白央篤司(はくおうあつし) @hakuo416 フードライター、コラムニスト。新刊『台所をひらく』(大和書房)『名前のない鍋、きょうの鍋』(光文社)が発売中です。連絡先: hakuoatushi416@gmail.com note.com/hakuo416/n/n77…
かつてアメリカの国民食であったハンバーグ・ステーキとホットドッグ。しかしながら現在では、その地位をハンバーガーとピザにゆずってしまいました。 ハンバーグ・ステーキからハンバーガーへ、ホットドッグからピザへの主役交代は、1980年代以降に起こった現象と思われます。 1968年から77年にかけて、アメリカの食生活と健康問題を検討する上院特別委員会United States Senate Select Committee on Nutrition and Human Needsが開かれました。 委員会が当初問題としたのは、貧しい人々の不十分な栄養摂取問題でしたが、1970年代後半になるとむしろ、過剰な栄養摂取による健康問題に焦点が当たるようになります。肥満による慢性疾患が問題となったのです。 この上院特別委員会の報告は、主導した上院議員マクガバンにちなんで、マクガバン・レポートという名で日本で有
ワテは生まれも育ちも大阪は天下茶屋、聖天さんで産湯を使い、十五のときから大阪の町でたこ焼き・お好み焼き・焼きそばを焼き始めてウン十年いろんな事がおましたな、大阪の町でもんじゃ焼きとパスタ・スパゲティそれにラーメンもやりましたで。 高校生とたこ焼き屋台と、二足のわらじを親父に無理にはかされて三年間、あの頃は大阪の町でたこ焼きを焼くのが嫌やったな。 ワテの親父の稼業が大阪の露天商、「男はつらいよ」の寅さんの職業とおんなじや。 近所の幼馴染は親父の稼業を知ってるんで、気にならんかったけど、高校の同級生にたこ焼きを焼いてるとこ見られるのは、嫌やった、特に憧れていたセーラー服の同級生には、懐かしい青春の思い出やな。 ワテの親父と同業のツレに大阪の町で金魚すくいをやっているのもおったな、金魚すくいを高校生はやらへんからな、そやから同級生に会うこともないし、それに金魚すくいはお客さんが勝手に遊んでくれる
すしにキムチにカレー。食には必ず起源となった民族や国がある。それを侮辱する行為がいま問題となっている。食文化の盗用だ。 食の世界でも、文化の盗用という考え方が主要な論点となっている。ある民族や国のバックグラウンドを持つ料理人やフードライターが、別の食文化の食ベ物を扱う時に問題は起きる。一番問題に見えるのは、ソーシャルメディアのご意見番がたが懸念する限り、ある国が歴史的に搾取したり抑圧したりした国の文化から食べ物を横取りする場合である。米国人シェフがメキシコ料理を、フランス人シェフがモロッコ風料理をつくるというような。 国家単位で他国の料理を盗用していることもある。たとえば英国がインド料理に対してそうであるように。チキンティッカマサラ(カレーの一種)は明らかに英国統治下のインドにルーツがあるにもかかわらず、おそらくほとんどの人が典型的な英国料理として受け入れるだろう。そのプロセスの発端が何百
驚きのドイツ食文化(?)、「#何故ドイツではケーキにフォークを横刺しにするのか問題」に迫る! 第一弾 巷はハロウィン一色ですね〜! ドイツでは、ハロウィンに限らず、フォークをグッサリと刺して血まみれになった(?)ケーキが時々出てくるのですが、ご存知でしょうか? さて、今回はドイツ最大の謎(?) 「#何故ドイツではケーキにフォークを横刺しにするのか問題」を掘り下げたいと思います! 2015年にはじめたハッシュタグ、「#何故ドイツではケーキにフォークを横刺しにするのか問題」。 最初はInstagramで、次にTwitterで発信してみたところ、この問題が顕在化されたためか、怒涛のようにドイツ各地から、衝撃の写真入りの目撃情報が集まりました。 さらには、ドイツだけでなくチェコやイタリア、遠くはニュージーランドなどでも、数は少ないもののフォーク(時にはスプーン)が刺さっているという報告が! アッ
anond:20210825140256 中華や和食、タイ料理など東アジア圏の料理は簡単なのよ。これは調味料が旨味を持ってるから。 醤油でも味噌でもジャンでもナンプラーでも良いけど、とりあえず発酵調味料を使えば旨味が足せる。 で、昔は中華が味の素ばかりみたいな揶揄もされたよね。 でも日本人だって、だしの素やらコンソメキューブやら鶏がらスープの素やらを多用してるわけで同じようなもの。 アジアの人がこういう発想になるのは、調味料で旨味を足すってのが普通だからなんよね。 アジア料理は適当に食材に火を入れて、発酵調味料で味整えれば完成。 調味料自体が発酵させるという面倒な工程をやってくれてるので、調理自体は無茶苦茶簡単に美味しく作れる。 次に簡単なのが、イタリアンとインド/中東、南米料理。ここは「トマト」と「ニンニク」「唐辛子」の文化圏。 どれも旨味が強いので、これらを使えばだいたい美味しくなる。
やあ、自画自賛が大好きな日本のみんな、今日は日本で食うほうがまずい食べ物を紹介するよ ポテトチップこれはかなりボロ負けの部類に入る。日本はじゃがいもの原価が高くて品質も低いのか、まずい。欧米だと厚切りでボリューム満点のポテトチップが普通に売られている。またカロリー50%オフのものとかも結構多いし、味もいい。 牛肉柔らかさのためにここまで脂っこいものを出すか?普通??くどい、くどいよ。そして無駄に高い。対するはアルゼンチン牛、安いし赤みでありながら柔らかい、ヘルシー、味も雲泥の差。尚、日本はアメリカ様の圧力によってアルゼンチン牛は輸入できない模様。和牛はもはや和油牛って改名すべき。これもボロ負けの部類に入る。 ピザわかってる。これ日本食じゃないし。でもな、日本のピザはなんかまずい。チーズが悪いのか、チーズが悪いだろ、絶対。欧米人はピザが好きでよく食べるだけであって、スーパーの惣菜コーナーでか
はじめに言っておきますが、「中世ヨーロッパの収穫率(播種量→収穫量の倍率)が3倍程度だった」というのは資料上確かな事実であり、これ自体を否定する気は一切ありません。 しかしながらここから「ヨーロッパの農民は常に少ない収穫に苦しんでいた」だとか、「30倍にもなる稲は麦より優れた作物だ」なんて話に進んでいくのを見ると、それはちょっとおかしいぞと思います。 今回はそうした状況を生じる要因について見ていきながら、この数字のトリックを暴いていきたいと思います。 ■灌漑に関する話 農業の大きな区分として「天水農業」と「灌漑農業」があります。 これらは作物に対する水の供給方法の違いであり、前者は基本的に降雨からのみ、後者は河川等から人為的に引き込む方法をとります。 日本がどちらかといえば完全に後者が多く、代表的なのは言うまでもなく水田稲作でしょう。 また学校教育の世界史なんかでも、文明成立=灌漑農業とし
そば→山形・福島の方がうまい。 りんご→山形・福島・青森の方がうまい。 日本酒→ヌカ臭く積極的にまずい酒ばかり。お山の大将な無能杜氏たちがガン。 米→新潟と比較するのすら恥ずかしい。 淡水魚→ナマズなど泥臭い下魚ばかり。岐阜・高知のアユ・アマゴの方がうまい。 野沢菜→長野県民は味覚音痴なので、味の素を霜降りになるまでかけて食う。 おやき→こんな救荒食品を名物扱いする貧乏臭さ。 蜂の子→野生動物と食い物を争うあさましさ。 イナゴ→害虫を激甘にして食うひもじさ。 ローメン→物珍しさで食った観光客が本気で気分悪くするまずさ。 寒天→海もないくせに。 シャインマスカット→山形・天童のブドウの方がうまい。 ジビエ→向上心の無い雑なハンターばかりなので、血なまぐさいゴミ肉しか作れない。 味噌→愛知の八丁味噌の方がうまい。
山あいの温泉旅館を訪れたとき、夕食に刺身が出てきて不思議に感じたことはありませんか? 今回の取材の発端は、機関誌『水の文化』50号に遡ります。ほうとうの取材で山梨県に伺うと、海がないのにマグロの刺身が今も多く食べられていて、その理由が「魚尻線(うおじりせん)にあたるから」と聞きました。海から離れた内陸部で海魚の食文化が残っていて、それには魚尻線が関与している――これはとても興味深い事実です。山梨県立博物館の学芸員、植月学さんを訪ねて、山梨県における海魚の食文化と魚尻線についてお聞きしました。 山梨県立博物館 学芸課 学芸員 植月 学(うえつき まなぶ)さん 1971年生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学文学部助手、東京藝術大学助手等を経て現職。専門は動物考古学で、牛馬の歴史や縄文時代の環境・生業に特に関心をもっている。著作に『十二支になった動物たちの考古学
井上大輔 @pianonoki アメリカとかのオフィスにお土産を持っていくとき、良かれと和菓子を持ってくと誰も食べない。逆に日本の洋菓子は熱狂的に受け入れられる。シュガーバターの木を持っていった時は、熱狂のあまり他のフロアから日系人のヒガシさんという人が連れてこられ「お前の母の国のお菓子だ!」と食べさせられてた 2020-01-08 14:23:27 井上大輔 @pianonoki こんな事もあった。日本に来たばかりのイギリス人クリエイティブディレクターが編集スタジオで僕を見るなり 「あ、ダイスケこれ食べてみて!」 「アルフォート?おいしいよね」 「お、おいしい?それだけ?」 「なんで?」 「いやこれ、俺が今まで食べたあらゆる食べ物の中で一番うまいんだけど」 2020-01-08 21:22:39
神奈川県横浜市の鶴見区~川崎市川崎区のあたりは、4万人規模で沖縄からの移民を受け入れた地域だ。 今でも当時の沖縄の方に加え、その二世三世の方が多く暮らしており、昔ながらの貴重な沖縄カルチャーとおいしい沖縄グルメが残る街だ。 しかしここはかつて日本にあった、沖縄出身者への偏見に耐えて生き残った街だった。 ライター、番組リサーチャー。過去に秘密のケンミンSHOWを7年担当し、ローカルネタにそこそこくわしい。「幻の○○」など、夢の跡を調べて歩くことがライフワークのひとつ。ほか卓球、カップラーメン、競馬が好き。(動画インタビュー) 前の記事:観光地の地元民はどんな店へ行くのか? 箱根で聞いたらコンビニとドラッグストアが大人気だった > 個人サイト 文化放想ホームランライター 「沖縄タウン」が残る鶴見へ まずは関東最大の沖縄タウンが残る、鶴見へ。ここは約3万人もの沖縄からの移住者を受け入れた地域だ。
メキシコの民族食から世界のファストフードへ タコス食べたことありますか? 「はい!」とまっすぐ手を挙げられる人ってそんなにいないんじゃないかと思います。ナチョスとか、トルティーヤとか、ブリトーとか、それっぽいものは食べたことあるけど何を食べたかあまりよく覚えていない、という人も多いんじゃないでしょうか。 まだまだ日本人には馴染みの薄い食べ物ですが、健康食の人気が高まりでコーン100%グルテンフリーの食べ物としてタコスに注目する人もいます。 いつか来るであろう「タコス・ブーム」の前に、タコスの歴史をまとめておきます。 1. タコスの原型 日本では一般的には「タコス」と言われますが、アメリカやメキシコでは"taco(タコ)"と呼ばれます。 タコスは大きく分けると、ソフトタイプとハードタイプに分けられます。 ソフトタイプはとうもろこしの粉を溶かして焼いた柔らかいトルティーヤを使います。タコスの本
先日、筆者が上海市内の日本料理屋で昼食を取っていたところ、店内のテレビで日本のグルメレポート番組が放映されていました。何の気なしに見ていると、ゲストが訪れた老舗中華料理屋に「酸辣湯麺」というメニューがありました。筆者は思わず店の店員と顔を見合わせ、「こんなメニュー、中国にはないよねぇ」と呟き合ってしまいました。 少し解説をすると、中国で「酸辣湯(スアンラータン)」というスープは非常にオーソドックスでポピュラーなメニューです。しかし酸辣湯に麺を入れる食べ方は、少なくとも筆者のこれまでの中国生活で一度も見たことがありません。もしかしたらどこかの店が出しているのかもしれませんが、一般的な中華料理メニューでないことは確かです(おいしそうなので、食べてみたい気はしますが)。 この酸辣湯麺に限らず、中国にはほとんど存在しないのに、日本では当たり前のように中華料理として信じられているメニューがたくさんあ
昔からある、「メシを残したら悪い」みたいな風潮に納得がいっていない。 家族や恋人から出される「無償のメシ」はわかるにしても、「外食」ではいくらメシを残そうがとやかく言われる筋合いは無くないか? ここからは俺がメシを残すとよく言われる3つの言葉に対し、俺なりの見解を書いてみる。 ●「食事を満足に食べられないアフリカの子供達だっているんだぞ!」 アフリカの子供達を思うのならば、俺がさっき半分以上残した「ミラノ風ドリア」を、お前がそのアフリカの可哀相な子供達に届けてやればいいじゃないか。 それに、俺がメシを残さず完食したところで、そのアフリカの子供達の腹が膨れることはないじゃないか。 そりゃ俺だって、サイゼの隣のシートにボロボロのアフリカの子供がいたら、腹がいっぱいになって残したミラノ風ドリアを分け与えてやるし、何ならシナモンフォッカチオだって奢ってやるよ。でもそんな子は周りにいないし、何ならア
1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/20(木) 05:48:46.58 ID:rQEeuaj90 ドライブインウーホー 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/20(木) 05:50:42.56 ID:rrzZPxPq0 セーブオン 14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/20(木) 05:59:07.10 ID:8FY77q4dO >>3 焼き饅頭が全国で食べられてると思ってるくらいありえない セーブオン店舗検索 http://www.saveon.co.jp/search/index.htm 8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/20(木) 05:54:03.37 ID:0l4OKh4qO ブラックモンブラン 74 名前:以下、名無しにかわりま
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