北海道から沖縄までタテに細長いニッポン。気候も違えば人々の性格も違い、価値観はもちろん、相性さえも変わる。脈々と形成され、遺伝する出身県DNA。ここでは、47都道府県民それぞれの性格を大解剖。 九州人なのに「商売上手」、協調性のない大分県人 8つの藩が統合されてできた背景から、九州らしさがないと言われている大分県。八者八様の異なる考え方は県としてまとまろうという意識が低く、いがみ合いで足を引っ張り合ってきた。こうしたまとまりのなさが、大分が「赤猫根性」と呼ばれる所以に。また商人気質が強く、合理的なのも九州人らしくない。協調性に乏しく、それぞれの地域間競争意識が強く、自主独立志向の高い人が多い。この性格は、「一村一品」という、県をあげての運動に生かされている。頑固かというとそうではなく、人見知りで照れ屋の話しベタなので、誤解されやすいが、内心は情熱的で温かい人が多い。じっくり話を聞いて、信頼