米国の自転車事故による負傷者数は年間4万5千人から5万人、2016年は840名の死亡者を出した(*1)。そんな中、亡くなった現場に「ゴーストバイク」が設置されるムーブメントが広がっている。事故に遭った自転車を真っ白に塗り、道路の策や街灯に鎖でつなぎ、花を供えて、亡くなった人を追悼するのだ。 *3 *1: 米国運輸省道路交通安全局データ参照。2016年自転車事故率はフロリダ州が最高で100万人あたり6.7%、自転車通勤する人は2000年から2012年にかけて62%増との数字も発表されている。 https://www.nhtsa.gov/road-safety/bicycle-safety 世界的に活躍する写真家ヘンリー・ハーグリーブスが最初に「ゴーストバイク」の存在に気付いたのは数年前、NYブルックリンの自宅付近でのことだった。 ニューヨークに越して来て、街中で街灯などに白い自転車がつながれ