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書評に関するChieOsanaiのブックマーク (21)

  • 読書メモ:『ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか』 - 道徳的動物日記

    ジェンダー格差-実証経済学は何を語るか (中公新書 2768) 作者:牧野 百恵 中央公論新社 Amazon 「ジェンダー格差」と「実証経済学」の組み合わせに惹かれたこと、そして中公新書というレーベルの信頼度から、発売日直後に購入。 他にも読んでいるはあるんだけれど発売直後のは早いとこ書評を書いたほうが宣伝にもなるものなので、読み終わった直後であるが簡単に感想を書いておく。 書はまさに副題通りの「経済学」のであり、著者も序章で「私はジェンダーの専門家ではありません」と明言している(p.ⅳ)。また、経済学は価値判断を下す学問ではなく、あくまで現実を分析して事実を明らかにするためのツールであるということが書では繰り返し指摘されている。これらの点は、書の長所であると同時に弱点にもなっているように思えた。 書の長所としては、近年の人文学的なジェンダー論者やフェミニストが「資主義的」

    読書メモ:『ジェンダー格差 実証経済学は何を語るか』 - 道徳的動物日記
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2023/08/26
    そもそもジェンダー平等と少子化対策は別物なのに、最初から一纏めにして一つの政策で二つの目標を達成できるように語ってるところが、まず判らない
  • 書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた 「ネコの空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る 作者:グレゴリー・J・グバーダイヤモンド社Amazon 書は物理学者であるグレゴリー・グバーが「ネコひねり問題」について語ったになる.「ネコひねり問題」というのは,「ネコは逆さ向けにして落とされても空中でうまく身体をひねって脚から着地するが,物理学的に考えてみて,なぜ,どのようにしてそのようなことができるのか」という問題だ.書店でこのを見かけて最初に感じたのは,ネコは頭からひねってその後身体全体の向きを変えることができるが,それだけの問題をどうやったら一冊のにまで膨らませることができるのだろうかということだ.そしてそれに興味を引かれて購入して読んでみたものだが,この「ネコひねり問題」には何重にも絡まる謎があって,どうしてなかなか奥深く面白い.原題は「Falling Felin

    書評 「「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/12/10
    本の分厚さ(496頁)に驚くと同時に価格の安さ(1980円)に驚いた。ダイヤモンド社!
  • 403 Forbidden

    \閉鎖予定のサイトも売れるかも?/ アクセスがないサイトもコンテンツ価値で売れる場合も… ドメインの有効期限を更新してサイト売却にトライしてみましょう

    403 Forbidden
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2022/04/30
    リベーラは顔と手の色と太腿の色が違うから、太腿は露出してなくて、白いレオタードを着てるんでしょ
  • <書評>コミュニケーション・意味・意図 (書評 : 柏端達也(2016)『コミュニケーションの哲学入門』(慶應義塾大学出版会, 105頁)) | CiNii Research

    柏端の『コミュニケーションの哲学入門』は単なる入門書ではなく. 大きく四つの積極的な主張を含む野心的な著作である. すなわち, 1. コミュニケーションとは「メッセージ」を送る行為である. 2. コミュニケーションに言語使用は必要でも十分でもない. 3. コミュニケーションの核となる行為は独特な自己言及的要素を持つ意図を伴った行為として分析される. 4. コミュニ ケーションには思考の言語も必要ではない. というのが柏端の打ち出す見解だ. とりわけ書の独創性が見られるのは. 非自然的意味(話し手の意味)の分析において自己言及的意図を持ち出す立場へのサポートとして柏端が展開する議論である. 柏端はそこで. 心的態度そのものと文による心的態度の記述とを峻別するという見解に基づき. 自己言及的意図への依拠を無害化しようと試みているのである. 稿では柏端の議論を要約. 補足するとともに. 柏端

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/12/23
    面白そう
  • 『嫌われた監督』「揺るぎない個」はなぜ嫌われたか - HONZ

    週刊誌の発売日を指折り数えて待つことなんて久しくなかった。 発売日には文書砲そっちのけで、まずこの連載のページを開き貪り読んだ。 スポーツノンフィクションの傑作といえば、誰もが山際淳司の『江夏の21球』をあげるだろう。もちろん異論はない。ただあの作品は「永遠のマスターピース」というべき傑作だし、ぼちぼち新しく語り継がれる作品が現れてもいいのではと思っていた。 そんな時にこの連載がスタートした。たちまち引き込まれた。毎回、心震わせ、胸を熱くさせられながら読んだ。スポーツノンフィクションの傑作が生まれつつあるのを、今まさにリアリタイムで目撃しているという興奮をおぼえた。 『嫌われた監督』は、スポーツノンフィクションの歴史に新たに名を連ねる傑作である。『週刊文春』の連載をもとに新たな取材と大幅な加筆修正がなされ、連載を読んだ人もふたたびあの興奮を味わえる一冊になっている。 「嫌われた監督」とは、

    『嫌われた監督』「揺るぎない個」はなぜ嫌われたか - HONZ
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2021/09/28
    映画の話じゃないのか……
  • 書評 「進化政治学と国際政治理論」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

    進化政治学と国際政治理論 人間の心と戦争をめぐる新たな分析アプローチ 作者:伊藤 隆太発売日: 2020/02/22メディア: 単行 書は若手政治学者伊藤隆太による進化政治学の概説とそれを応用したいくつかのケースステディを収めたになる.進化政治学というのは私の理解では政治学の基礎理論として進化心理学を用いたものということになる.概説部分では進化政治学の正当性を主張するために科学哲学的な議論が縦横無尽に繰り広げられており,政治学のとしてはかなり異質な作りになっている. 序章では全体の見取り図が示されている. ヒトの心についてブランクスレートイデオロギーに立つと,政治学は(後天的要素である)教育,社会的地位,経済力のみを扱うべきであり,アクターは信念を合理的に更新し(ネオリアリズム),社会的相互作用を通じてのみ文化・規範を学習する(社会的構築主義)と考えるべきことになる. しかし199

    書評 「進化政治学と国際政治理論」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
  • 飯田芳弘『忘却する戦後ヨーロッパ』書評

    「もし戦争を忘れないなら、多くの憎しみが現われる。もし戦争を忘れるなら、新たな戦争が起きる」(スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ*2) 飯田芳弘の近著『忘却する戦後ヨーロッパ』は、内戦とか独裁といった苦痛に満ちた経験を過去にかかえる国々がそうした過去にどのように対処してきたかという問題を「忘却の政治」という観点から政治史的に分析した書物である。対象としては、ドイツ・フランス・イタリアといった西欧諸国(第1章)、スペイン・ギリシャ・ポルトガルといった南欧諸国(第2章)、そして東欧の旧社会主義国(第3章)が取りあげられており、これら各論に先だって長めの序章が置かれている。 この主題の重要性についてはいうまでもない。《歴史・記憶・忘却等々をめぐる政治》ともいうべき一連の問題群は、ヨーロッパに限らず日を含め世界各地で熱心に論じられている。しかし、これまでのところ、多くの場合、それらは個別に取りあ

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2019/07/08
    塩川伸明氏による書評
  • 『全身編集者』よんでみた:ロマン優光連載138

    実話BUNKA超タブー2023年1月号 コンビニ・書店で12/2より発売中 偶数月2日発売(次号は2月2日発売) 特別定価650円(税込) ▼自民党の裏切りを許さない旧統一教会の逆襲▼今更コロナワクチンを恐れ始める算数のできないバカ▼「ブレイキングダウン」と朝倉未来のダサい身内ノリ▼ジュリー氏&の傀儡となった木村拓哉▼中国台湾への攻撃が迫っても軍備増強を拒否する左翼は馬鹿▼合同結婚したい中年男がバトル 統一教会入信選手権▼「富士そば」地獄の超長時間労働と残酷な仕打ち▼慶應幼稚舎出身者が語る上級国民の生活▼多種多様だけどどれもまずいラーメン大図鑑▼「日は格差が拡大している」&「格差は悪」という大間違い▼DHC身売りで偏向報道番組が終了 ネトウヨ論客たちの終焉▼ソーセージ好きグラドルが人気定番商品24品をべ比べ▼1ランク上のAVの楽しみ方▼サッカー日本代表監督無能ランキング▼自分より下

    『全身編集者』よんでみた:ロマン優光連載138
  • この本がスゴい!2018: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

    まとめ すごく長くなったので、まとめる。まず、今年のベスト。 このがスゴい!2018のラインナップ。 このがスゴい!2018の一覧は以下の通り。 ◆フィクション 『ランドスケープと夏の定理』高島雄哉(東京創元社) 『舞踏会へ向かう三人の農夫』リチャード・パワーズ(河出書房新社) 『寿司 虚空編』小林銅蟲(三才ブックス) 『直線』ディック・フランシス(ハヤカワ文庫) 『ブッチャーズ・クロッシング』ジョン・ウィリアムズ(作品社) 『槿』古井由吉(講談社文芸文庫) 『平家物語』古川日出男(河出書房新社) ◆ノンフィクション 『知の果てへの旅』マーカス デュ・ソートイ(新潮クレスト・ブックス) 『愛とか正義とか』平尾昌宏(萌書房) 『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である』吉川浩満(河出書房新社) 『人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている』ふろむだ(ダイヤモンド社) 『文学

    この本がスゴい!2018: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
  • 立岩真也「書評:小畑清剛『近代日本とマイノリティの<生-政治学>――シュミット・フーコー・アガンベンを中心に読む』」

    書評:小畑清剛『近代日とマイノリティの<生-政治学> ――シュミット・フーコー・アガンベンを中心に読む』 立岩 真也 20070901 『論座』2007-9:310-311 http://opendoors.asahi.com/ronza/ *草稿 2007.7.3 *掲載されるものとすこし異なります(掲載される文章では引用頁数が記されていない等)。7.17 「書で試みたことは」副題にある三人、他(長くなるので略)の「現代思想と、ハンセン病患者、先天性障害者、被差別部落民、アイヌ、沖縄人などが辿った運命を遭遇させることである」(「おわりに」より)。続けて、それが難しいことについても、「学知の普遍性と人間存在の多様性の相剋に関わる実に困難な問題」、等と著者は述べている。それで、その困難な仕事はうまくいったか。 いかなかったと私は思う。だがそれは、やはり続けて著者が言うように、例えばクラシ

  • NIKKEI STYLEは次のステージに

    キャリア、転職、人材育成のヒントを提供してきた「リスキリング」チャンネルは新生「NIKKEIリスキリング」としてスタート。 ビジネスパーソンのためのファッション情報を集めた「Men’s Fashion」チャンネルは「THE NIKKEI MAGAZINE」デジタル版に進化しました。 その他のチャンネルはお休みし、公開コンテンツのほとんどは「日経電子版」ならびに課題解決型サイト「日経BizGate」で引き続きご覧いただけます。

    NIKKEI STYLEは次のステージに
  • 貧困の発明 経済学者の哀れな生活 書評|タンクレード・ヴォワチュリエ(早川書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    貧困の発明』というタイトルに「経済学者の哀れな生活」なる副題。帯には「トマ・ピケティ絶賛!」という惹句とともに「これまでに読んだいちばん可笑しな小説」という彼の推薦文が躍っている。 見るからに経済学を題材にした小説のようで、実際そうなのだが、中身は予想されるものとはたぶんだいぶ違っている。書き出しの一文はこうだ。 「ジェイソンの勃起した性器の写真があちこちの研究室で回覧されはじめたのは、八月、彼が最新のを連れてポリネシアへクルーズに出かけていたときだった」 ジェイソンが旅行から戻ると「縦五メートル横二メートルに引き伸ばされた自分の性器の写真が研究所の正面に掲げられていた」。ただしこの哀れなジェイソンは主人公の経済学者ではなく、サブキャラの海洋生物学者だ。 主人公の名前はロドニー。コロンビア大学教授にして世界銀行のチーフエコノミスト、国連の特別顧問でもあるエリート中のエリート経済学者だ。

    貧困の発明 経済学者の哀れな生活 書評|タンクレード・ヴォワチュリエ(早川書房)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
  • 負債論 貨幣と暴力の5000年 書評|デヴィッド・グレーバー(以文社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」

    アナキストを自称する作家による、文献一覧も含めて八〇〇頁を優に超える書は、突っ込みどころ満載で、どこから読んでも面白く、また賢くなった気にさせてもくれる、再利用可能な教科書―素材集である。 原題は冠詞ぬきの〈負債Debt〉で、その意味で書は、負債の一般理論を、しかし、ヨーロッパが血塗れのその手で画定したみずからにとっての他者をみずからの一部として併呑した欺瞞の地政空間の五〇〇〇年に限って、目指している。さて、その成否は? 恩師には関係ないだろうが、シカゴ・スタイルであればこその膨大な巻末文献を資料として用い(その利用程度が測れる索引が削除されたのは残念だ)、冒頭に措かれた理論的部分(第1~5章)を結論とするために配備された、だが何れにせよ通時的にモデル化されるほかなかった歴史叙述(第6~11章)の(軽快な?)華やかさは、労働力商品も含めた〈商品―貨幣―資〉とその丸ごとの商品化(所有の

    負債論 貨幣と暴力の5000年 書評|デヴィッド・グレーバー(以文社)|書評専門紙「週刊読書人ウェブ」
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2017/09/03
    相変わらずの悪文
  • 好きなゲームをクソゲーと言われ悔しくて作家デビューした人物の“ゲームSF小説”を読み解く、そこにはゲームレビューの可能性が秘められていた

    ゲームが好きであろう読者に問うが、あなたは自分の好きなゲームをけなされて怒りを覚えたことがあるだろうか? 通販サイトのレビュー欄、良心的ではないまとめサイトやそのコメント欄、心ない人の書き込み……。誰もが情報を発信できるネットの時代になって、そういった経験をしたことのある人はより多くなったのではなかろうか。 幼少のころ、父親に買ってもらったゲームが雑誌でけなされているのを知り、その反骨心から結果的に小説家になった人物がいる。その人が書いた小説の名前は「ザ・ビデオ・ゲーム・ウィズ・ノーネーム」。表向きには“未来のゲームをレビューするSF小説”ということになっているが、その実は“未来のゲームに対してつけられるであろう低評価を、著者が今の段階で否定しておく”という狂気とも言える内容なのである。つまり、幼いころの低評価を許せないという気持ちが続き、小説にすらなったのだ。 一見するととんでもない話だ

    好きなゲームをクソゲーと言われ悔しくて作家デビューした人物の“ゲームSF小説”を読み解く、そこにはゲームレビューの可能性が秘められていた
  • 東大法学部の「恥部」の精神分析:『ほんとうの憲法』 --- 池田 信夫 (アゴラ) - Yahoo!ニュース

    ほんとうの憲法: 戦後日憲法学批判 (ちくま新書 1267)(http://amzn.to/2tSzuiO) 篠田 英朗 筑摩書房 ★★★★★ 日政府のエリートのほとんどが東大法学部卒なのは、世界でも珍しい現象である。それは彼らの偏差値が高いのだから当然だと思う人が多いだろうが、ほぼ偏差値の同じ東大経済学部はエリートになれない。経済官庁や中央銀行の幹部に(経済学の基礎知識をもたない)東大法学部卒が多いのは異常で、日の経済政策が失敗する原因だ。 彼らがエリートになるのは、東大法学部が法解釈を独占しているからだ。公務員試験も司法試験も、東大教授の解釈を書かないと合格できない。それは彼らの解釈が正しいからではない。閣議決定がクーデターだ(http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51976442.html)という石川健治教授の解釈は、笑い話に

    東大法学部の「恥部」の精神分析:『ほんとうの憲法』 --- 池田 信夫 (アゴラ) - Yahoo!ニュース
  • 水島治郎『ポピュリズムとは何か』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    時宜に適したという言葉が、今現在これほどどんぴしゃに当てはまるはないでしょう。水島治郎さんより新著『ポピュリズムとは何か 民主主義の敵か、改革の希望か』(中公新書)をお送りいただきました。いつもありがとうございます。 http://www.chuko.co.jp/shinsho/2016/12/102410.html イギリスの国民投票でEU離脱が多数を占め、アメリカではトランプが大統領に当選するという「アヌス・ホリビリス」の年末を飾るにふさわしいですが、例によってすっぽこすっぽこ刊行される粗製濫造新書と違って、そこはさすが中公新書、かつて『反転する福祉国家』でオランダモデルともてはやされるオランダの「影」の部分と、しかしそれが「光」と表裏一体であることを見事に浮き彫りにして見せた水島さんの手により、現代ポピュリズムを論じる際に必携の一冊となっています。 イギリスのEU離脱、反イスラム

    水島治郎『ポピュリズムとは何か』 - hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 梶ピエールの備忘録。 - 優等生だったはずなのに・・

    満州事変から日中戦争へ―シリーズ日近現代史〈5〉 (岩波新書) 作者: 加藤陽子出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/06/20メディア: 新書購入: 3人 クリック: 66回この商品を含むブログ (49件) を見る 岩波新書は新赤版になってから重量級の作品が増えたような気がするが、この1冊も新書とはとても思えない内容のヘビーさ。というか新書で紙幅が限られているので余分な説明がそぎ落とされているせいか、僕なんかは3回最初から読み直してようやくだいたいの内容が頭に入った始末。このような格的な啓蒙書と、20分間くらいで読めてしまいそうなカジュアルと同じ「新書」というカテゴリーでくくってしまってよいのだろうか、というのはひとまずおいとくとして・・ 書の特色をあえて言うなら、「条約と国際法」の解釈をめぐるすれ違い、という観点から1930年代前後の日中関係の複雑さおよび戦争にいたる

  • 村上博基訳『女王陛下のユリシーズ号』

    じつは、この小説には不満が2つある。どちらも原著者や訳者ではなく、訳書の版元に対する不満だ。 第1はタイトルだ。第2次世界大戦に題材をとった物語なのに、なぜ「女王陛下の」なのか。原題はHMS Ulyssesだから「英国軍艦」か「国王陛下の」でなければならないはずだ。当時はジョージ6世の時代であり、エリザベス2世はまだ即位していない。大 ヒット映画の『女王陛下の007』にあやかることはないのにと不満になる (実際には、『女王陛下のユリシーズ号』の邦訳出版は『女王陛下の007』の公開よりも早いので、あやかったわけではないのだが) 。 第2は「海洋冒険小説」の代表作とされていることだ。特攻にも似た囮作戦でほんの数人を除く全員が戦死し、護衛していた船団もほぼ壊滅する物語がなぜ、 「冒険小説」なのだ。書に似たは何かと考えたとき、『白鯨』を思い浮かべることもあるだろう。エイハブ船長役はヴァレリー艦

    ChieOsanai
    ChieOsanai 2016/05/09
    え? これ褒め殺しじゃないの?
  • 本の記事 : ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」とは | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■著者に会いたい「黒い迷宮 ルーシー・ブラックマン事件15年目の真実」 《リチャード・ロイド・パリーさん(46)》 2001年、英国人女性ルーシー・ブラックマンさんが遺体で見つかった事件。発覚当時から事件を追い続けた英国人ジャーナリストが、手記をまとめた。 当時は英インディペンデント紙の特派員。「記事になる話」としか思わなかった。だが、世の関心が薄れても、次第に夢の中にまで事件が出てくるほど入れ込んだ。イラク戦争の取材中も頭を離れることはなかった。「ただの犯罪の話ではない。私がよく知る日と英国という二つの社会が交わる物語だと思った」 初来日は16歳の時。クイズショーで優勝して得た日旅行だった。ヨーロッパとは全く異質の文化に魅了され、英国の大学卒業後、日で暮らすように。事件が起きたのは、日を「第二の家」と思い始めた頃だった。友人らの話から、ルーシーさんが日で感じた興奮と孤独が自身の

    本の記事 : ルーシー・ブラックマンさん事件「15年目の真実」とは | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/06/14
    これ紙の新聞で読んだときは受刑者の出自に触れた文章はなかったような気がするんだが……
  • テレビに映る「日本」はまるで楽園のようだ。だが実情はどうなのか - エキサイトニュース

    テレビをつけるといつも外国人から見た日や日人というテーマの番組が放送されている。実際、番組表を調べてみると、「YOUは何しに日へ?」「ネプ&イモトの世界番付」「とっておき日」「世界が驚いたニッポン! スゴ〜イデスネ!!視察団」などなど、盛りだくさんだ。 番組で繰り返し語られるのは日の美しさや素晴らしさ。日人は外国人から尊敬され、羨まれているという内容である。 テレビに映る「日」は、まるで楽園のようだ。だが、その実情はどうなのだろうか。 中国・アジア事情に通じるノンフィクション作家・安田峰俊の新刊『境界の民 難民、遺民、抵抗者。国と国の境界線に立つ人々』は、国民国家体制の狭間で生きる人々を追ったルポルタージュである。 書の主人公たちは、在日難民2世、ウイグル人、台湾人、中国人と日人のハーフたち。彼らは様々なかたちで日や日人と接点を持っており、その点で書はよくあるマイノ

    テレビに映る「日本」はまるで楽園のようだ。だが実情はどうなのか - エキサイトニュース
    ChieOsanai
    ChieOsanai 2015/04/18
    『境界の民』の書評