長年使われてきたものの正式な標準が定められていないsyslogプロトコルについては、現在Internet Engineering Task Forceが標準化作業を進めているところだが、そうした動きに水を差したのが、中国のシンセンに所在するHuawei Technologies社による特許出願だ。 syslogは、デファクト標準の1つと言って差し支えない使われ方がされています。これは逆に“正式”な標準(公式に文書化されたもの)が定められていないことも意味しています。また現行のsyslogには、セキュリティ面での不備もいくつか確認されています。IETFワーキンググループは、こうしたセキュリティ面の問題を解決するために組織されました。これに付随して、プロトコルそのものの標準化を行う必要があります。既に1つの標準としてRFC 3195がリリースされています。もっともこのRFC 3195には従来の