東京23区内の路上や公園などで生活するいわゆるホームレスの人たちは、ことし1月の時点でおよそ780人で、東京都が調査を開始した平成7年以降で最も少なくなったことが分かりました。 それによりますと、ことし1月の時点では去年の同じ時期に比べて177人少ない778人と、都が調査を開始した平成7年以降、最も少なくなりました。 最も多かったのは台東区で128人、次いで渋谷区で89人、墨田区で81人などとなっていて、去年121人だった新宿区は51人減って70人でした。 都によりますと、23区内のホームレスの人たちは平成11年の5798人をピークに減少を続けていますが、最近は、30代、40代を中心に若い世代のホームレスが増加傾向にあるということです。 都や区では、ホームレスの人たちを一時的に保護して就労や社会復帰をあっせんする「自立支援センター」などを活用し、引き続き支援を行っていくことにしています。