緑内障は、さまざまな原因で視神経が障害を受け視野が狭くなる病気で、失明に至ることもある。基本的な事を知らない人は、意外に多いようだ。名古屋市立大学病院長で同大大学院医学研究科視覚科学教授の小椋祐一郎氏は「恐ろしいのは、自覚症状が出た時には視神経の半分以上が死んでいることだ」と警鐘を鳴らす。 緑内障は、わが国の視覚障害の原因の第1位を占める。日本緑内障学会と岐阜県多治見市が2000年から01年にかけて同市で行った疫学調査によると、40歳以上の緑内障有病率は男女ともに5.0%だった。20人に1人という割合はかなり高いと言える。 世界緑内障連盟と世界緑内障患者連盟が主体となり、08年から啓発のためのイベントである「世界緑内障週間」(18年は3月11~17日)を行っている。日本緑内障学会はこれに合わせ、国内のランドマークとなる施設を緑にライトアップする「ライトアップ in グリーン運動」を展開、名
それは切りたくても切れない爪で、爪を切れないだけでなく、髪を洗うことも、体を洗うこともできませんでした。 そうしたことができないのは体の“痛み”からで、その痛みの原因は世界的に有名な歌手も患っている病気でした。取材のきっかけは、NHKに届いた1通の短いメールでした。 (ネットワーク報道部記者 大窪奈緒子) 去年、人気歌手レディー・ガガさんが、筋肉に強い痛みなどの症状が出る「線維筋痛症」を患っていることを明らかにしました。 それをニュースで知った鹿児島県の男性がメールをくれたのです。 「私もこの病気で6年間苦しんでいます。 取り上げて頂く事は 患者の救いになると思い投稿しました」 男性は鹿児島県霧島市の福岡一成さん、63歳です。
都内の小学5年生の男児は昨年8月、おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)にかかり、難聴を発症した。病気の回復後も右耳の聴力は戻らず、ほとんど聞こえなくなった。おたふくかぜによる難聴は、2015~16年に全国で少なくとも348人が診断されていたことが日本耳鼻咽喉科学会の調査で判明した。(鈴木希) ■ムンプウイルス感染が原因 おたふくかぜはムンプスウイルスの感染で起こる。多くは1~2週間で治るが、ウイルスが脳を包む膜に入って頭痛や高熱を発する無菌性髄膜炎や、難聴などを伴うことも。ワクチンで90%以上発症を防げるとされている。 難聴は、鼓膜の奥で聴力をつかさどる蝸牛(かぎゅう)がウイルスでダメージを受けて起こる。調査は今年3月から、全国の耳鼻咽喉科5565施設に対して行われた(回答率64%)。 ■7割が20歳未満 調査結果によると、おたふくかぜによる難聴のうち詳しく調べた336人の7割が20歳未満の子ど
うつ病など心の病気で仕事を休んだ従業員の数がこの5年間で増えたと答えた企業が、半数近くに上ることが大手生命保険会社のアンケート調査で明らかになりました。 それによりますと、心の病気で長期間、仕事を休んだ従業員の数がこの5年間で「増えている」と答えた企業は48.2%と半数近くに上りました。 また、企業が取り組んでいるメンタルヘルス対策について聞いたところ、管理職への研修や相談窓口の設置を挙げた企業がそれぞれ70%以上に上ったほか、従業員のストレスの度合いを確認する「ストレスチェック」に先月の義務化前から取り組んでいた企業は半数近くを占めています。しかし、こうした対策を実施している企業のうち、心の病気で仕事を休む人が減ったと答えた企業は10%余りにすぎませんでした。 一方、職場への復帰に先だって、まず社外の施設で訓練を行う取り組みを行っている場合、仕事を休む人が減った企業は20%以上となってお
いつも 北斗晶ブログを見てくださり有難うございます! 今日は、皆さんにお話ししなくてはならない事があります。 長いブログになってしまいますが、最後まで読んでいただければ幸いです。 私は今、病院のベッドに居ます。 昨日の夕方の生放送を最後に、本格的な闘病生活に入る事になりました。 病名は…乳癌です。 乳癌でも最悪な右の乳房を全摘出しなければならなくなりました。 明日の朝、右乳房全摘出手術を受けます。 先に結論から話してしまいましたが、私としても青天の霹靂で この数ヶ月 乳房を 全摘出しなければならないという結果に心が付いて行けず… なんとか温存療法で胸を残せないか? せめて乳頭だけでも残せないか? ありとあらゆる方法を調べ、告知されたあの日から主治医と何度も話し相談し、毎日を過ごしてきました。 その前に、遺伝と聞いていた乳癌になぜ私がなったのか? 私の家族や身内には誰一人乳癌になった人は
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10数年前、高校生の頃から、体がどんどん疲れやすくなった。1kmほど歩くと息が切れてクタクタになるし、キャンプに行ったら2週間ほど寝ても疲れが取れなかった。胃炎も発症したので、病院をいくつか周ったが、血液検査の結果アレルギー以外に特に異常はなく、ストレスでしょう、と診断され、抗鬱剤を出された。しかし、疲れやすさはまったく改善せず、抗鬱剤の副作用がしんどさに輪をかけた。 体調はどんどん悪化して、大学受験の頃は二日連続の模試を完全に受けられたことはなく、1日目を受けたら疲れて一週間ほど寝込んでいた。辛うじて大学に入ったが、そこは自転車必須の広大なキャンパスの大学だった。入学後、講義と講義の間の自転車移動が必須であることが分かり、疲れが取れる間もなく疲れが蓄積していった。更に、元々アレルギー体質だったが、一気に悪化し、花粉症、アトピーや日光過敏症、食物アレルギー、喘息をすべて発症・悪化した。アレ
【AFP=時事】血液中からエボラウイルスが消えて数か月がたった患者の目の中から、ウイルスが初めて検出されたとの報告書が7日、米医学誌「ニューイングランド医学ジャーナル(New England Journal of Medicine)」で発表された。 エボラウイルスは精液の中で82日生存可能、WHO 米国人医師のイアン・クロージャー(Ian Crozier)氏は、シエラレオネで世界保健機関(World Health Organization、WHO)の活動に従事していた2014年9月、エボラウイルスへの感染が確認された。その後、米国に送還され、ジョージア(Georgia)州アトランタ(Atlanta)にあるエモリー大学病院(Emory University Hospital)のエボラ特別病棟に入院した。 報告書によると、クロージャー氏は、血液からエボラウイルスが検出されなくなったことを受
西アフリカのリベリアで、エボラ出血熱から回復して半年近くたった男性と性交渉をした女性がエボラ出血熱を発症したことが分かり、アメリカのCDC=疾病対策センターは、体液に含まれるエボラウイルスがこれまで考えられていたよりも長期間、感染力を維持している可能性があるとして、注意を呼びかけています。 この男性の体液を調べた結果、エボラウイルスの一部が検出され、女性は男性との性交渉で、エボラウイルスに感染した可能性があるということです。 男性がエボラ出血熱を発症したのは去年9月で、CDCによりますと、これまで発症後およそ3か月間は、体液からエボラウイルスが検出されることが分かっていましたが、今回、その倍のおよそ6か月後に検出されたことから、これまで考えられていたよりも長期間、ウイルスが感染力を維持している可能性があるとしています。 CDCは「西アフリカでエボラ出血熱の流行が落ち着いても、エボラ出血熱か
アトピー性皮膚炎は、皮膚の表面で複数の細菌が異常に増えることで起きるという研究成果を、アメリカの国立衛生研究所と慶應大学などのグループが発表しました。アトピー性皮膚炎の根本的な治療法の開発につながると注目されます。 グループでは、アトピー性皮膚炎を発症する特殊なマウスを使って皮膚の表面を調べたところ、症状が出てくるのと同時に「黄色ブドウ球菌」と「コリネバクテリウム」という2種類の細菌が異常に増えてくるのを突き止めたということです。 このため抗生物質を投与して細菌が増えないようにしたところ、マウスはアトピー性皮膚炎を発症しなくなり、逆に抗生物質の投与を止めると2週間ほどでアトピー性皮膚炎を発症したということです。 研究グループでは、アトピー性皮膚炎は乾燥などの環境や体質をきっかけに皮膚の表面でこれらの細菌が異常に増殖することで起きるとしています。 永尾主任研究員は「アトピー性皮膚炎はこれまで
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2012年01月23日 (月)慢性疲労症候群 "病名を変えて!" 「慢性疲労症候群」 この名前を聞いて、皆さん、どのように感じますか? 「疲れがなかなかとれない状態」と考える方も多いのではないでしょうか。 しかし、実態は病名のイメージと違い、大変に厳しい病気です。 生活するのが困難なほど強い疲労感が半年以上続くもので、体が鉛のように重く感じて動かせなくなり、寝たきりになることもあります。国内で患者は30万人とも言われますが、原因は分かっておらず、有効な治療法も見つかっていません。 そうした深刻さが、あいまいな病名のために伝わらず、誤解や偏見を招いているとして、患者団体が病名を変えてほしいと訴えました。 【理解されない深刻な実態】 今月18日、慢性疲労症候群の患者団体が記者会見を開きました。 団体の代表、篠原三恵子さん(53)は 「慢性疲
リベリアの首都モンロビア(Monrovia)に国境なき医師団(Medecins Sans Frontieres)が設置した病院で、エボラウイルスに汚染された区画に防護服を着て立つスタッフ(2014年9月7日撮影)。(c)AFP/DOMINIQUE FAGET 【9月8日 AFP】化学防護服に身を包んだ医療スタッフが、亡くなったときに身重だったファティマ・ヤケマさんの体を無造作に持ち上げ、袋に入れてチャックを閉めると、エボラ出血熱の史上最悪の流行による犠牲者の遺体袋がまた一つ増えた。ヤケマさんの人生を振り返る間も、残されたであろう家族のことを思う間もなく、赤十字(Red Cross)のチームはヤケマさんが触った可能性がある物すべてを殺菌消毒し、次の家へと移動する。 リベリアの首都モンロビア(Monrovia)郊外の集落、バンジョール(Banjor)のある住民はヤケマさんについて「まだ20歳で
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