このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2
Inc.:IQは変化しないものだと思っている人がほとんどです。テストを受けて「あなたの知能はこのぐらいですよ。」と言われたら、ずっとそのままだと思っています。。 でもそれは間違った認識だということが判明しました。 神経科学により、実は脳の機能は今まで考えられてきたよりはるかに変化しやすいことが示されています。 例えば、チューリッヒ大学が行った研究により、シンプルなあることをするとその人のIQが高くなることがわかっています。子供は大人に比べて脳が柔軟だとされていますが、これは子供に限った話ではなく、大人にも子供にも高齢者にさえも当てはまります。 では、その「シンプルなあること」とはどんなことでしょうか。フラッシュ・メモリー・カードを使ってもっと難しい言葉を学習するのでしょうか。 いいえ。そえは、瞑想でもなければ、ルービック・キューブを完成させることでもなく、脳の血行を促進する銀杏を食べること
By Christian Weidinger 「音楽を聴く」という行為を物理的に見ると、空気の振動が鼓膜を震わせることで生じた電気信号を脳が感知して音を感じる、ということになりますが、なぜ人間は音を「音楽」として認知し、さらには心地の良いものであると感じるのかは脳科学が発達した現代でもあまりよくわかっていませんでした。そんな脳の秘密が、徐々に明らかになってきています。 New Ways Into the Brain’s ‘Music Room’ - The New York Times http://www.nytimes.com/2016/02/09/science/new-ways-into-the-brains-music-room.html 人間の脳には聴覚野と呼ばれる領域があり、耳の神経からの信号を受け取って「音」として知覚する仕組みが備わっています。しかし、手を叩いたり物が地面
子どもの習い事人気ランキングでは必ず上位に入るピアノ。また、リトミックやその他の楽器のクラスも人気だ。 こうした、音楽の定期的なレッスンは、楽器をひくというスキルや音感の向上を促すだけではないらしい。米国の研究によると、幼少期の音楽のレッスンは情報処理能力や記憶力など、いわゆる「脳力」も高めてくれるのだという。 脳内の情報処理分野が活発 ボストン子ども病院の研究者らが9−12歳を対象に、定期的に音楽のプライベートレッスンを2年以上受けている15人と、音楽関係の習い事をまったくしていない12人を比較した。 MRIを使って脳を調べたところ、音楽のレッスンを受けている子どもでは、前頭前野皮質の特定エリアが活発であることが認められた。このエリアは、情報処理や問題解決などの実行機能を補佐する役割があるのだという。 「学習能力を高めることにつながる」 研究を主導したNadine GaaB氏は「最近の学
2013.04.09 働き方 2013年3月、『Google Glass』や『Telepathy One』といったウエアラブル・デバイスが注目を集めた世界最大級のエンターテインメントコンベンション『SXSW』(米テキサス州オースチン)で、ひときわ異彩を放つデバイスがお披露目された。 ユーザーの脳波からその時々の気分を読み取り、音楽をレコメンドしてくれるヘッドフォン型デバイス『mico』だ。 From neurowear 開発したのは、昨年、ネコミミ型コミュニケーションツール『necomimi』を公開して話題を振りまいたクリエイティブ集団『neurowear(ニューロウェア)』と、それぞれに別の仕事を持つ外部のクリエイターたち。レコメンド結果を左右するのが、音声でもソーシャルグラフでもなくユーザーの脳波だという点は『necomimi』と同様だ。 独自アルゴリズム開発や“キモチ漏れ”の演出まで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く