新型コロナウイルスまん延に揺さぶられた上場企業の2020年3月期決算。各社の財務指標をランキング形式で分析すると、世界的な経済危機への耐性やコロナ後の「新常態」での成長力、株主還元の姿勢などが読み取れる。第1回は1~3月期の純利益の増加額。世界の上位には強固な寡占ビジネスを築き上げた米国のプラットフォーマー企業が並んだ。「2カ月で2年分の『デジタル・トランスフォーメーション(DX)』が起こるの
「ファッション業界が大きな危機を迎えている。ZOZOTOWN(ゾゾタウン)の販売力で業界を下支えしたい」。4月28日に動画配信で開かれたファッション通販サイト「ゾゾタウン」を運営するZOZOの決算説明会で、同社の澤田宏太郎社長はそう力を込めた。 同社の創業者である前澤友作氏が、社長を電撃退任したのは2019年9月のこと。今回は、前澤氏の退任後初めての本決算発表だった。 ゾゾタウンの伸びは鈍化 ZOZOの2020年3月期決算は、売上高1255億円(前期比6.0%増)、営業利益278億円(同8.7%増)で着地した。 1年半ほど前に相次いだ出店ブランドの「ゾゾ離れ」は沈静化したものの、アパレル各社が自社サイトでの販売を強化する流れもあり、ここ数年2ケタ増収を続けてきた勢いはもはやない。 消費増税の実施や暖冬の影響もあり、昨年秋以降はゾゾタウンの商品取扱高の伸びが大幅に鈍化。2019年3月期に大赤
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