福岡市は、2014年に閉校した福岡市立大名小学校跡地の今後の活用計画を立てるにあたり、民間事業者から具体的なプランやアイデアを広く募集する。5月17日から募集要項を配布しており、5月24日に現地説明会を実施した後、7月26日~28日にかけて提案書を受け付ける。提案内容を基に、市は2016年度中に計画を策定する。その後、開発事業者公募を経て、2018年度以降に実際の跡地活用事業に着手する計画だ。 福岡市中央区大名にある旧大名小学校は、1873年に開校し、140年余りの歴史を持つ。都市機能や交通拠点が集積する天神地区に隣接し、約1.2ヘクタールの跡地には、昭和初期のデザインが特徴の1929年竣工の校舎が建っている。 このような特性から、2016年3月に策定した「旧大名小学校跡地まちづくり構想」では、「歴史文化性」のほか「居住性」「防災性」、人やモノの交流を促す「創造性」、旧校舎や新たな土地利用