読むべき空気がないハイコンテンツ文化 アメリカは価値観や文化的な背景が異なる人たちが集まっています。よって、言葉で語り尽くさないとお互いの意思が伝わりにくいことが多々あります。こういったコミュニケーションの環境を、ハイ「コンテンツ」カルチャーといって、感覚的に共通するベースが低いぶん、言葉を尽くして伝えるのです。 逆に日本はハイ「コンテクスト」カルチャーといって、以心伝心、あうんの呼吸、空気を読むといったように、言語に頼らない意思疎通がかなり洗練されています。上司が言う前に察して動くことが当たり前だとか、いちいち言葉で説明しないとわからない人は高い評価が得られにくいという話も聞いたことがあります。こういう「空気を読む」というコミュニケーション文化は、ハイコンテンツカルチャーの国では通用しないため、日本人がアメリカないし海外でマネージメントをする時には気をつけなければいけないポイントではない