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科学哲学に関するChieOsanaiのブックマーク (7)

  • Daily Life:ヒュームの帰納の問題の再発見

    April 14, 2024 ヒュームの帰納の問題の再発見 ヒュームの帰納の問題は現代の科学哲学で帰納をめぐる哲学的問題を紹介する際、必ずといっていいほど言及される。このように定番になっていることから、「ヒュームの帰納の問題」がヒュームが『人間性論』を公にして以来一貫して哲学の大問題として論じられてきたような印象を持つ人も多いかもしれない。かく言う私自身も科学哲学の歴史について調べ始めるまで、当然のようにヒュームの帰納の問題が二百数十年来の大問題だったと想定してきた。 しかし、少し調べれば分かるように、19世紀前半から中頃にかけての「帰納」をめぐる論争(ハーシェル、ヒューウェル、ミルらによるもの)では、ヒュームが指摘した論点は全く顧みられていない(このあたりは『科学哲学の源流をたどる』でも少し紹介したし、以下でも触れる)。では、ヒュームの帰納の問題を哲学的問題圏の中央へと押し出したのは誰

  • オッカムのかみそり エリオット・ソーバー(著/文) - 勁草書房

    紹介 なぜ仮説は単純なほうがよい?「オッカムのかみそり」はどう使う? この有名な原理を科学や哲学で振るうための使い方マニュアル。 哲学だけでなく科学や日常生活など多様な場面で利用される「オッカムのかみそり」。だが使い方はさまざまで、どう単純ならばよいのかはっきりしない。そんなオッカムのかみそりの歴史をひもとき、なぜ単純がよいのかを探り、使用法を各種紹介しつつ、統計学の哲学の観点から捉えなおす。「統計学の哲学」への手引きとなる1冊。 目次 はじめに 謝辞 第1章 最節約性に関する一切れの歴史──アリストテレスからモーガンまで 命名式 自然は無駄なことを一切しないというアリストテレスの原理 オッカムはかみそりをどう振るったのか 地球中心説と太陽中心説の宇宙論 神と自然法則をめぐるデカルトとライプニッツ デカルトによる導出 あらゆる可能世界のなかでの最善を主張するライプニッツ 過剰な原因という贅

    オッカムのかみそり エリオット・ソーバー(著/文) - 勁草書房
  • 日本科学哲学会『ダーウィンと進化論の哲学』:こんな連中に科研費やるのは無駄だと思う。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    ダーウィンと進化論の哲学 (科学哲学の展開) 作者: 横山輝雄,日科学哲学会出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2011/06/22メディア: 単行購入: 4人 クリック: 354回この商品を含むブログ (11件) を見る 昔、『心の科学と哲学:コネクショニズムの可能性』のボツ書評のときに、科学哲学の連中の不勉強ぶり(そしてそれが質的な問題だとも捕らえず、おちゃらけですむ程度の凡ミスだと思っている考えの甘さ)については触れたけれど、書でも科学哲学連中のぬるま湯的な不勉強ぶりは健在。ホンッと失望した。 「書は初歩的入門書・解説書ではなく専門学術書であり」(p.ii ) と編者代表の横山は書く。へーえ。だったらまずこの第A部は何? 内井惣七のダーウィン進化論の歴史の実に浅いおさらい (この業界に詳しくはないけど、内井惣七はダーウィンについてそんな研究実績ある人だっけ?) だの青木や

    日本科学哲学会『ダーウィンと進化論の哲学』:こんな連中に科研費やるのは無駄だと思う。 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2016/10/02
    ケチョンケチョンだ
  • Daily Life:戸田山和久『科学的実在論を擁護する』書評

    March 27, 2016 戸田山和久『科学的実在論を擁護する』書評 戸田山和久『科学的実在論を擁護する』名古屋大学出版会 2015 http://www.unp.or.jp/ISBN/ISBN978-4-8158-0801-3.html 書は戸田山氏による格的な科学的実在論の研究書である。 まず、日語でよめる実在論論争史の紹介として、現時点で書がもっとも充実したものだということは間違いない。20世紀における論争の紹介内容は、シロスのScientific Realism: How Science Tracks Truth (Psillos 1999)という定評ある研究書を下敷きにしていることもあり(これについてはあとで触れる)、信頼性は非常に高い。また、21世紀になってからの動きとして、チャクラバティの「半実在論」(semi-realism)やスタンフォードの「新しい帰納法」など

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2016/03/28
    "ところで『RATIO』の連載は、わたしのイントロダクションと戸田山氏の「感想戦」をつけて出版される予定だったのだが、戸田山氏が感想戦を結局書かなかったために出版計画が立ち消えになってしまった"
  • 菅原裕輝「科学哲学を専門的に学びたい高校生・大学生のために(随時更新)」 - researchmap

    科学哲学を専門的に学びたい高校生・大学生・社会人のために (随時更新) 菅原裕輝(大阪大学COデザインセンター) [最終更新日:2017年7月1日] 0.はじめに Q1.「科学哲学」とは? A1.ここでは「科学を哲学的枠組み(認識論・存在論・倫理学・論理学的観点)から分析する学問分野である」とする。 [参考] 「科学哲学は、科学に関わる問題を扱う哲学である。科学哲学が取り組む問題には異なった二つのタイプがある。まず、科学一般の性に関わる問題に取り組む哲学者がいる。彼らの扱う問いとは、理論上のモノ(entity)は実在するのか、科学は真理を探求しているのか、科学的な方法なるものが存在するのか、などである。次に、個別の科学で生じる哲学的問題に取り組む哲学者たちもいる。たとえば物理学の哲学者は、相対性理論や量子力学にどのような解釈が可能かについて頭を悩ませる。そして生物学の哲学者は、生物種の定

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/09/02
    大塚・松王・井頭・田中って誰だよ。そんなの『えびてん』に出てこなかったぞ(錯乱)
  • 科学論の現在

    科学論の現在 金森修,中島秀人 / 勁草書房 / 2002/04/20 ★★★★ まあ普通 金森修(『サイエンス・ウォーズ』と中島秀人(『橋はなぜ落ちたのか』)を含む8人による、教科書として使うことも念頭に置いた概説書。帯には「トーマス・クーン以降の科学論を総括し、21世紀を展望する」とある。 第I部「科学論の理論的基礎」ではSSK、実験室研究、テクノロジー論を扱い、第II部「科学論と社会のインターフェイス」では科学教育、コミュニケーション、政策を扱い、第III部「科学論最前線」ではレギュラトリー・サイエンス、実験装置論、カルチュラル・スタディーズを扱っている。 率直な印象を言うと、いずれも「常識の範囲内」である。クーンを起点とする相対主義/懐疑主義がいったん極端なところまで行った後に、外部的要因と内部的要因によって揺り戻しが起こり、「まあそんなところで手を打ちましょうかね」というあたりに

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/01/29
    “クーンを起点とする相対主義/懐疑主義がいったん極端なところまで行った後に外部的要因と内部的要因によって揺り戻しが起こり「まあそんなところで手を打ちましょうかね」というあたりに落ち着いたという感じだ”
  • 「この宇宙はホログラムの幻影に過ぎない。」と言うのは間違ってる - fromdusktildawn’s comments

    清水亮さんは「我々がみる空間は宇宙の地平面に映しだされたホログラムの幻影に過ぎない。」とおっしゃってる。 宇宙はどうもやっぱりホログラムらしい - UEI shi3zの日記 すっげー感動する映画があったとする。 それが8mmフィルムに記録されているか、それとも01データとしてハードディスクに記録されているかは、その映画質とはなんの関係もない。 「我々がみる空間は宇宙の地平面に映しだされたホログラムの幻影に過ぎない。」 と清水亮さんは言ってるけど、これって、 「僕の愛する彼女は、タンパク質の塊にすぎない。」 って言ってるのと同じ。 自分の愛する人の脳が、タンパク質でできているか、半導体素子でできているかで、愛情って変わるんだろうか? そもそも、多くの人は、自分の彼女が実際にどんな素材で出来ているのか、確かめたことあるんだろうか?夜中に布団の中で彼女の髪の毛を撫でていたら、なんか突起のよう

    「この宇宙はホログラムの幻影に過ぎない。」と言うのは間違ってる - fromdusktildawn’s comments
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2014/12/23
    「重力は実在しない、単にこの世界に起こる現象を今のところ最も上手く説明できる概念に過ぎない」と考えている反実在論者だって、高層ビルの屋上から突き落とされそうになったら抵抗するし、その行動に矛盾はない
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