新型コロナウイルス感染症により、米国ではこのところ毎日、およそ10万人が入院している。また、ここ2週間ほどの1日あたりの死者数も、1000人を超えている日の方が多い。これらの人たちには、豊かな人も貧しい人も、ホワイトカラーもブルーカラーも、高齢者も若者もいる──つまり、地位も立場も、職業もさまざまだ。 ただ、カイザー・ファミリー財団の調査結果によると、これらの人たちの98%以上に、共通することが一つある。それは、ワクチンを接種していなかったということだ。 新型コロナウイルスの流行が「未接種者の間でのパンデミック」になっていることは、すでに広く報じられている。公衆衛生当局も、そのことを頻繁に発信している。それでも、何百万人もの接種対象者が、「ワクチン接種を拒否する」ことを選んでいる。以下、調査結果で明らかになったいくつかの数値について、ご紹介する。 ・21% 18〜29歳の割合:カイザー・フ