日本株の売買インフラを担う東京証券取引所で1日、異例のシステム障害が発生した。引き金となった基幹システム「アローヘッド」の設計・開発を手掛ける富士通の東証のシステムを巡る大きな失態は、2005年、12年に続き3度目。足元では、デジタルトランスフォーメーション(DX)企業への転身を掲げて業績は堅調だが、信用が揺らぎ失速しかねない。「なぜ繰り返しこうなったのか」「なんで繰り返しこうなっちゃったの
富士通とニフティは4月28日、富士通が株式公開買い付け(TOB)でニフティを完全子会社化すると発表した。TOB成立後、ニフティ(東証2部)は上場廃止になる見込み。クラウドなどIT事業で連携を強めることで事業拡大を目指す一方、市場が成熟するISP事業などコンシューマー事業については外部パートナーとの提携などを含めた「抜本的施策」による構造改革を検討する。 TOBは5月2日から6月15日まで、1株当たり1495円で買い付ける(28日終値は1063円)。富士通はニフティ株式の66.59%を保有しており、TOBを通じて100%子会社化を目指す。 ニフティは富士通と日商岩井(現・双日)の合弁によるパソコン通信サービス会社として1986年に設立。99年に富士通が日商岩井から株式を買い取り完全子会社化し、2006年にニフティの上場に伴い保有比率を減らしていた。 富士通はクラウドやInternet of
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