どれだけ素晴らしいプロダクトを開発しても、マネタイズに成功するまでいくつものハードルがある。そして順調に成長したスタートアップもスケール化の段階で踊り場を迎えることは多い。スタートアップが真の企業へと進むにはどのような課題があるのか。 すべての大企業も、もともとスタートアップだった 以前、日本電産の永守社長にインタビューした際、つくづく思ったのは、いまやグローバル企業のトップである永守さんも、昔はスタートアップ企業の創業者だったんだということです。創業当時の大変さは書籍や雑誌でも紹介されていますが、いまの六本木や渋谷のITベンチャー企業と同じように、寝る間も惜しんで資金繰りにも奔走。まさにHard Thingsな日々を送られておられたことでしょう。そしてグローバル企業となったいまでさえ、スタートアップ企業のような、動きの速さと成長意欲の高さを保持し続けているところが、同社の最大の魅力でしょ