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池田信夫に関するcastleのブックマーク (354)

  • もう「NTT問題」を卒業しよう : 池田信夫 blog

    2009年11月27日00:45 カテゴリIT もう「NTT問題」を卒業しよう きのうの慶応のシンポジウムの3回目のテーマは「NTT再々編」。最初はいささか気が重かった。私は1985年にNTTが民営化されるとき「巨大企業への転進」というNHK特集を担当し、半年ぐらいNTTに出入りしていたので、「NTT問題」とはそれ以来20年以上のつきあいだが、こういう非生産的な政治問題に大きなエネルギーを費やしてきたことが、日の通信業界をだめにした大きな原因だからである。 しかし始まってみると、出席者の意見は意外に似ていて、「もうこういう不毛な論争は卒業しよう」という点は一致していた。かといって、これは総務省の正副大臣がいうように、NTTを現状のまま放置することを意味しない。NTTに政府が出資して特殊会社として規制する変則的な経営形態をやめ、完全民営化するには、それなりの制度設計が必要だ。それが情報通信

    もう「NTT問題」を卒業しよう : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/27
    「日本のITゼネコンは、客を特注のソフトで囲い込んで「シャブ漬け」にするビジネスがおいしすぎて、シャブ以外の商品が作れなくなってしまった。電話時代のままのレガシー産業構造がイノベーションを阻害している」
  • 池田信夫 on Twitter: "私は木村太郎さんのときNC9にいたんだけど、彼は前説・後説ばかりか、原稿の中身やオーダーにも口を出した。デスクはいやがってたけど、あれがアメリカのアンカーマン=編集長のスタイル。でもそういう人は、NHKのような組織には長くいられない。"

    私は木村太郎さんのときNC9にいたんだけど、彼は前説・後説ばかりか、原稿の中身やオーダーにも口を出した。デスクはいやがってたけど、あれがアメリカのアンカーマン=編集長のスタイル。でもそういう人は、NHKのような組織には長くいられない。

    池田信夫 on Twitter: "私は木村太郎さんのときNC9にいたんだけど、彼は前説・後説ばかりか、原稿の中身やオーダーにも口を出した。デスクはいやがってたけど、あれがアメリカのアンカーマン=編集長のスタイル。でもそういう人は、NHKのような組織には長くいられない。"
    castle
    castle 2009/11/26
    「木村太郎さんは前説・後説ばかりか、原稿の中身やオーダーにも口を出した。デスクはいやがってたけど、あれがアメリカのアンカーマン=編集長のスタイル。でもそういう人は、NHKのような組織には長くいられない」
  • 人生の出口戦略 : 池田信夫 blog

    2009年11月25日23:23 カテゴリ経済 人生の出口戦略 きょうの磯崎さんのアゴラ起業塾は、すごい熱気で私も驚いた。講師の話も濃密だったが、100人近い満員の聴衆が、具体的に起業のノウハウを求めてい下がるのが印象的だった。失礼ながら、船が傾くと鼠が逃げ出す光景を連想してしまった。特に今の30代以下には、「終身雇用」という言葉は建て前以上の意味をもたない。40過ぎてつぶしがきかなくなる前に出口をさがさなければ、手遅れになるという感覚が広がっているようだ。 これは今日の磯崎さんの話の内容から考えると、グッド・ニュースではないだろうか。彼の説明によれば、日の個人金融資産1400兆円はじゃぶじゃぶに余っており、VCの資金は1兆円しかないのに投資先に困っている。けさの記事にも書いたように、ボトルネックは資金ではなく投資機会なのだ。投資機会とは、つまるところ人である。優秀な人材が官庁や大企業

    人生の出口戦略 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/26
    「一流企業をやめる事はリスクが高いため、優秀な人材が船と一緒に沈んでゆく。金は余っているのだから、流動性を高めるべきなのはマネーストックではなく人材」「ブ米:大海原で海の藻屑となる数の方が多いような」
  • 池田信夫 on Twitter: "@isologue 外資系の投資銀行も80年代にARKヒルズに大挙して入ってきたけど、ほぼ全滅でしたね。「金融センター」というより、日本人や企業のリスク態度に問題があるような・・・"

    castle
    castle 2009/11/22
    「外資系の投資銀行も80年代にARKヒルズに大挙して入ってきたけど、ほぼ全滅でしたね。「金融センター」というより、日本人や企業のリスク態度に問題があるような」
  • 池田信夫 on Twitter: "@isologue 長銀も興銀も投資銀行への転身をめざしたけど、だめでしたよね。普通は資本主義は成熟すると金融資本主義になってもうけるんだけど、日本はその道が開けなかった。 http://bit.ly/55Z8Gz"

    castle
    castle 2009/11/22
    「長銀も興銀も投資銀行への転身をめざしたけど、だめでしたよね。普通は資本主義は成熟すると金融資本主義になってもうけるんだけど、日本はその道が開けなかった」
  • 攘夷か開国か : 池田信夫 blog

    2009年11月21日19:36 カテゴリ法/政治 攘夷か開国か きのうの記事におもしろいTBをもらった。たしかに今度の政権交代は、明治維新というより幕末の混乱に似ていると思う。今の民主党は、反グローバリゼーションや規制強化を求める「尊皇攘夷」派と、構造改革の継続を求める「開国」派に分裂し、鳩山首相がイニシアティブを発揮しないために政策が迷走している。 しかし明治維新との最大の違いは、今度の「黒船」は東ではなく西から来ているということだ。日にとって最大の脅威は中国である。日米同盟が続くかぎり、軍事的に中国が日を征服することはないだろうが、経済的には今年、中国はGDPで日を抜き、2026年にはアメリカを抜いて世界一の経済大国になると関志雄氏は推定している。 思えば日は1000年以上にわたって、中国の衛星国家の一つにすぎなかった。この140年ぐらいは逆転したが、これは中国政治的不安定

    攘夷か開国か : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/21
    「中国が日本を追い越す過程で起こるのは、生産要素(特に労働)の移動と賃金の均等化」「人民元が変動相場制に組み込まれて切り上げられると、東アジア経済圏は人民元圏になり、本社機能を中国に移す企業が増える」
  • 幕末史 : 池田信夫 blog

    2009年08月16日20:12 カテゴリBooks 幕末史 幕末というと、司馬遼太郎の小説でおなじみの英雄の活躍する世界で、今さらという読者も多いだろう。書はそこを一工夫して、「賊軍」の側から明治維新を見る。これは『靖国史観』と同じで、坂龍馬はテロリストであり、新撰組はテロを防ぐ警察と同じ仕事をしただけだ。 書の主人公は、勝海舟である。勝は無役の最下級武士の子として生まれた。内職で暮らしを立て、正月のにも不自由する家だったという。彼が出世したのは、蘭学の知識と語学力のおかげだった。黒船が来港し、世界情勢の知識のある者が必要になったためだ。当時は幕府の身分制度も崩壊し、家柄や年齢に関係なく能力のある者が重要な仕事をまかされるようになっていた。勝が陸軍総裁として江戸城の無血開城を行なったのは、45歳のときである。 当時、西郷隆盛の率いる官軍は1万余の軍勢で江戸城を包囲し、決戦になれば

    幕末史 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/21
    「明治維新の時は勝のような戦略家が官軍にも賊軍にも輩出した。それは清が阿片戦争に敗れて実質的に植民地化され、黒船がやってきて、内紛を続けていては日本も植民地にされるという危機感が共有されていたため」
  • 池田信夫 対 西和彦

    昨日、久しぶりに池田信夫に会って、コーヒーした。そして、スパコンについて意見交換をしたので、忘れないうちに私の言った考えをを文字にしてまとめておきたい。 2009年11月15日 12:14 の池田信夫BLOG「沈没した「スパコンの戦艦大和」」における池田の4つある指摘(全文引用)とそれに対する西の考え。 池田「予定した性能が実現できるのか:事業仕分けでは「世界一に意味があるのか」という疑問が出たというが、そもそも京速は世界一になるかどうかが疑わしい。今年6月のTop500リストのトップは、IBMのRoadrunnerの1.1PFLOPS。NECと日立が脱落して設計が根的に変更され、110TFLOPSの実績しかない富士通が単独で設計をやり直して、その100倍の性能が2年で実現できるとは思えない。」 西「これは出来るのではないかと考える。CPUが128GFLOPSで、4つ乗ったのがマザーボー

    池田信夫 対 西和彦
    castle
    castle 2009/11/20
    「西「富士通のスパコンは凄い商品になる。CPUのSPARC64は凄いチップで1基で128GFLOPSの性能を持っている。それがマザーボードの上に4基のって512GFLOPSできる。このマザーボード1枚だけで、凄い科学技術計算機になる」」
  • BPOのレポートがおもしろい : 池田信夫 blog

    2009年11月19日01:51 カテゴリメディア BPOのレポートがおもしろい きのう取材に来た、あるプロダクションのディレクター(兼カメラマン)が、「BPOのレポートが業界で話題になっている」というので、17日にBPO(放送倫理検証委員会)が出した「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を見てみた。確かにおもしろい。マンガ入りで文体も型破りで、こんな調子だ。これだけガンバってきたバラエティだが、最近の話になるにつれ、関係者の口調はだんだん愚痴っぽくなる。 曰く、バラエティはあらゆることをやりつくし、いまや何をやっても既視感がつきまとう。曰く、タレントとその予備軍は相変わらず少なくないが、突出したカリスマ的才能、ビッグな芸人が少なくなった。曰く、放送界にコンプライアンスを矮小化した事なかれ主義、サラリーマン的保身がはびこって、ムチャなこともできなくなった。曰く、バラエティの制作者も

    BPOのレポートがおもしろい : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/19
    「突出したカリスマ的才能、ビッグな芸人が少なくなった」「事なかれ主義、サラリーマン的保身が蔓延り」「「同じパターンの繰り返しでつまんねえよ」という声が一番つらい。限られた予算の中ではそれしかできない」
  • マックス・ウェーバーのニヒリズム : 池田信夫 blog

    2024年03月09日22:21 カテゴリ マックス・ウェーバーのニヒリズム 日人はニーチェが好きだ。彼はヨーロッパ(特にドイツ)では無神論者としてきらわれているが、日では『超訳 ニーチェの言葉』などという偽書が100万部以上も売れた。その中身は「初めの一歩は自分への尊敬から」とか「いつも機嫌よく生きるコツ」といったハウツーものだ。天然ニヒリストの日人にとっては、神が死んだかどうかなんてどうでもいいのだろう。 他方で日には、大塚久雄以来の「ウェーバー学」の伝統がある。これは講座派マルクス主義の変種で、『プロテスタンティズムの倫理と資主義の精神』を金科玉条として「日人の精神的自立」を説くもので、膨大な文献学の蓄積がある。 こうした近代化論的なウェーバーの読み方は日特有のもので、歴史学では『プロ倫』は否定されている。『世界宗教の経済倫理』などの宗教社会学も、ドイツ語訳の2次文献

    マックス・ウェーバーのニヒリズム : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/17
    「経験的でかつ数学による方向づけが与えられているような世界の見方は、原理的におよそ現世内における事象の「意味」を問うというようなものの見方をすべて拒否する、といった態度を生み出してくる(ウェーバー)」
  • ベッカーとポズナー : 池田信夫 blog

    2009年11月17日10:42 カテゴリ経済 ベッカーとポズナー Becker-Posner blogは、私のRSSリーダーに入っている数少ないブログの一つである。ベッカーはノーベル賞受賞者、ポズナーは連邦高裁判事。このような(日的にいえば)学界の大御所が、ブログで一般読者と議論するなんて、日では考えられない。書は、その記事を集めたものだ。 序文では「かつてハイエクは知識を社会全体に分散したままコーディネートして利用するシステムとして価格を考えたが、インターネットは価格なしで知識をコーディネートするハイエク的システムだ」と、拙著の序文とほとんど同じことを書いている。先週の記事でポズナーは、「アメリカは日のあとを追うか?」と問うている。日の政府債務はまもなくGDPの2倍を超え、国内資金だけでファイナンスできなくなるだろう。海外から資金を調達するようになると、債務不履行のリスクが

    ベッカーとポズナー : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/17
    「日本の財政赤字の大部分は円でファイナンスされているので、債務不履行の心配はない。最悪の場合でも、政府が紙幣を印刷してインフレによって帳消しにできるからだ/アメリカの成長力は大きい(ベッカー)」
  • 電子ブック戦争 日本の敗北 : 池田信夫 blog

    2009年11月15日15:40 カテゴリIT 電子ブック戦争 日の敗北 Google Booksをめぐる新しい和解案が提示され、英米圏の以外は除外されることになった。これまでこのプロジェクトに文句をつけてきた日文芸家協会などは喜んでいるだろうが、これによって次の大きな市場と目されている電子ブックで、日が敗北することが確実になった。 今のところトップランナーはアマゾンのKindleだが、日語のを読むことはできない。ソニーは欧米ではSony Readerを販売し、Kindleに負けない台数を出荷しているが、今回の新和解案で決定的に不利になった。ソニーはGoogle Booksと提携してEPUBというオープン規格を採用しているので、日が和解から除外されると、Sony Readerで日を読むことは不可能になるからだ。 英米の出版業界がGoogle Booksに好意的なのは、

    電子ブック戦争 日本の敗北 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/16
    「英米の出版業界がGoogle Booksに好意的なのは、コピーを拒否してネットを敵に回した結果、没落した音楽業界の教訓に学んでいるから」「音楽の海賊コピーが減った原因は、訴訟ではなくiTunesのような有料配信の普及」
  • デフレとマイナス金利 : 池田信夫 blog

    2008年10月19日13:22 カテゴリ経済 デフレとマイナス金利 WSJによれば、アメリカ経済はデフレになるおそれが強いという。現在の激しいdeleveragingを見ると、現金の供給が需要をはるかに上回っているので、すでにデフレ局面に入っている可能性がある。バブル崩壊は短期的な現象だが、このデフレの扱いを誤ると不況が長期化することは、日経済の貴重な教訓だ。 デフレが起こるのは、クルーグマンのいうように「均衡実質金利がマイナスになる」ためで、その原因は過剰債務の返済(企業の純貯蓄)だが、これは彼の信じているような新理論ではない。アーヴィング・フィッシャーは1930年代にdebt deflationによって自然利子率(均衡実質金利)がマイナスになる可能性を指摘し、ケインズは『一般理論』(p.357)にこう書いた:ゲゼルは、実質資の成長は名目金利によって制約されると論じている。[・・・

    デフレとマイナス金利 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/14
    「実質的にマイナス金利にする方法は他にもある。例えば国債や現金保有に課税する政策」「自然利子率がマイナスになる原因は過少投資と過剰債務だから、それを解決するには政策金利も実質的にマイナスにすればいい」
  • 池田信夫 on Twitter: "小泉内閣のときは、経済財政諮問会議という「司令塔」があったから、予算の骨格を6月ごろ「骨太の方針」で決めるという戦略的な方針がとれた。ところが「反小泉」を旗印にした民主党は、そういう制度設計なしに、負けを覚悟の「バンザイ突撃」をやっている。"

    castle
    castle 2009/11/14
    「小泉内閣のときは、経済財政諮問会議という「司令塔」があったから、予算の骨格を6月ごろ「骨太の方針」で決めるという戦略的な方針がとれた。が反小泉を旗印にした民主党はそういう制度設計なしにバンザイ突撃」
  • 池田信夫 on Twitter: "@dseqlbrm いや、グローバル化の問題はまったく視野にないようです。いくら中国の話をしてもきいてくれないと、藤末さんが嘆いてました。船が沈んでいくというのに、その甲板でバラマキ福祉やらモラトリアムやらをやっているという図です。"

    castle
    castle 2009/11/12
    「いや、グローバル化の問題はまったく視野にないようです。いくら中国の話をしてもきいてくれないと、藤末さんが嘆いてました。船が沈んでいくというのに、その甲板でバラマキ福祉やモラトリアムをやっている図」
  • 事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blog

    2009年11月12日12:32 カテゴリ法/政治 事業仕分けという人民裁判 きのうから行政刷新会議の始めた「事業仕分け」の実態は、ネット中継やツイッター中継までされたが、予想以上に混乱した会議の状況を見て唖然とした。こんな乱暴な人民裁判を続けるのは、民主党政権の恥だ。 まず問題なのは、仕分けの対象になったのは概算要求に出ている約3000の国の事業のうち15%足らずの447事業にすぎないということだ。残りの85%は仕分けの対象にならないので、勝負はこの段階でついている。これを選んだのは、実質的には財務省の主計局である。予算書というのは細かい数字の並ぶ膨大な書類で、素人が読んでもわからない。 しかも対象になった事業をみると、大竹文雄氏も指摘するように、期限付きの事業で来年度からやめることが容易なものが多い。こういう事業には恒久的な要員がついていないため廃止しても人件費は減らないので、官公労も

    事業仕分けという人民裁判 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/12
    「(査定対象は財務省が選んでいて)潰すつもり」「戦略もなく、何が無駄なのかという基準も決めず」「ソフトウェアの設計を決めないでデバッグをやるようなもの」「脚本・演出は財務省。国民にアピールする茶番劇」
  • 日本語に主語はいらない : 池田信夫 blog

    2009年07月29日22:10 カテゴリBooks 日語に主語はいらない 学校文法では、「文は主語と述語によって成り立つ」と教わる・・・という文には主語がない。こういう場合、学校では「生徒は」という主語が「省略されている」と教わるが、この基準で日語の日常会話を分析すると、90%以上の文で主語は「省略」されている。世界の他の言語をみても同じで、主語が不可欠なのはインド=ヨーロッパ語族の一部に限られる。主語・述語モデルにもとづく生成文法も、「普遍文法」どころか「ヨーロッパ語文法」でしかない。 このように英語をモデルとして「日語は主語がないので論理的ではない」という学校文法に対する批判も古くからあり、時枝文法や三上章など、「日語の論理は英語とは違う」とする議論も多い。書は、学校文法や生成文法を否定する点ではこうした理論と同じだが、「日語特殊論」も批判し、日語と英語は同じ論理の変種

    日本語に主語はいらない : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/09
    「認知言語学では、統語論を否定し、文をメタファーの関係としてとらえる~外的な世界を概念化する過程であり、文法はその概念=メタファーの関係をあらわす形式」「論理的関係は集合の包含関係に置き換えられる」
  • 「社会工学」の幻想 : 池田信夫 blog

    2009年11月05日11:02 カテゴリ経済 「社会工学」の幻想 先日の左翼の堕落についての記事には(予想どおり)反発が多かったようだが、バランスをとるために右派の堕落についても書いておこう。といっても70代以上の老人を読者層とする右派論壇の没落のことではなく、社会工学という形で性懲りもなく繰り返されるパターナリズムのことだ。 その典型が、今は亡きリフレ派だろう。さすがにもう「日銀が4%のインフレを15年間続けると宣言しろ」というクルーグマンのご託宣を復唱する向きはいなくなったが、それを喧伝した翻訳家も『訳者解説』なる駄からこっそりクルーグマンの解説を抜いただけで、反省の弁は聞かれない。かつて構造改革を罵倒した学説史家に至っては、苦しまぎれに「所得政策」を主張するありさまだ。 彼らの間違いは、意外に根が深い。それはオーギュスト・コントやベンサム以来の「社会は人工的に管理できる」という操

    「社会工学」の幻想 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/06
    「(彼らの間違いは)「社会は人工的に管理できる」という操作主義にもとづいているから」「社会工学が失敗する原因は、ポパーが信じたように漸進的に近づいてゆく客観的真理などというものは存在しないからだ」
  • ケインズとラムゼー* : 池田信夫 blog

    2009年11月03日23:33 カテゴリ経済テクニカル ケインズとラムゼー* ケインズが1921年に書いた『確率論』は最近、行動経済学の先駆としてあらためて注目されている(*テクニカル)。 このでケインズは、サイコロの目のような客観的確率をモデルとする古典的な確率論に対して、直観によって決まる確率関係にもとづく確率論を構築し、社会科学の基礎にしようとした。この確率関係は知覚される命題と命題の論理的関係だが、主観的ではなく客観的な概念である。確率関係によって決まる結果は客観的に検証可能だが、その基礎となる直観は検証も反証もできない。この確率関係は意思決定の基礎となるもので、その選好の大小や無差別性によって人々の行動が決まる。 ・・・と要約すると明らかなように、ここでは確率関係という無定義語が主観的でもなく客観的でもない奇妙な概念として使われている。この点を批判したのが、ラムゼーの「真理と

    ケインズとラムゼー* : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/05
    「ラムゼーは、すべての人々が完璧な最適化計算を行なうと考えることは、問題を単純化する方便にすぎないと考えていた」「経済学を「一方では形式論理学から、他方では記述的心理学から区別」する理論を構築する」
  • 「貧困率」についての誤解 : 池田信夫 blog

    2009年11月04日13:04 カテゴリ経済 「貧困率」についての誤解 けさの朝日新聞に「15.7%の衝撃―貧困率が映す日の危機」という社説が出ていて、朝日新聞の論説委員のレベルの低さに衝撃を受けた。日貧困率がOECD諸国で第4位だということは、当ブログでも紹介したとおり5年前から周知の事実で、政府が「それに目を背けてきた」わけではない。大した意味がないから、特に問題にしなかっただけだ。 鳩山首相もこの数字について「大変ひどい数字だ。何でこんな日にしてしまったとの思いの方も多いだろう」とコメントしたそうだが、彼はその意味がわかっているのだろうか。OECDの発表しているのは相対的貧困率で、これは国内の家計所得の中央値(メディアン)の半分に満たない世帯の比率を示す指標にすぎない。絶対的貧困率でみると、次の図のように、日の下位20%の人々の所得(紫色の面積)は最大である。 この図の説

    「貧困率」についての誤解 : 池田信夫 blog
    castle
    castle 2009/11/05
    「日本の貧困層は世界でもっとも豊か。日本の下位20%の人々の所得は、他の地域の最貧層の7倍以上。相対的貧困率が高いのは、高齢化により無収入の老人が増える一方、若年層で非正社員や独身世帯が増えているから」