この本は読み手が読みやすいように書かれた本ではないですね。 とにかく登場人物や地名が多く、どこの誰でどの国のどの地方の 話なのか、なんだかだかさっぱりわからなくなってくる。 そして訳が致命的に下手くそだ。 「この制度は以前の制度よも、意図においてより整然としており、 また、それゆえに人情の機微をうがったものであった。もっともそれは 実際面において凶暴さを伴って実行された。」 私はこうゆう訳は基本的に一般書向けの訳に慣れていない人がとる手法だと思う。 要は小難しい表現が多いうえに常用漢字ではないか漢字が多用されている。 はたしてこれが読みやすいでしょうか? 戦争というテーマの中でも地味ながらも一番肝要な補給についての考察は とても興味深いのですが、文章そのものが読みにくければ台無しになってしまう。 ベットで寝転がって読んでいると睡眠薬以上の効果を発揮する本書。 戦争の歴史好きの方でも読了は難