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哲学に関するChieOsanaiのブックマーク (33)

  • Daily Life:ヒュームの帰納の問題の再発見

    April 14, 2024 ヒュームの帰納の問題の再発見 ヒュームの帰納の問題は現代の科学哲学で帰納をめぐる哲学的問題を紹介する際、必ずといっていいほど言及される。このように定番になっていることから、「ヒュームの帰納の問題」がヒュームが『人間性論』を公にして以来一貫して哲学の大問題として論じられてきたような印象を持つ人も多いかもしれない。かく言う私自身も科学哲学の歴史について調べ始めるまで、当然のようにヒュームの帰納の問題が二百数十年来の大問題だったと想定してきた。 しかし、少し調べれば分かるように、19世紀前半から中頃にかけての「帰納」をめぐる論争(ハーシェル、ヒューウェル、ミルらによるもの)では、ヒュームが指摘した論点は全く顧みられていない(このあたりは『科学哲学の源流をたどる』でも少し紹介したし、以下でも触れる)。では、ヒュームの帰納の問題を哲学的問題圏の中央へと押し出したのは誰

  • よくある「哲学」への誤解を分かりやすく解説してみる(永井均氏がトランスヘイト言われている件を材料に) - ふろむだ@分裂勘違い君劇場

    「哲学をやる気はないけど、哲学ってこういうもんだろ」と思ってる方によく見られる誤解を、哲学者を巻き込んだネット上のとある騒動を事例に、解説してみたいと思います。 では、さっそく、題に入ります。 「永井均がトランスヘイトを行おうとしている」という趣旨のツイートを槇野沙央理氏がしています。 私はこのように、「影響力のある哲学者が、元教え子を焚きつけて、トランスヘイトを行おうとしている」ことに危機感を抱き、先日のポストを行いました。 — 槇野 沙央理/Saori Makino (@saoriqing) 2023年12月29日 これに対して、永井均氏は以下のようにレスしています。 これは妄想でしょう。なぜ私が誰かを「焚きつけて」トランスヘイトなどを行う必要がありましょうか。そういう種類の関心は全くありません。ツイッターを読まれるだけでもわかると思いますが、私の関心事はジェンダーに関して「も」成り

    よくある「哲学」への誤解を分かりやすく解説してみる(永井均氏がトランスヘイト言われている件を材料に) - ふろむだ@分裂勘違い君劇場
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2024/01/01
    永井均は過去に、殺人それ自体が「よい」行為であるという状況はありうるという議論をしているが、何の問題にもなっていない。谷口論文もポリコレがキャンセルしようとしなかったら何の注目も無かっただろう。
  • 「片目の男」(読書メモ:『ノージック 所有・正義・最小国家』) - 道徳的動物日記

    ノージック―所有・正義・最小国家 作者:ジョナサン ウルフ 勁草書房 Amazon 政治哲学者ロバート・ノージックの思想について、『アナーキー・国家・ユートピア』を中心に解説する。 ノージックといえばリバタリアニズム(自由尊重主義)を正当化する思想を提唱した人というイメージだが、このの著者のジョナサン・ウルフは、ノージックの提唱するリバタリアニズム自体にもノージックの議論の方法にも、最終的には賛同しないというか否定的な評価を下しているような。その一方で、権利(自己所有権)に基づくリバタリアニズムの主張は一定の説得力や直感的な正しさが存在していて多くの人が魅惑されること、また権利という単一の価値に基づいて政治哲学の理論を打ち立てるという離れ業を成し遂げたノージックの功績については好意的な評価がなされている。最終ページでジョン・スチュアート・ミルによる「片目の男」という比喩を引用していると

    「片目の男」(読書メモ:『ノージック 所有・正義・最小国家』) - 道徳的動物日記
  • 現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌

    大雑把に言えば、タイトルの問いに「必要ない」と答える論文が出た。 Hanno Sauer, "The End of History", Inqury. https://doi.org/10.1080/0020174X.2022.2124542 読んでみたら面白かったので、自分用のメモも兼ねて概略をまとめておいた。感想なども書きたいのだけど概要だけでだいぶ長くなったのでその辺はまたの機会にしたい。とはいえいくつかのことは注に書いておいた。 要注意事項 以下では同論文を2022年9月現在の'Latest articles'版のページ番号だけで参照する*1。 以下に出てくる鉤括弧は、そのあとにページ番号が付されている場合には同論文からの引用である(翻訳は植村による)。それ以外の鉤括弧は読みやすさのために植村がつけたものだ。 この要約は、箇所によっては原文をかなりパラフレーズするかたちで作られてい

    現代哲学の研究に哲学史は必要なのか - 研究日誌
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/09/25
    ここがマジで意味が判らないのだが、Sauer が実際にそう主張してるのか、要約の仕方が悪いだけなのか…… “なぜなら、過去の哲学と同じ間違いをしたくなければ、過去の哲学に近づかないのが一番だからだ”
  • 顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき

    デイヴィッド・ベネターは、約束の時刻のちょうど1分前にビデオ通話に接続した。礼儀正しく優雅に挨拶し、彼の新著に対する関心に感謝する──だが、コンピュータのカメラをオンにすることは拒む。 すでに彼からは、インタビューを承諾するうえで2つの条件を出されていた。まず、私生活に関する質問は一切しないこと。もう一つは、いかなる名目でも彼の顔が公開されないようにすることだ。 「私は自分の思想が異端であり、一部の人たちを憤慨させていることに気づいています」とベネターは言う。 「自分の生活について話せば、多くの人が私を心理分析し、私の思想をトラウマやら精神的不調やらのせいにしようとするでしょう。私が唯一目指しているのは、私を批判するという近道をとらずに、主張の妥当性を評価してもらうことなのです」 言うまでもなく、ベネターの思想は「正統」と呼べるものではない。ポジティブ心理学と自己啓発の「ベストセラー」が支

    顔出しNG「世界で最も悲観的な哲学者」デイヴィッド・ベネターが説く「悲惨すぎる人生論」 | 私たちの存在意義はなく、人間は生殖をやめるべき
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/03/25
    爆笑   ──あなたは生まれてきたことに満足していますか?  もう個人的な質問をしているじゃないですか!
  • <書評>コミュニケーション・意味・意図 (書評 : 柏端達也(2016)『コミュニケーションの哲学入門』(慶應義塾大学出版会, 105頁)) | CiNii Research

    柏端の『コミュニケーションの哲学入門』は単なる入門書ではなく. 大きく四つの積極的な主張を含む野心的な著作である. すなわち, 1. コミュニケーションとは「メッセージ」を送る行為である. 2. コミュニケーションに言語使用は必要でも十分でもない. 3. コミュニケーションの核となる行為は独特な自己言及的要素を持つ意図を伴った行為として分析される. 4. コミュニ ケーションには思考の言語も必要ではない. というのが柏端の打ち出す見解だ. とりわけ書の独創性が見られるのは. 非自然的意味(話し手の意味)の分析において自己言及的意図を持ち出す立場へのサポートとして柏端が展開する議論である. 柏端はそこで. 心的態度そのものと文による心的態度の記述とを峻別するという見解に基づき. 自己言及的意図への依拠を無害化しようと試みているのである. 稿では柏端の議論を要約. 補足するとともに. 柏端

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/12/23
    面白そう
  • 植村玄輝(UEMURA, Genki) on Twitter: "高橋里美胆力すごすぎ伝説の新たな証言を発見した。「〔高橋里美〕先生帰朝に当り、ハイデガーの肝煎りで送別会が催され、フッサールも臨席したが、フッサール曰く『タカハシ、君は日本へ帰つたらわしの哲学を講義して呉れるだらうな?』、先生答えて曰く『必ずしもさうでない』。"

    高橋里美胆力すごすぎ伝説の新たな証言を発見した。「〔高橋里美〕先生帰朝に当り、ハイデガーの肝煎りで送別会が催され、フッサールも臨席したが、フッサール曰く『タカハシ、君は日へ帰つたらわしの哲学を講義して呉れるだらうな?』、先生答えて曰く『必ずしもさうでない』。

    植村玄輝(UEMURA, Genki) on Twitter: "高橋里美胆力すごすぎ伝説の新たな証言を発見した。「〔高橋里美〕先生帰朝に当り、ハイデガーの肝煎りで送別会が催され、フッサールも臨席したが、フッサール曰く『タカハシ、君は日本へ帰つたらわしの哲学を講義して呉れるだらうな?』、先生答えて曰く『必ずしもさうでない』。"
  • Daily Life:大塚淳『統計学を哲学する』を読む

    August 02, 2021 大塚淳『統計学を哲学する』を読む [追記:この記事について大塚さんご人からリプライをいただいています。] 昨年出版された大塚淳『統計学を哲学する』は、日人の統計学の哲学者によるはじめての「統計学の哲学の」である。こうした科学哲学の先端の領域になかなか日の研究者が切り込めて来なかった中で、ついにこうしたが出版されるようになったことは大変慶賀すべきことだと思う。さらに言えば、書は決してただの解説書ではなく、大塚さんの独自のアイデアに溢れた、統計学の哲学の研究書である。特に、ベイズ主義と古典統計をそれぞれ内在主義と外在主義の認識論になぞらえて認識論的含意を取り出そうとするあたりは、他の追随を許さない独自の議論が多く展開されている。書は今後日で統計学の哲学について議論する際に常に出発点となることだろう。書は非哲学者も含めて広いリーダーシップを獲得し

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/08/02
    伊勢田哲治によるツッコミ
  • 「生まれなければ苦しまない」人の誕生を否定する「反出生主義」の人々 - ライブドアニュース

    提供社の都合により、削除されました。 関連ニュース ランキング 総合 国内 政治 海外 経済 IT スポーツ 芸能 女子

    「生まれなければ苦しまない」人の誕生を否定する「反出生主義」の人々 - ライブドアニュース
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/05/30
    出生は本人の同意なく強制的に人生を始めさせるという押し付けであり、暴力。反出生主義はその押し付けをやめろという思想。“他人に「生むべきではない」という考えを押し付ける” なんて文章は倒錯もいいところ。
  • 『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題|Web河出

    提題全文掲載 単行 - 自然科学 『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題 松王政浩/谷村省吾 2021.05.28 2013年刊行の『科学を語るとはどういうことか』新版のため、須藤靖氏と伊勢田哲治氏に新たに対談していただくにあたり、松王政浩氏(科学哲学者)と谷村省吾氏(理論物理学者)に、提題をお願いしました。書籍には対談の体裁上、一部のみしか掲載できなかったため、全文を、こちらでお読みいただけるようにしています。これらの提題をもとに繰り広げられた議論については、ぜひ『科学を語るとはどういうことか 増補版』にてお楽しみください。 ■松王政浩氏からの提題 1(書籍p.311) 書が「科学」対「科学哲学」という構図でありながら、科学側の視点としては、概ね須藤さんの「物理学者」の視点でしか語られていない。このの副題は来「物理学者、哲学者にモノ申す」とすべ

    『科学を語るとはどういうことか 科学者、哲学者にモノ申す 増補版』への提題|Web河出
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/05/28
    普通に本の中でソーカル事件も論じられています
  • タイラー・コーエン「職業的な哲学者がとってる説を予測する要因はなんだろう?」(2021年5月2日)

    [Tyler Cowen, “What predicts professional philosophers’ views?” Marginal Revolution, May 2, 2021] この記事は最初から最後まで面白いけれど,とくにこの箇所が目を引いた: なお,この研究によれば,政治的に右寄りであることは,いくつかの哲学説を採ることと相関しているという.たとえば,有神論,自由意志リバタリアニズム,心の哲学における非物理主義的な各種の説,真理の対応説がそうなっている. Justin Weinberg の記事全文はこちら.ちなみに,強い決定論を信じることは,幸福度が低いのと相関してる. ぼくに言わせると,これはシュトラウスの相対的な地位を大いに高める.ほんとの事実がどうなっていようと,人は特別で主体性をもっていると信じるのが重要なんだ.〔※訳した者より:この箇所が言わんとしていること

    タイラー・コーエン「職業的な哲学者がとってる説を予測する要因はなんだろう?」(2021年5月2日)
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/05/09
    反出生主義者は幸福度が低そう
  • 「反出生主義」私たちへの問い 全ての人間は生まれないほうが良い―― 源流は古代、不安な時代に注目:朝日新聞デジタル

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    「反出生主義」私たちへの問い 全ての人間は生まれないほうが良い―― 源流は古代、不安な時代に注目:朝日新聞デジタル
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/05/03
    “生まれちゃった以上どうしようもないから根本的な救いにはならない” 自分は救えないが、これ以上の出生を抑えるという善行によって、世界の不幸の総量を減らすことができる
  • Greg Frost-Arnold「「分析哲学」の興隆: いつ、どのようにして人々は自らを「分析哲学者」と呼ぶようになったのか - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    Frost-Arnold, Greg (2017). The Rise of ‘Analytic Philosophy’: When and How Did People Begin Calling Themselves ‘Analytic Philosophers’? In Sandra Lapointe & Christopher Pincock (eds.), Innovations in the History of Analytical Philosophy. Palgrave Macmillan. pp. 27-67. タイトルは「分析哲学」が括弧に入っているのがポイントで、「分析哲学の興隆」ではなく、「語「分析哲学」の興隆」。「分析哲学」という用語の普及の歴史を追った論文。 目次 1 序 2 動機 3 いつ? 3-1 境界を見る: ネーゲルの記事、最初の教科書、最初のアンソロ

    Greg Frost-Arnold「「分析哲学」の興隆: いつ、どのようにして人々は自らを「分析哲学者」と呼ぶようになったのか - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ
  • 「生まれてこないほうがよかった」  世界で注目「反出生主義」とは何か | 毎日新聞

    「人間は生まれてこないほうがよい」……。そんな「反出生主義」という思想が静かなブームになっている。海外では数年前から反出生主義の言論が目立ち始め、日でもコロナ禍の今、関連書籍が売り上げを伸ばしているという。古代からある思想だが、なぜ今、反出生主義なのか? 反出生主義に関する著作がある哲学者の森岡正博・早稲田大教授に聞いた。【上東麻子/統合デジタル取材センター】 ――そもそも反出生主義とは何でしょう。 ◆簡単に言うと、人間が生まれてきたことを否定し、新たに子どもを生み出すことも否定する考え方です。実は古代からさまざまな文献に顔を出してきました。最近ではインターネットを通じて世界に拡散されています。南アフリカの哲学者、デイビッド・ベネターが有名ですが、地球環境問題の悪化を深刻に受け止め、子どもを作らないことを推奨したり、人類絶滅を目指す運動もあります。2019から20年にかけて、反出生主義は

    「生まれてこないほうがよかった」  世界で注目「反出生主義」とは何か | 毎日新聞
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/01/02
    ブコメ、ベネターの本で反論済みの反論ばっかでげんなりする
  • フランス語で読む哲学22選―モンテーニュからデリダまで― | 教科書/フランス語 | 朝日出版社

    フランス語で読む哲学22選 ―モンテーニュからデリダまで― Anthologie de textes essentiels de la philosophie française : de Montaigne à Derrida 武田裕紀 /三宅岳史 /村松正隆 2,530円(体2,300円+税) 講義で、演習で、格的なテキスト読解のための導入に! 講義の中で原典を読ませてみたいが学生のフランス語力が不安である、フランス語の演習で哲学の文献を扱ってみたいが適当な教科書がない、といった教員側の声、あるいはフランス語を習ったので哲学文献を読んでみたい、テキストを読みながらフランス哲学の歴史を一通り勉強したいという学生の声に応える教科書を目指しました。 豊富な脚注を入れて、初学者は見逃しやすい熟語や構文を効率的に学べるようにしました。また、哲学文献を正確に読解するうえで重要なen, dont

  • 統計学を哲学する « 名古屋大学出版会

    内 容 統計学は実験や臨床試験、社会調査だけでなく、ビッグデータ分析AI開発でも不可欠である。ではなぜ統計は科学的な根拠になるのか? 帰納推論や因果推論の背後に存在する枠組みを浮き彫りにし、科学的認識論としてデータサイエンスを捉え直す。科学と哲学を架橋する待望の書。 【ALL REVIEWS】序章(抜粋) 目 次 序 章 統計学を哲学する? 1 書のねらい 2 書の構成 第1章 現代統計学のパラダイム 1 記述統計 1-1 統計量 1-2 「思考の経済」としての記述統計 1-3 経験主義、実証主義と帰納の問題 2 推測統計 2-1 確率モデル 2-2 確率変数と確率分布 2-3 統計モデル 2-4 推測統計の世界観と「確率種」 第2章 ベイズ統計 1 ベイズ統計の意味論 2 ベイズ推定 2-1 仮説の確証と反証 2-2 パラメータ推定 2-3 予測 3 ベイズ統計の哲学的側面 3-1

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2020/09/12
    248 ページで税込み 3520 円。高い。
  • ここで私の本業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。

    ここで私の業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。 基の考えは、きわめてシンプルである。人間の行為は観察できるが、動機は観察できない。人の考えていること、達成しようと努めていることは当はわからない。だからある人の行為についてのどんな作り話も、多くの異なる話のなかで自分の目に映るものと一致する一つになるだけのことだ。では、どうやって一つの話を選ぶのか? 基的にはその人の語ることが最善に聞こえるものを選ぶ。私たちは、ミスの原因を誰かに帰すのを最小限に抑える解釈を好む。そうでもしないと、人は単純なことに関しても、決して互いに理解しあえないだろう。 こ

    ここで私の本業である哲学が重要になってくる。というのも哲学界ではとんでもなく有名なのだが世間ではほとんど知られていない、合理性にもとづくアプローチを支持する定説があるからだ。アメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンによって展開され、デイヴィッドソンが「寛容の原則」と呼んだものに依拠する説だ。
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2019/11/30
    “もしあなたが誰かの行動について語る話が、その人がまったく不合理なように聞こえたら、問題はその人ではなく話にあるということだ”
  • オブジェクト指向VTuber論を開始する

    バーチャルYoutuber(VTuber)について語りたい。オブジェクト指向存在論のことばをつかって。 そう考えてからもう数ヶ月。 そろそろ手をつけないと。 なかなか手をつけられなかった理由は明白で。手に余るから。 5,000人超えるVTuberぜんぶ追っかけるなんて不可能だし。しかもオブジェクト指向存在論絡めて語るって。素人のぼくにはあきらかに荷が重い。 でも。やらないと。思いついてしまったから。 言葉遊びとおなじ。「思いついてしまった」ただその一事は。難易度とか自分の力量みたいな事情をかるく蹴散らして「とにかく表に出せ」と迫る。抵抗は無駄。 どれだけ無謀で無茶で無能でも。書くしかない。 OOOをVTuberVTuberについては「さいきんなんかよく見るな」ってひとも多いと思う。ドハマリしてるひともいるかもしれない。 VTuber――バーチャルYouTuberとはその名のとおりバーチ

    オブジェクト指向VTuber論を開始する
  • 「生まれることに同意していない」と両親を訴えた男性

    by Derek Thomson インド・ムンバイ出身の27歳で、子どもを持つことに否定的な意見を持つ反出生主義者でもあるラファエル・サミュエル氏が、「同意なしに自分を生んだ」として両親を訴えています。 ‘My Parents Are Extremely Proud of Me’: Antinatalist Raphael Samuel Who Sued His Folks for Giving Birth to Him | LatestLY https://www.latestly.com/social-viral/my-parents-are-extremely-proud-of-me-antinatalist-raphael-samuel-who-sued-his-folks-for-giving-birth-to-him-628550.html 反出生主義は、その名の通り「人間は繁

    「生まれることに同意していない」と両親を訴えた男性
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2019/02/07
    “地球を支配しているのは人間ただ1種のみです” 何をもって「支配」と言っているのか。分布も個体数もオキアミの方が勝ってるやろ。たぶん。
  • フリードマンのNGワード - himaginary’s diary

    Mostly Economicsが30年前の1988年5月24日に実施されたフリードマンへのインタビューを紹介している。インタビュアーはJ. Daniel Hammond。 以下はその冒頭。 J.D.H. The first paper that I wrote about your work [‘Monetarist and Anti-monetarist Causality’, Research in the History of Economic Thought and Methodology, 1986] was an interpretation of the causal structure of your version of the quantity theory of money. In your letter commenting on my paper you obj

    フリードマンのNGワード - himaginary’s diary
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2018/09/03
    素晴らしい