試行錯誤から生まれた「腐敗させない」4つの条件(中島 春紫)

    調味料の「酢」「醤油」「味噌」はもちろん、「漬け物」「納豆」「鰹節」「清酒」さらには「旨味調味料」もーー。微生物を巧みに使いこなし、豊かな発酵文化を築いた日。室町時代にはすでに麴(こうじ)を造る「種麴屋」が存在し、職人技として発酵の技術は受け継がれてきた。 実は科学の視点から現代の技術で解析を進めるにつれて、そのさまざまな製造工程がいかに理にかなったものであるか、次々に明らかになっている。発酵品を生み出した人々の英知に改めて畏敬の念を覚えつつ、このような発酵品について科学的な側面から可能な限り簡明に解説していく。今回は、発酵品を製造するために必須な「4つの条件」について解説します。 発酵品の安全性とは? 一般の人々は微生物の存在を意識することなく、発酵品を生産・消費している。納豆やヨーグルトは微生物の働きで作られることは知識として知っていても、実際に微生物を目にしたことのあ

    漬物は「常温で長期保存」できるのに、なぜ「浅漬けはダメ」なのか…? まさに「命がけ」の試行錯誤から生まれた「腐敗させない」4つの条件(中島 春紫)
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/04/25
    "乳酸菌は大量の乳酸を生成してpHを低下させる、つまり酸性にすることにより、中性付近のpHを好む雑菌を死滅させて自分たちに都合の良い環境を作り上げる" やはり乳酸は裏切らない
  • “サイボーグゴキブリの群れ”をコンピュータで操作 阪大らがナビシステム提案

    このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 X: @shiropen2 大阪大学とシンガポールの南洋理工大学に所属する研究者らが発表した論文「Natural-artificial hybrid swarm: Cyborg-insect group navigation in unknown obstructed soft terrain」は、生きている昆虫(マダガスカルオオゴキブリ)に小型の電子制御装置を取り付けてサイボーグ化し、複数のサイボーグゴキブリを群れとして制御することで、未知の複雑な地形を移動させるナビゲーションシステムを提案した研究報告である。 従来のロボットは、障害物回避や未知環境への適応、長時間の稼働といっ

    “サイボーグゴキブリの群れ”をコンピュータで操作 阪大らがナビシステム提案
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    kamei_rio 2024/04/24
    "近くに仲間が十分にいるときは自由に動き回ることを許容し、離れすぎているときはグループに近づくように電気刺激で制御する" 失敗すると電流が走るピアノで鍛えた赤城あんなみあるな。無いな。
  • 【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初

    コウテイペンギンのひなが高さ約15メートルの棚氷の崖から飛び降りる様子を初めて撮影した。この映像は、2025年4月の「アースデイ」にナショナル ジオグラフィックとディズニープラスが放送する『ペンギンの秘密(Secrets of the Penguins)』シリーズに登場する予定。(Video by Bertie Gregory) まるで最初に湖に飛び込む勇気のある人を待ちながら、崖の上に群がる10代の若者のように、生後数カ月のコウテイペンギン数百羽が、高さ約15メートルの南極の棚氷の上に集まっている。 空腹に駆られたひなたちは、崖の縁をのぞき込み、まるでこの高さから南極の海に飛び込んでも大丈夫かどうかを考えているかのようだ。 そして、1羽のひなが飛び込んだ。 傍観していたひなの中には、首を伸ばしてそのひなが真下の氷の海に落下し、水しぶきを上げる様子を見つめる者もいる。数秒後、ひなは水面に浮

    【動画】棚氷の崖から落ちるコウテイペンギンのひなたち、初
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    kamei_rio 2024/04/17
    "科学者によると、コウテイペンギンのひながこのような高い崖から飛び降りる様子を映像でとらえたのは初めてだという" 海への入り方の中でも特殊だと
  • 窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」が発見される、生物学の教科書が書き換えられる新発見

    生物学の教科書には、生物界を三分する細菌・古細菌・真核生物のうち、空気中の窒素を生命が利用できる形に変換する窒素固定ができるのは一部の細菌と古細菌だけだと記されています。新たに、真核生物に属する藻類の一種が細胞の中に窒素を固定する細胞小器官(オルガネラ)を持つことが判明したとの論文が発表されました。ミトコンドリアや葉緑体のように、元は別々の生き物が共生関係を超えて細胞小器官へと進化したのは、長い生物の歴史の中でこれが4例目とされています。 Metabolic trade-offs constrain the cell size ratio in a nitrogen-fixing symbiosis: Cell https://www.cell.com/cell/fulltext/S0092-8674(24)00182-X Nitrogen-fixing organelle in a ma

    窒素を固定する細胞小器官「ニトロプラスト」が発見される、生物学の教科書が書き換えられる新発見
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/04/15
    "真核生物に属する藻類の一種が細胞の中に窒素を固定する細胞小器官(オルガネラ)を持つことが判明(中略)共生関係を超えて細胞小器官へと進化したのは、長い生物の歴史の中でこれが4例目"
  • 火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明

    英国イングランド東部ケンブリッジシャー・フェンズの凍った湖。この地方には様々な湿地や泥炭地があり、そこから幽霊や妖精の伝説が数多く生まれた。(PHOTOGRAPH BY PAUL HART) 深い霧に包まれた沼や湿地は、いかにも怪談やホラー映画の舞台になりそうだ。暗闇に光る火の玉や霧の向こうの黒い魔犬、妖精がつくる謎の輪など、昔から奇怪なものを見たという目撃談に事欠かない英国のイングランド東部も例外ではない。今でも、日が沈んで暗闇に包まれた沼地にひとたび迷い込めば、腐った水と黒い泥に足を取られ、底なしの沼に引きずり込まれてしまわないとも限らない。(参考記事:「人間の足が続々漂着「セイリッシュ海の謎」、科学で解明」) 北海からケンブリッジまで広がる面積約3900平方メートル(ほぼ滋賀県の面積に相当)の沼沢地帯は、地元では「ザ・フェンズ」と呼ばれている。フェン(fen)には英語で「沼沢地」とい

    火の玉や「妖精の輪」など、湿地の怪奇現象を科学で解明
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    kamei_rio 2024/04/12
    "湿地のなかに、なぜか植生が明らかに周囲と異なる場所がある" 妖精の輪。死体からの液体でその場の植物が死滅した後、特定の植物だけ繁殖するケースがあると
  • シャチの新たな集団を発見か、研究者も驚く未知のタイプ、太平洋

    太平洋のシャチには、「オーシャニック(外洋)型」と呼ばれる第4のタイプが存在する可能性がある。画像は、米国カリフォルニアのモントレー湾を泳ぐオーシャニック型のシャチ。(PHOTOGRAPH BY SLATER MOORE PHOTOGRAPHY) シャチは通常、海岸線沿いにとどまる傾向にあるが、大海原をわたり、クジラなどの大きな獲物をとる新しいタイプの群れが新たに見つかったかもしれない。学術誌「Aquatic Mammals」に2024年3月14日付けで発表された研究によると、米オレゴンやカリフォルニアから遠く離れた外洋で、何度もシャチが目撃されているという。多くは大陸棚よりずっと沖合で、水深は約4500メートルに達する場合もある。 「少なくとも北太平洋では、これまでに外洋のシャチを対象とした格的な研究が行われた例はありません」と、研究リーダーを務めたカナダ、ブリティッシュ・コロンビア大

    シャチの新たな集団を発見か、研究者も驚く未知のタイプ、太平洋
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    kamei_rio 2024/04/04
    "これらのシャチがトランジェント型のサブグループか、あるいは完全に独自の集団であることを意味するとマキネス氏は言う"
  • 「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明

    米フロリダ州のレインボー川のロングノーズガー。ロングノーズガーは、西はテキサス州、北はカナダのケベック州にかけて生息している。(PHOTOGRAPH BY ALEX MUSTARD/NATURE PICTURE LIBRARY) チャールズ・ダーウィンが1859年に「生きた化石」という言葉を作って以来、多くの種がこの称号を手にしている。けれどもこのほど、脊椎動物ではガーという魚が最もその名にふさわしい生物であることが明らかになった。しかも、他を大きく引き離しての一等賞だ。論文は2024年3月4日付けで学術誌「Evolution」に発表された。 ガーは鋭い歯をもつ魚雷のような姿の魚で、長い歳月の間にほとんど変化していないことで知られる。現生の7種のガーには、古代のガーの化石と驚くほど多くの類似点がある。そこで、米エール大学のチェイス・ブラウンスタイン氏とトーマス・ニア氏が率いる研究チームが、

    「生きた化石」脊椎動物の1位はガー、桁違いに遅い進化が判明
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    kamei_rio 2024/04/03
    "ガーの進化が遅いのは、ほかの生物に比べてDNAの修復機構が効率よく働いているためと考えられるからだ" そういうのもあるのか
  • まるで「白無垢」姿の新種のヒラムシを発見、深海に沈んだ木から

    ヒラムシは主に浅瀬に生息するが、3000メートルの深海からも一部が発見されている雌雄同体で肉の生き物。プラナリアやサナダムシなどが仲間の扁形動物だ。 桜美林大学リベラルアーツ学群の大矢佑基助教(分類学・系統学)は日頃から野外調査に加え、「世界中のヒラムシを見つけたい」と、インターネットでも情報を集めている。2019年2月、三重県鳥羽市の鳥羽水族館のブログで、深海の沈木で発見されたという真っ白なヒラムシを見つけた。大矢助教は当時北海道大学の大学院生で、鳥羽水族館に頼んでこのヒラムシを北海道まで送ってもらい、標を作った。 観察した結果、ヒラムシの中でも世界で12種が報告されている「ペリケリス」という種類であることは分かったが、ペリケリスは派手な色味や模様がある種類も多い中で、今回は真っ白だった。深海域で発見されたのも初めてという。また、この種類に特有の目がなく、交接器の形状がこれまで報告さ

    まるで「白無垢」姿の新種のヒラムシを発見、深海に沈んだ木から
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    kamei_rio 2024/04/01
    "見た目の白さからラテン語で「雪のように白い」という意味を持つ「ニベア」を用いて、学名を「ペリケリスニベア(Pericelis nivea)」とした" ニベアフォーヒラムシ
  • 世界一長距離を移動する淡水魚が判明、南米アマゾンの巨大ナマズ

    ブラキプラティストマ・ルソーイ(Brachyplatystoma rouseauxii)という巨大ナマズ。写真は、ブラジルの若い個体。金色の体が特徴。(PHOTOGRAPH BY PROFESSOR DR. DIEGO ZACARDI AND MSC. FABÍOLA SILVA) 数十年前、ロナウド・バーセム氏がブラジルのアマゾン川河口域で巨大ナマズの一種、ブラキプラティストマ・ルソーイ(Brachyplatystoma rouseauxii)の研究を始めたとき、困惑したことがあった。それは、おとなの魚がいなかったことだ。成長すると体長2メートルほどになる金色の魚は、いったいどこで産卵しているのだろうか。 長年にわたる調査の結果、驚くべき答えが明らかになった。この魚は、いくつかの国を越え、南米大陸の反対側であるアンデス山脈のふもとまで、はるばると旅をしていた。2023年11月に学術誌「F

    世界一長距離を移動する淡水魚が判明、南米アマゾンの巨大ナマズ
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    kamei_rio 2024/03/26
    "2024年2月、ボン条約の回遊魚に、このB. ルソーイと、同じくアマゾンの巨大ナマズであるピラムターバが加わった。これは、南半球の魚で初めてのことだ"
  • 花はなぜ散る? 仕組みを解明、長持ちする花への応用も期待

    ひさかたの光のどけき春の日に しづ心なく花の散るらむ 平安の歌人、紀友則(きのとものり)が詠んだ一首。古今和歌集に収められ、小倉百人一首でもお馴染みだ。「日の光がのどかに降り注ぐ春の日に、桜はなぜ、落ち着いた心もなく、散っていくのだろう」といった意味だが、その答えは令和の世に出た。「オートファジーが働いているから」。細胞内の老廃物を細胞自ら分解する仕組みで、日人がノーベル賞を受賞したことで知られる。これが、花が散る仕組みまでも握っていることを、奈良先端科学技術大学院大学、理化学研究所などの研究グループが解き明かした。 細胞の重要なメンテナンス機能 オートファジーは、細胞内の古くなったタンパク質や細胞小器官を、細胞自ら分解(自作用)して再利用する仕組み。真核細胞に備わり、細胞内を浄化し、またアミノ酸などの必要な分子を作って細胞を存続させている。動植物が健康を保つために欠かせない、細胞の重

    花はなぜ散る? 仕組みを解明、長持ちする花への応用も期待
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    kamei_rio 2024/03/25
    "花が散るのは、ジャスモン酸を引き金とするオートファジーの仕組みによることを解明した"
  • “死の罠”の花を幼虫のエサにするキノコバエ、常識を覆す関係が判明

    花粉を体に付けたキノコバエを水差しのような形状をした花序(かじょ、花の付いた茎全体)の中に死ぬまで閉じ込めながら受粉していると考えられていた植物のテンナンショウに、キノコバエも卵を産み付けて幼虫を育てる場に利用していることを神戸大学大学院理学研究科の末次健司教授(植物生態学)らが発見した。キノコバエの一部は産卵後に花序から脱出しているとみられる。テンナンショウがキノコバエをだまして見返り無く受粉に使っているという常識を覆し、両者が助け合う共生関係になりつつある可能性を示している。 ナンゴクウラシマソウ(サトイモ科テンナンショウ属)の花に引き寄せられたキノコバエのうち、イシタニエナガキノコバエのみ産卵と脱出ができるものがいる。ふ化したキノコバエの幼虫は腐った部分をべて育つ(イラスト・神戸大学西垣宏紀さん、末次健司教授) 虫に花粉や蜜を与えて多くの花を訪れてもらうことで受粉し、種子を残す植物

    “死の罠”の花を幼虫のエサにするキノコバエ、常識を覆す関係が判明
    kamei_rio
    kamei_rio 2024/03/13
    "今は花粉を運んだ虫の一部をそのまま殺してしまうものの、一部には逃げられている。(中略)相利共生、いわゆる助け合いのような関係に移行している段階かもしれない" エモい
  • 世界に広がる鳥インフル、南極でも初確認、各地で動物が大量死

    ヨーロッパ各地でモニターされている41カ所のシロカツオドリのコロニーのうち40カ所で、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N1亜型)に感染した個体が何千羽も死亡している。(PHOTOGRAPH BY JASPER DOEST, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 2023年12月、米アラスカのホッキョクグマで高病原性鳥インフルエンザの陽性反応が確認された。ホッキョクグマの感染が確認されたのは、これが初めてだった。2024年2月末には、南極大陸にあるアルゼンチンの研究基地の近くで、「H5N1亜型」として知られるこのウイルスに感染した海鳥が数羽死んでいた。南極大陸での感染の確認も初めてだった。 現在、北極と南極で鳥インフルエンザが大流行しており、アフリカからアジアやヨーロッパまで、数十種の鳥類や哺乳類が感染している。2023年10月に学術誌「ネイチャー」に掲載された記事によれ

    世界に広がる鳥インフル、南極でも初確認、各地で動物が大量死
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    kamei_rio 2024/03/13
    "野鳥であれ飼育鳥であれ、ほかの鳥たちにワクチンを接種する方法はまだ見つかっていない" 確かに。やりようがあるのだろうか