JR九州が久大本線に新たな観光特急「かんぱち・いちろく」を投入します。去就が注目されていた他路線の観光列車を再改造した新顔は、あまりにも存在感が大きすぎる「水戸岡デザイン」をどれほど変えたのでしょうか。 新観光列車は、「あの二人」の生まれ変わり!? JR九州が特急「ゆふいんの森」「ゆふ」に続き、久大本線へ3本目の特急列車となる「かんぱち・いちろく」を投入。「福岡・大分デスティネーションキャンペーン」開催に合わせて2024年4月26日にデビューします。この新型の観光特急は、従来の列車の“リノベーション”であるとともに、「2R系」という謎めいた形式名が新たに付されるという、異色の存在です。 拡大画像 小倉総合車両センターでついにベールを脱いだ「かんぱち・いちろく」(坪内政美撮影)。 「かんぱち・いちろく」の前身は、肥薩線で運行されていた観光列車「いさぶろう・しんぺい」です。キハ47形気動車をベ