築55年の団地で、元気に前向きにひとり暮らしをしている87歳の多良美智子さん。いったい、どんな毎日を過ごしているのでしょうか? 著書『87歳、古い団地で愉しむ ひとりの暮らし』(すばる舎)で紹介された暮らしぶりを、少しだけのぞいてみました。 87歳・一人暮らしの元気チャージは「だれでもできる手軽なこと」 家で一人で過ごすことを楽しんでいる多良さんですが、習い事や趣味の会には、積極的に参加しています。 「昔から、興味をもったものはすぐに挑戦します。ずっと続けている絵手紙も、そのひとつ。ある日、市民センターの作品展を見に行ったら素敵だったので、その日の夜に代表者の方に電話をしました。すぐに見学に行って、先生や生徒さんとも気が合い入会したんです。だれかと一緒とか、誘われるのを待つということはなく、単独行動が多いです。私は『すぐやる課』なのです(笑)」 ●お金のかからない習い事へ。週1回は外出して