複雑な社会課題を解決に導く新しい行政手法として注目されているSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)。実際の効果やその仕組みとは? 事例などを通じて、そのポイントを探りました。 【目次】 ■SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)とは ■事例①【特別養子縁組事業】横須賀市(神奈川県) ■事例②【アウトリーチの就労支援】尼崎市(兵庫県) ■事例③【QOL向上の可能性を実証】福岡市(福岡県)など7自治体 ■自治体が導入している民間企業ソリューションまとめ SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)とは SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)とは、行政が解決ノウハウをもっていない社会課題などについて、民間資金を活用して解決を目指す公民連携の取り組みです。 経済産業省がまとめた「新しい官民連携の仕組み:ソーシャル・インパクト・ボンド(SIB)の概要とその動向」によれば、SIBが向いている領域とは、