カンボジア首都プノンペン郊外の裁判所前に姿を見せた、違法な代理出産ビジネス絡みの逮捕者ら(2018年6月25日撮影)。(c)TANG CHHIN Sothy / AFP 【12月6日 AFP】カンボジアで、中国人らからの依頼で金銭と引き換えに代理出産を請け負ったとして逮捕された代理母30人以上が、産んだ子を手放さず自分で育てることを条件に釈放された。当局が6日、発表した。カンボジアは、多額の報酬をもたらす違法な代理出産ビジネスの取り締まりを強化しており、逮捕者が相次いでいる。 今回釈放されたのは、首都プノンペンで今年6月に行われた代理出産事業者への強制捜査で逮捕された代理母32人。同時に中国人1人を含む関係者5人も逮捕され、いずれも人身売買の罪に問われていた。 人身売買対策委員会の警察幹部が、代理母らを「人道的見地」から釈放したことを認めた。代理母らは「産んだ子を売らずに自ら育てることに同