振り込め詐欺などの特殊詐欺による被害を減らそうと、京都府警は詐欺グループが使った電話番号にパソコンから集中的に電話をかけ続け、次の犯行に悪用されないようにするシステムを12日から導入しました。 警察が振り込め詐欺などに使われた電話番号を把握しパソコンに入力すると、ソフトがその番号に集中的に電話をかけ続け、次の犯行に悪用できなくする仕組みです。 ことしに入ってから先月末までに京都府内で起きた特殊詐欺の被害件数は、未遂も含めると去年の同じ時期の2倍近い123件に上り、統計を取り始めた平成23年以降最悪のペースで増えています。 警察の試算によりますと、去年このシステムを導入していれば被害総額の7億4100万円のうち、最大17%にあたるおよそ1億2500万円の被害を防ぐことができた可能性があるということです。 こうしたシステムの導入は兵庫と長野に続き、京都府警が全国で3番目です。 京都府警察本部刑
アダルトビデオ撮影で男優を募集していると偽り違約金をだまし取ろうとしたとして、大阪府警曽根崎署などは20日、詐欺未遂容疑で、大阪市福島区福島の無職、大島俊(すぐる)容疑者(23)ら20代の男女7人を逮捕したと発表した。 逮捕容疑は、共謀し6月20日午後、大阪市北区曽根崎新地のホテルで、男優役に応募してきた20代男性に対し、「撮影ができなければ損害が生じる」などと言って現金30万円をだまし取ろうとしたとしている。 同署によると、大島容疑者らはインターネットの出会い系アプリを通じて男優を募集。「台本通りに演技できなかった場合には損害賠償金を支払う」とする契約書に署名させたうえで、女優役の女が男性を性行為ができない状態にし、撮影が中断するよう仕向けていたという。 調べに対し、大島容疑者は容疑を認めたうえで「100件ぐらいやって30~40回はカネをだまし取った。名古屋や横浜でもやった」などと供述し
ある日突然、知らない土地に、自分の住民票が異動させられていたとしたら。そんな奇怪な出来事が静岡県富士市に住む男性の身に起こった。誰が、何のために――。なぞを追った。 端緒、あのバイトか 「既に市外に転出されているのですが……」 富士市内に住む派遣社員の男性(47)は、国民健康保険への加入を申請しようと富士市役所の窓口を訪れた際、職員にこう告げられた。知らないうちに転出手続きがとられ、「市民」でなくなっていた。昨秋のことだ。 「転出先」は名古屋市千種区のアパートの一室。千種区役所によると昨年7月15日、何者かによって男性の転入届が出され、併せてアパートの住所で男性名義の住民票の写し1通が交付されていた。窓口に来た何者かが書いた申請書類と男性名義の委任状が保管されていたが、「窓口には一日約200人が訪れるため、どんな人物だったか記憶するのは困難」(区担当者)という。 一方、アパートの大家の男性
「息子」を名乗って地方で暮らす高齢者を東京に呼び寄せ、現金をだまし取る「上京型詐欺」に警察が警戒を強めている。新手の「特殊詐欺」といい、金融機関や郵便・宅配業者との連携にとどまらず、公共交通機関への働きかけを始めた。 日没が迫る羽田空港。飛行機を降りた70代女性がきょろきょろとまわりを見回していた。日本航空の旅客サービス業務などを担うJALスカイの阿部碧(みどり)さん(27)が声をかけた。 「熊本から来て夫とはぐれた。息子から1千万円を持ってくるよう言われた」 女性は夫ではない誰かと携帯電話で連絡を取り合っていた。阿部さんが電話に出て「息子さんですか」と尋ねると、「はい」と答えが返ってきた。近くのターミナル駅で落ち合うという。 だが、どうも不審に思えた。女性と夫を上司が交番に案内。上京型詐欺に巻き込まれていることがわかった。今年2月の話だ。「道案内をしていて話を打ち明けられた。詐欺がこれほ
「世界の子どもたちにワクチンを届けよう」と呼びかけ、ペットボトルのキャップのリサイクルを進めるNPO法人「エコキャップ推進協会(エコ推)」(本部・横浜市)が2013年9月以降、キャップの売却益があるにもかかわらず、ワクチン代に寄付していないことが分かった。今も同じ呼びかけを続けており、寄付を受けてきた団体から疑問の声が上がっている。 矢部信司理事長は9日、朝日新聞の取材に事実関係を認め、「(キャップを集めている協力者を)裏切り、申し訳ない」と話した。今後の活動方針は近くホームページで明らかにするとした。 エコ推は07年設立。リサイクル業者を通じて得たキャップ売却益の一部を、東京都港区の認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」(JCV、細川佳代子理事長)に寄付してきた。JCVはユニセフを通じ、ポリオやはしかなど感染症のワクチンを途上国に届ける活動をしており、エコ推からの寄付が主な
コンビニエンスストアでプリペイドカード「i(アイ)Tunes(チューンズ)カード」のチャージ金をだまし取ったとして、警視庁は、東京都立高1年の男子生徒2人を詐欺の疑いで逮捕し、13日発表した。2人は「(スマホゲームの)パズル&ドラゴンズのアイテム欲しさにやった」と容疑を認めているという。 少年事件課によると、2人は昨年9月、荒川区内のコンビニで、1枚1万円分のiTunesカード2枚のチャージ金をだまし取った疑いがある。 カードを使うには、レジを通すことなどが必要。同課の説明では、2人のうち1人が購入を装ってカードをレジに持ち込み、店員に有効化させる。店外にいるもう1人がそのタイミングを見計らって、スマホを操作し、カードのチャージ金をだまし取っていたという。レジに持ち込んだ1人は「財布を忘れた」と言って支払いをせずに店外へ出ていた。 都内では昨年7~10月、同じような手口で7万円がだまし取ら
東京の築地にあった食品会社にうその取り引きを持ちかけて、かつおのたたき11トン、販売価格で870万円相当をだまし取ったとして、栃木県の63歳の男が詐欺の疑いで逮捕され、警視庁は男が複数の会社からマグロやサンマなどの水産物をだまし取り、被害が2億円を超えるとみて捜査しています。 男は容疑を否認しているということです。 逮捕されたのは、栃木県の生鮮食品販売会社の元監査役田村正雄容疑者(63)です。 警視庁の調べによりますと田村容疑者はおととし7月、東京の築地にあった食品会社に「ホテルや大型スーパーからの注文が増えたので、かつおのたたきを仕入れたい」などとうその取り引きをもちかけ、たたきおよそ11トン、販売価格で870万円相当をだまし取ったとして詐欺の疑いがもたれています。 調べに対し、容疑を否認しているということです。 警視庁によりますと、田村容疑者は、生鮮食品販売会社の社長をかたってかつおを
注文していないアダルトDVDが突然、自宅に送られてきたうえ、代金を請求されたというトラブルの相談がことし5月以降、増えているとして、国民生活センターが注意を呼びかけています。 全国の消費生活センターには、ことし5月以降、注文していないアダルトDVDが突然、自宅に送られてきたうえ、代金を請求されたという相談が寄せられるようになり、その件数は合わせて20件程度に上っているということです。相談者は30代から60代の男性で、すべてのケースでおよそ60万円の代金を請求されていたということです。 こうしたトラブルについて、国民生活センターは、注文していないのであれば代金を支払う必要はないとして、個人情報を知られるおそれがあるので、業者に対してみずから連絡を取らないよう注意を呼びかけています。 国民生活センターの市川結理さんは「かつては健康食品をお年寄りに送りつける手法が目立ったが、最近はアダルトDVD
「ブレーカーに貼ると、マイナスイオン効果で電気代が安くなる」として、高額なシールの購入を勧誘されたとの相談が昨年から各地の消費生活センターに相次いで寄せられていることが21日、分かった。国民生活センターによると、相談者の多くが「効果がなかった」と話している。 「原発ゼロ」で迎える見通しとなった今夏、国民生活センターの担当者は「節電効果を売り物にした悪質商法が増える恐れがある」と注意を呼びかけている。 センターによると、知人らの紹介で販売元のセミナーなどに参加し、シールの購入を勧誘されるケースが多い。また、人にシールを紹介すると、販売元から報酬がもらえるといい、マルチ商法の仕組みと酷似している。 シールは縦約2センチ、横約5センチで販売価格は3万~5万円とみられる。屋内のブレーカーなどに貼ると、マイナスイオンが発生し、静電気を緩和することで電気の流れが良くなり、電気代が3~4割安くなるとうた
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く