日本人にとって最初に入った会社や、長く勤めてきた会社には「愛社精神」が湧くのが当たり前だ。一方で、今をときめくGAFA(Google・Amazon・Facebook・Appleの4社の総称)の社員は「愛社精神」とは無縁で、つねに「次はどこに転職しようか」ということばかり考えている。愛社精神がまったくない彼らが、日本企業で働く人たちよりも効率的に働けている理由とは? シリコンバレーで働くエンジニア・酒井潤氏による『シリコンバレー発 スキルの掛け算で年収が増える 複業の思考法』より一部抜粋・再構成してお届けする。 昔から日本人には滅私奉公の精神があります。一度就いた仕事は最後までやり抜く。最初に入社した会社を辞めるのは失礼だ、と考える人が多いのもそのためです。 一方で、基本的にはアメリカ人に愛社精神はありません。自分のスキルが高められるか、認めてもらえるかどうかで会社を評価します。だから、給料
「スタートアップ」という言葉が浸透してテクノロジー系の起業が増えつつある日本だが、起業を意識する学生や若手であっても「大企業かスタートアップか」という選択で悩んだことのある人は少なくないだろう。2012年12月のローンチ以来、グローバルで3000万ダウンロードと大ヒットアプリとなっている「スマートニュース」の生みの親の1人でスマートニュース代表取締役会長・共同CEOの鈴木健氏は、企業規模にこだわることよりも「テクノロジーを使ったビジネスを展開する企業」であることが大切だという。また、テクノロジーを使って何を実現しようとしているかということを見る「審美眼」も重要だという。プロダクトのローンチと起業、挫折、累計91億円の大型の資金調達、海外展開と進めてきて日本を代表するスタートアップ企業の1つとなったスマートニュース。鈴木氏に、その創業ストーリーと、メディア史的な転回点に立つニュースアプリとい
Macを開発した代表的な開発者の1人といわれるビル・アトキンソン氏やAndroidの創業者アンディ・ルービン氏など名だたる人物が創業時メンバーとして並ぶ「General Magic」は2002年に破産しました。しかし、General Magicが存在しなければ現代の技術は生まれていない可能性があるといわれるほど、General Magicはシリコンバレーの歴史上で重要な位置をしめています。これまで知られることがなかった「General Magicで何が起こっていたのか?」を描いたドキュメンタリー映画「General Magic」の予告編が公開中です。 GENERAL MAGIC - OFFICIAL TRAILER - YouTube 1990年代にはデジタル・テレコミュニケーション産業というものは存在しませんでした。 その時代に、「パーソナルコンピューターの次にやってくるもの」を作り出そ
どうも、さっそ (@satorusasozaki) です。 ぼくは「シリコンバレーで世界を変えるプロダクト作る!」という目標を掲げ、3年前に渡米しました。最初の2年間はエンジニアとして活動し、3年目に現地で出会った4人の仲間とスタートアップを始めました。1年少し続けたのですが解散することになったので、今日は以下の3点を中心に、振り返りを書いてみたいと思います。 ・シリコンバレーで現地の人とスタートアップを創業するまで ・スタートアップな生活 ・スタートアップが解散する理由 シリコンバレーで現地の人とスタートアップをするのはどんな感じなのか、できるだけ具体的に想像していただけるように、私生活など、仕事以外のことも織り交ぜながら書いていきたいと思います。これからサンフランシスコ・シリコンバレーに来て何かやってみたいという人のお役に立てれば嬉しいです。 ・・・ スタートアップを始めるまで最初に、
渡米から3年、米国で会社を始めて2年が過ぎました。ひとつの区切りとして、米国で会社をはじめた経緯から、Uberの初期投資家でありLAUNCHの創業者であるJason Calacanis(ジェイソン・カラカニス)氏から投資を受けるまでをまとめました。 自分の失敗や経験が、少しでもこれから米国で挑戦する人の参考になれば嬉しいです。少し長いですが、お付き合いください。 サンフランシスコへシリコンバレー、サンフランシスコと言えば、スタートアップの業界で働いている人であれば、誰もが関心のある土地だと思います。 僕もそのうちの1人でした。学生時代から、Facebook、Twitter、Airbnbなど、世界中で愛されるプロダクトが生まれるこの土地に、そしてそれを作る起業家に、心から憧れていました。 Blogger、Twitter、Mediumの3社の創業者であるEv Williams。Twitterと
【締切は10/14(金)終日中】応募締切迫る!今年度のプログラムも応募締切が迫ってきています。毎年、申込を先延ばしにしていて気が付いた時には締切を過ぎてしまい、涙を飲んだ方々も多数いらっしゃいます。思い立った日が吉日です。少しでも迷っている方は、今一歩を踏み出してみては? より詳しい説明と、過去の参加者の体験談を聞きたい方は、上記の今年度のプログラム説明会のアーカイブ動画をご覧ください。 プログラムのご応募はこちらから! プログラム概要Global Challenge! STARTUP TEAM FUKUOKAは、福岡市が主催する、グローバル起業家育成プログラムです。 2016年から6期連続で開催している本プログラム。これまでに世界で活躍したいと志す延べ1000名以上の方々にご参加いただき、実際に起業し、事業を大きく成長させている研修生も輩出しています。 プログラム内では、スタートアップや
DropboxやAirbnbといった、世界で注目される企業を育てるスタートアップ養成所・Y Combinatorの日本人初の出身者となったAnyPerk・福山太郎氏。独立ベンチャーファンド・ANRIのGeneral Partner 佐俣アンリ氏をインタビュアーとして迎え、世界で注目される起業家の思考法を説いた。(IVS 2014 Springより) 多くの人を幸せにするために、弁護士志望からITへ 佐俣:今、そもそも何でこういう会社やっているのかみたいなことを伺ってみたいんですけれども。 福山:何で起業しようと思ったかは、ソーシャルゲームをつくっていて、もともと世界で使われるようなサービスをつくりたいとか、日本だけにとどまらないものをという思いが個人的にすごくあって。 ソーシャルゲームを選んだのは、その時、どこで作っても世界中にFacebookのプラットホームとかがあって、使えるサービスに
シリコンバレーのスクラムベンチャーズは起業家出身の日本人・宮田拓弥氏が運営するファンドで、2013年の設立以降、スタートアップ26社に投資をしてきた。韓国人起業家ジョン・セジュ(정세주)氏が設立した Noom にも、今年2月に投資をしている。8月にはマーケティング・アウトソーシング・サービスの Lead Genius のシリーズAラウンドに参加するなど、モバイルを使ったヘルス分野に投資を進めてきた。 <関連記事> 健康支援系スタートアップのNoomが、シリーズAラウンドでスクラムベンチャーズ、リクルート等から700万ドルを調達 Googleがスタートアップ向けにマーケティングクイズアプリを公開ほかーーB2Bニュースまとめてインプット 宮田氏は2005年に顔認識技術を開発するサービス「J-Magic」を設立、ミクシィに売却した起業家としての経験と、日本を含むアジアのビジネスネットワークを活用
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2013-04-04 『カンブリア宮殿』日本にシリコンバレーを創る/モビーダジャパン孫泰蔵《READING LIFE EXTRA》 今回に関しては、村上龍さんののめり込み方が違うような気がしました。 いつもは、出演者を立てるように、きっとあえて控えめに振舞っているのに、今日はときに出演者よりも核心的なことを言っていました。 「シリコンバレーの強さは”数”だよ。シャケもあんだけ卵を産むから育つんだよ」 それを聞いた瞬間から、それがシリコンバレーの本質のように思えてならなくなりました。 番組中も孫泰蔵さんはこう言います。 「多産多死のモデルはとても健全」 それに対して、村上龍さんはこう言うのです。 「だから絶対数が必要。当たり前のように失敗するので、絶対数を増やす必要がある」 これは、ちょうど『小さく賭けろ!』(日経BP社)の論旨に一致します。僕はこの本と出会って、起業というものの本質に気づき
新事業を中心に、日米の大企業・ベンチャー・投資家等のアドバイザーを務める。多摩大学(MBA)客員教授。Net Service Ventures、500 Startups、Founder Institute、始動Next Innovator、福岡県他の起業家メンター。BCG東京、米CSC、CSK/セガ・グループ大川会長付、投資育成会社General Atlantic日本代表などを経て、現在に至る。「エコシステム・マーケティング」など著書多数。訳書に『ザッポス伝説』(ダイヤモンド社))、連載に「インキュベーションの虚と実」「垣根を超える力」などがある。 インキュベーションの虚と実 今、アメリカでは“スタートアップ”と呼ばれる、ベンチャー企業が次々と生まれている。なぜなら、そうした勢いある起業家たちを育てる土壌が整っており、インキュベーターも多く、なにより、チャレンジを支援する仕組みが存在するか
シリコンバレーの歴史、40年間続くモデルの“Disrupt”、スタートアップの資金調達にみえる課題などについてお伝えした前編に続いて、後編をお届けします。 ネットサービス・ベンチャーズ(NSV)の役割と日本企業 NSVの加藤雅巳さんがベンチャーキャピタルやシリコンバレーの投資について調べてみたところ、2010年は全米の投資の3分の1強がシリコンバレーで行われていたそう。2007年くらいとの比較するとVC投資金額に縮小はみられるものの、シリコンバレーに流れる比率は当時も今も3分の1で変わらない。それだけシリコンバレーは重要なエリアだといえる。 ここには当然日本の企業も目をつけるし、シリコンバレーにオフィスを構えたりVCにお金を入れたりということをしてきた。でも日本企業特有の、競争より管理・秩序の重視、失敗を許さない文化、人や情報の流れに閉鎖的といった性質もあって、これまでの取り組みは成功して
ポール・グレアム「スタートアップ・ハブが成功している理由」を翻訳しました。なお翻訳にあたりtamo様、hkamis様のアドバイスをいただいております。ありがとうございます!! スタートアップ・ハブが成功している理由 Why Startup Hubs Work 2011年10月 October 2011 アメリカの都市を人口順に並べたリストを見ると、同じ人数あたりの成功したベンチャーの人数は大きく異なる。まるで多くの都市には「ベンチャー殺虫剤」が撒かれているみたいだ。 If you look at a list of US cities sorted by population, the number of successful startups per capita varies by orders of magnitude. Somehow it's as if most places
シリコンバレーで日本人が創業することはどういうことか。まず、そもそも日本人が北米で仕事を得るには就労ビザを取得する必要があり、やたらと変動する家賃やら文化の違い、そして資金だって不可欠だ。当然、日本から観光ビザで渡米していきなり「こんないいサービス作ってるんです、投資してください」と言われても無理というもの。この大変さは、やはりそこでチャレンジした人にしかわからない。世界という舞台で戦いたい人は、まずこういった現状を理解するところから始めた方がいい。 ここで紹介する、fluxflexという会社は、日本人である26歳の久保渓氏が2010年に立ち上げたクラウドホスティングのサービスだ。2011年7月に開発者向けプラットフォームとしてサービスインを果たし、米TechCrunchにも取り上げられている。米国内の学生だった久保氏は、現地のスタートアップの展開形態に準じ、綿密なプランニングで早期のイグ
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