メタ(Meta)は最近、メタバースに関する数百の特許を取得した。そこから明らかになったのは、メタが考えるメタバースの未来は、身体に装着する多数のセンサーや機器によって、人々の動きが把握、予測され、それによって超現実のデジタル世界が形成されるということだ。そこには、ユーザーのプライバシーや安全性はほとんど考慮されていない。 メタのマーク・ザッカーバーグCEOは、インタラクティブな活動が行われるメタバースが本格的な規模にまで拡大するには、少なくとも10年はかかると言う。しかし、同社のエンジニアたちは、既にメタバース実現に向けて、技術開発と彼らの発明の特許取得に全力で取り組んでいる。 「まさに今ここに誰かと一緒にいるような存在感の提供。それこそが、オンライン・ソーシャル・エクスペリエンスの究極の理想です」と、2021年末、ザッカーバーグは語った。 ザッカーバーグは、自社の未来をメタバースに賭けて