スペインのPublic University of Navarre、英Ultraleap社、ブラジルのUniversity of São Pauloによる研究チームが開発した「LeviPrint: Contactless Fabrication using Full Acoustic Trapping of Elongated Parts.」は、超音波を用いて材料を空中に浮遊させながら非接触で組み立てを行うロボットアームだ。ビーズや細い棒、接着剤の液滴を超音波で浮かせて、さまざまな構造物を組み立てる。 ▲超音波を用いて細い棒を浮遊させている様子 keyboard_arrow_down 研究背景 keyboard_arrow_down 研究過程 keyboard_arrow_down 実証実験 通常の組立・製造技術に共通する特徴は、操作・吐出される部品や材料が機械に直接接触することである。そ
宇宙空間などの極限環境でも生存できるといわれる微生物「クマムシ」と超電導量子ビットの間に、量子特有の現象である「量子もつれ」を観察した──こんな研究結果を、シンガポールなどの研究チームが論文投稿サイト「arXiv」で12月16日に公開した。量子もつれ状態を作るためにほぼ絶対零度まで冷やされたクマムシは、その後生命活動を再開したという。 量子もつれは複数の量子による特有の相関で、量子コンピュータの計算アルゴリズムにも重要な役割を果たす。量子的な現象は小さく冷たい物体でなければ観察が難しいことから、生物のような大きく複雑で熱い物体に、量子の性質は現れにくい。研究チームは、量子力学の立役者の一人であるニールス・ボーアが遺した「生物で量子実験を行うのは不可能」という主張に注目し、普通の生物では耐えられない環境でも生き続けるクマムシに白羽の矢を立てた。 研究チームはまず、クマムシを「クリプトビオシス
視界に入るもの全てを包丁に変えてしまうと言っても過言ではないYouTuber・圧倒的不審者の極み!さんが、海水から包丁を作りました。この技術を応用すれば、人糞からも包丁が作れるそうです。 海水で包丁を作っちゃいました…… 事の始まりは、「人糞から包丁を作ってほしい」という視聴者からのメール。昔のイヌイットは人糞でナイフを作っていたという話があり、最近、ある人類学者が人糞を凍らせてナイフを作ったが、強度が十分でなく、人糞を使ったナイフは作れないと結論づけたというのです。これに反論してほしいというのが依頼の趣旨でした。 ところが、圧倒的不審者の極み!さんは人糞が苦手なため「人糞からでも恐らく強度が出せるであろうレシピ」で海水から包丁が作れることを証明しました。同じ素材を使えば土や糞から包丁が作れるそうです。作りたくはないでしょうけど……。 まずは、圧倒的な数の道具を駆使して、海水を包丁にするま
攻殻機動隊に登場する光学迷彩や、ハリー・ポッターシリーズに登場する透明マントのような、包んだものを視覚的に透明にしてしまう新素材に関する特許をカナダのバンクーバーに拠点を置くHyperStealth Biotechnologyが出願しました。特許出願したのは「Quantum Stealth(量子ステルス)」と呼ばれる光学迷彩に使用可能な新素材で、発明したのはHyperStealth Biotechnologyのガイ・クラマーCEOです。 Hyperstealth Corp. Discloses Patent Pending Invisibility Cloak | Newswire https://www.newswire.com/news/hyperstealth-corp-discloses-patent-pending-invisibility-cloak-21010342 Watc
by Takashi Hososhima 「古代ギリシャの科学者であるアルキメデスが凹面鏡で太陽光を集めて敵艦を焼き払った」という伝説がある通り、光学の歴史の始まりは2000年以上前に遡ります。そんな光学の歴史上で人類が2000年以上も解決できなかった「レンズの収差の解消」という難問をメキシコの大学院生が数学的に解決したと報じられています。 OSA | General formula for bi-aspheric singlet lens design free of spherical aberration https://doi.org/10.1364/AO.57.009341 Mexicans solve problem unattainable for Newton https://www.eluniversal.com.mx/english/mexicans-solve-pro
性別を変異させるDNAを蚊の遺伝子プールに解き放つと、ブンブン音を立てる蚊でいっぱいだったケージは「崩壊」し、死に絶えた。英国の研究チームはこの「遺伝子ドライブ」と呼ばれるテクノロジーを使って、いずれマラリアを媒介する蚊をアフリカで絶滅させたいと考えている。 ロイター通信によると、蚊が媒介するマラリア原虫は、2016年に世界で約2億1600万人をマラリアに感染させ、うち44万5000人を死に至らしめた。ワクチンは存在しない。 遺伝子ドライブは、動物が繁殖するにつれて通常よりも速く拡散する人工の遺伝構成物だ。要するに、野生生物の間に遺伝子変異を拡散する技術なのだ。 英インペリアル・カレッジ・ロンドン(Imperial College London)の研究チームは遺伝子ドライブを利用して、蚊が雌雄どちらになるかを決める遺伝子の劣化コピーを拡散したという。劣化コピーの遺伝子は雌の蚊に作用し、人を
傷つけたり、切断したりしても元に戻るゴムの新素材を、理化学研究所などのグループが開発しました。さまざまな環境下で使えるということで、自動車のタイヤや保護材、人工臓器からロケットまで幅広い分野で活用が期待できるということです。 完全に切断しても切断面を軽く合わせるだけで数分後には元どおりにつながり、傷もほぼ消えるということです。 このゴム素材で袋をつくると、穴があいても自然に塞がると言うことです。 元に戻る仕組みは、「分子間相互作用」という分子と分子が互いに引き合う物理現象を利用しています。 グループでは、特殊な触媒を使ってねらいどおりに引き合う作用をみせる分子の合成に成功、切断面の分子と分子を近づけると再びつながる素材を実現しました。 これまでにも、こうした機能をもったゴム素材はありましたが、光や熱など外からエネルギーを加えるといった条件が求められ、普及の壁になっていました。 今回の素材は
最近のショッキングなバス事故は、日本でも話題になった重慶路線バスの転落事故だろう。重慶市の22号路線バスが10月28日、万州長江二橋から約50メートル下の川に転落し、運転手および乗客15人が死亡した。31日にバスが川から引き揚げられ、地元警察がカメラ付きドライブレコーダーなどを確認したところ、転落の原因は48歳の女性の乗客と運転手が殴り合いになり、運転を誤ったことと判明した。道路工事の影響でバスが路線を変更、女性が降りたかったバス停に止まらなかったことで怒り出し、運転手に自分を降ろすように要求したが、運転手は「バス停以外で止まることができない」と拒否。口論から殴り合いに発展したのだった。 この一部始終が車内のビデオカメラに映っており、それがネットに流出したことが、より事件の注目度を高めた。女性の乗客が携帯電話を持った右手で運転手の右側頭部を殴ると、運転手も右手をハンドルから離して女性の首を
1922年生まれの発明家スタンフォード・オブシンスキー氏は、トーマス・エジソンやアルベルト・アインシュタインのような著名な発明家ほど知名度はありませんが、「この世代のエジソンだ」と称されるほど優れた発明を数多く生み出してきた人物です。そんなスタンフォード氏の業績をSmithsonian.comが振り返っています。 Stanford Ovshinsky Might Be the Most Prolific Inventor You’ve Never Heard Of | Innovation | Smithsonian https://www.smithsonianmag.com/innovation/stanford-ovshinsky-might-be-the-most-prolific-inventor-youve-never-heard-of-180970276/ 1922年、東ヨー
【ワシントン=三井誠】2匹のオスの精子が持つ遺伝情報をもとに子マウスを初めて誕生させたと、中国科学院などの研究チームが11日に発表した。精子をもとに作ったES細胞(胚性幹細胞)を改変して卵子に似せ、別の精子と合わせるなどして受精卵のような状態にしたという。すぐに人間に応用することは難しいが、生命倫理面で議論を呼びそうだ。論文が米科学誌「セル・ステムセル」に掲載される。 マウスや人間などの哺乳類は卵子と精子で遺伝情報の働き方が異なり、どちらか一方の遺伝情報では通常、発育が進まない。2004年に東京農業大の河野友宏教授らが卵子だけを使って子マウスを誕生させたと発表したが、精子だけの例はなかった。 中国の研究チームは精子が持つ遺伝情報をもとにES細胞を作製。遺伝子を効率良く改変できる「ゲノム編集技術」を使って、卵子に似せるために7個の遺伝子を働かないよう操作した。
掃除機やエアコンのフィルター、あるいはコーヒーのフィルターなどは「大きな物体をせき止めて小さな物だけ通す」という働きがあるのは誰もが知るところ。しかしそれとは逆に「大きな物だけ通す」という不思議なフィルターが開発されました。用途としては、「ハエだけが通れないフィルター」や「トイレの防臭フィルター」などが考えられるようです。 Free-standing liquid membranes as unusual particle separators | Science Advances http://advances.sciencemag.org/content/4/8/eaat3276 This improbable membrane can trap flies in a jar—and odor in a toilet | Science | AAAS http://www.scienc
セオドア・ブリュースター・テイラー単語 セオドアブリュースターテイラー 1.5千文字の記事 5 0pt ほめる 掲示板へ 記事編集 歴史に出てくるまでロスアラモス時代後半生関連動画関連項目脚注掲示板セオドア・ブリュースター・テイラー(Theodore Brewster Taylor)とは、アメリカの誇るキ○ガイ技術者である。米本国ではテッド・テイラーのほうが通りがいいらしい。 歴史に出てくるまで 本人曰く、7歳で爆発のとりこになったんだとか。少年時代、母親から「ニトログリセリンだけは作らないでくれ」といわれていたのでそれ以外の火薬を合成して遊んでいたという。 海軍に従事していたとき、広島で原爆を使ったというニュースを聞く。テイラーは天啓と思い、軍を除隊すると母親を振り切り、妻子連れでロスアラモスに移住。核爆弾の設計・開発の仕事に就く。 ロスアラモス時代 その功績からは信じられないが、彼がロ
液体水素などの燃料(推進剤)を必要とせず、太陽光パネルで発電した電力で発生させたマイクロ波だけを用いることで宇宙船を半永久的に航行させる常識破りの推進装置「EMドライブ」は、これまでの物理の法則では説明がつかない力を生みだすことから議論の的になっていました。そんなEMドライブについてNASAが実際にテストを行い、動作が確認された報告書を作成していることが明らかになっています。 Impossible Spaceship Engine Called "EmDrive" Actually Works, Leaked NASA Report Reveals - The Drive http://www.thedrive.com/news/5904/impossible-spaceship-engine-called-emdrive-actually-works-leaked-nasa-report
バキュームカーの臭いをチョコの香りに 4社が共同開発 1 名前:たんぽぽ ★:2016/09/29(木) 18:56:26.00 ID:CAP_USER9.net 紡績大手シキボウ(大阪市)や山本香料(同)など4社は29日、便を回収する衛生車(バキュームカー)から出る不快な臭いをチョコレートのような甘い香りに変える技術を共同開発したと発表した。 http://www.asahi.com/articles/ASJ9Y4TPJJ9YULFA01C.html?iref=comtop_8_04 5: 名無しさん@1周年 2016/09/29(木) 18:57:58.62 ID:9XYLZQdg0 >>1 チョコが食えなくなるだろうが 6: 名無しさん@1周年 2016/09/29(木) 18:58:24.40 ID:fzh6D6260 チョコを食べると思い出すのはイヤだw 8: 名無しさん@1周年
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く