再開発による賑わいと停滞 福岡市では、天神ビッグバンや博多コネクティッドといった再開発促進政策が実行されたことで、市の中心部天神・博多エリアのまちづくりが活況を呈している。 天神ビッグバンは、老朽化の進行などにより更新期を迎えたビルを、規制緩和によって付加価値の高いビルへと建替えを誘導することで、新たな空間と雇用を創出しようというもの。2021年9月には、第1号案件である天神ビジネスセンターが竣工した。 博多コネクティッドは、JR博多駅から半径約500mの約80haを対象エリアに、容積率緩和や国の金融支援、税制優遇などを活用することで、既存ビルを耐震性の高い先進的なビルへ建替えさせようというもの。博多スターレーン跡地では、博多コネクティッド第1号案件となる博多イーストテラスが、8月オープン予定となっている。また、福岡東総合庁舎跡地では、JR九州を代表とする企業グループがオフィスや店舗が入る