NTTが、フォトニック結晶と呼ばれる光の人工結晶を用いた微小共振器構造により、世界で初めて光を波長サイズの微小体積に1ナノ秒以上蓄積し、光の伝播速度を空気中の5万分の1以下に減速することに成功したとのこと(日経新聞、 NTT持ち株プレスリリース)。今回の実験は、シリコン基板上に直径200ナノメートル程の穴を三角格子状に配列したフォトニック結晶を用い、 光がこの結晶で反射を繰り返し、通常より1.45ナノ秒遅く出てきたらしい。 これは光を秒速5.8kmまで減速したことを示す。 リリースでは、光の蓄積や減速が自由自在にできれば、高機能な光処理素子や大規模光集積回路、超低消費電力の情報処理回路など従来の光技術では困難と考えられてきたものが実現すると期待されているとしているが、従来の電気信号を元にした技術が光技術に置き換わり、光チップだとか作れるとすごいことになりそうだ。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く