インターネットに誹謗中傷は付き物だ。コメントを自由に投稿できるソーシャルメディア上では、無責任な意見を並べ立てるユーザーの罵詈雑言が溢れかえっている。 根も葉もない風評被害や犯罪予告など、あまりにも度を越した書き込みであれば告訴することもできるが、大抵の場合は無視するしか対抗策が無い。批判コメントの問題は、世界中のネットユーザーにとって悩みの種だった。 そして遂に、SNS上の批判コメント粛清に政府が動く事態となった。アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグにて、ソーシャルメディア上での批判コメント投稿を全面的に禁止する法案が可決された。 ピッツバーグの市議会関係者は、ソーシャルメディア上で拡散される悪意に満ちたデマ情報に長年悩まされてきた。そこで考案されたのが、インターネット上での批判コメント禁止法案だ。 この法案は、政治家、経営者、建築家など役職を問わず全てのネットユーザーを対象に、ピッツ