家族や友人に囲まれながら息を引き取ったというアレクシス・アークエットさん(2012年撮影) - Paul Archuleta / FilmMagic / Getty Images 映画『ウェディング・シンガー』『ブルックリン最終出口』などで知られるトランスジェンダーの女優アレクシス・アークエットさんが亡くなったと、兄のリッチモンド・アークエットがFacebookで明かした。47歳だった。 アレクシスさんが出演した映画『ウェディング・シンガー』フォトギャラリー アレクシスさんは、オスカー女優パトリシア・アークエット、ロザンナ・アークエットの弟ロバートとして生まれ、性転換をし名前をアレクシスに変えていた。映画『スクリーム』のデヴィッド・アークエットは弟にあたる。 ADVERTISEMENT アークエット姉弟はPeopleなどに声明を出し、アレクシスは素晴らしい芸術家だったが、そのキャリアは短命
モダンな映像、衝撃的なマスク、斬新な宣伝——何もかもが新しかった。時代を変えた作品は、いかにして生まれ、どんな哲学を持っていたのか。 角川映画の生みの親・角川春樹氏、『犬神家の一族』で助監督をつとめた浅田英一氏、そして角川映画に詳しい評論家・中川右介氏の3人が、あの名作を振り返る。 みんなマネしたあのシーン 中川右介 角川映画がスタートして今年で40周年。記念すべき最初の作品が、'76年秋公開の『犬神家の一族』です。当時、私は高校1年生。ミステリーが好きだったので公開が楽しみで、先行ロードショーをやっていた日比谷映画に足を運びました。 角川春樹 第一作ということで、公開には万全を期して臨みました。当時の日比谷映画の新記録となる前売り券5000枚を売り出し、それでも心配で、映画館の周辺でちんどん屋にビラを配らせたんです。映画界でちんどん屋を使ったのは初めてだったと思います。 浅田英一 当時、
「東京物語」などで知られる巨匠小津安二郎監督が戦前に手掛け、完全な形では残っていない無声の短編喜劇映画「突貫小僧」の欠落シーンの一部が、家庭向け短縮版フィルムの形で残っていたことが6日、分かった。京都府で10月13日から開かれる京都国際映画祭で初上映される。 発見したのは、古い家庭用映画フィルムなどを収集、展示する京都市の「おもちゃ映画ミュージアム」代表の太田米男さん(67)。太田さんによると、家庭向け映写機用に短く編集された9・5ミリのフィルムで、新発見部分は、通常の再生速度に換算すると数分程度という。 昨春、九州の男性から寄贈を受けて調査した結果、タイトルシーンが既存のフィルムと異なるほか、これまで未発見だった、路地で子どもたちがかくれんぼをして遊ぶ冒頭の場面が含まれていることが確認された。 完全版は1929年に公開され、38分。既存のフィルムは再編集された14分のものだった。 映画祭
騙し絵の作品で有名なオランダの画家および版画家であるM.C.エッシャー(1898-1972)の神業的な制作過程を収めた映像が存在する。およそ20分にわたるこの映像は、『Adventures in Perception(知覚の冒険)』というタイトルのドキュメンタリー映画になっている。 この貴重な映像は彼の伝記の一部であり、その見事な技巧を証明する記録でもある。
アイヌ民族━━。 南の先住民族である琉球民族に比してその存在感はマイナーで一般には誤解も多く、 ともすれば【失われた民族】などといったネガティブなイメージで捉えられがちである。 また、そうでなければ【自然と共生する民族】【すべてを神として敬う】 といったイメージが強調され、美化され偶像化されてもいる。 アイヌ民族を扱った近年のドキュメンタリー映画では『TOKYOアイヌ』(2010年) が関東に住むアイヌの実情と先住民族としての権利獲得を目指す人々を描き、 『カムイと生きる』(2011年)があるエカシ(長老)のキャラクターを通じて 後者のアイヌ観を描いたといえる。 http://www.kapiapamovie.com/index.html 本作品では前掲の2作とは全く別の視点で、【唄】をキーワードに ごく普通の母親でもある2人の歌手を描く。 2人は共に現代アイヌ音楽における実力者ではあるが
1960年代後半の日本のアングラ文化をつくりあげた故・寺山修司の1966年に遺した唯一の長編小説『あゝ、荒野』が、実写映画化されることがわかった。 菅田将暉とヤン・イクチュンをW主演に迎え 少年たちの絶望的なまでの切なさを描いた青春ドラマとして表現される。映画化にあたっては、舞台は近未来・新宿になる。 メガホンを取った岸善幸監督は菅田将暉と二度目のタッグとなり、音楽は、国内外で活躍する岩代太郎が担当している。 http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/40117/2 菅田将暉-コメントボクシングに挑戦する為、人生で初めて体を鍛えています。精神的な痛みを表現するよう作品は今までやってきたけれど、男ならではの闘争心や肉体的痛みを表現する作品は初めてなので、今世紀最大に疲弊して、今しかできない、脂っこい作品にしたいです。ヤン・イクチュンさんとは既に
『少年育成』96年3月号掲載 反戦映画「ビルマの竪琴」 1995年が敗戦50周年だったこともあり、昨年はあの戦争を回顧する様々な試みが行われた。映像の世界でも、同様、各地で戦争を描いた映画の名作が上映された。もちろん、戦争アクション映画などではなく、反戦平和の意図をもって製作された映画が多かったのは当然だろう。 戦争映画といっても、いろいろあろう。たとえば、銃後の生活の悲惨を描いた映画がある。空襲体験や原爆の悲惨さを描いたものがこれにつながる。また、戦場での兵士たちの姿や敗戦後の復員を通して、戦争に翻弄される人間の悲惨を描いたものもある。たとえば、「また逢う日まで」「暁の脱走」「真空地帯」「軍旗はためく下に」「私は貝になりたい」「月光の夏」「ビルマの竪琴」などがそうである。 これら戦争映画のなかで、ビルマの竪琴は、敵味方を超えた音楽による心の交流や仏教的な救済といった柔和なテーマも関係して
<トランプが核のボタンをもつよりひょっとしたら怖い話。新作ドキュメンタリー映画『コマンド・アンド・コントロール』によれば、米エネルギー省の機密資料から発掘した「核兵器運用上の事故」は千件以上。核弾頭を飛行機から落としたり、地上で失くしたり、爆風で30メートルも飛ばしたり......。今まで大惨事に至らなかったのが奇跡というべきだが、米国防総省は「核の安全神話」の上にあぐらをかいている> (写真は長崎原爆資料館にある長崎型原子爆弾ファットマンのレプリカ) 核兵器によるホロコーストなど、普通なら考えたくもない話だ。だが、日本と韓国の核武装を認め、ISIS(自称「イスラム国」、別名ISIL)を標的にした核兵器の使用も辞さないというドナルド・トランプのような危険人物がアメリカの大統領候補では、どうしても最悪の事態が頭に浮かぶ。 【参考記事】核の脅威を止める21世紀の抑止力 だが、常軌を逸した核使用
ハーバード大学など、米国の有名大学で次々と上映されて話題になっている映画がある。2016年8月6日から日本でも公開される『ポバディー・インク ~あなたの寄付の不都合な真実~』だ。 援助の現場で起きている「貧困の再生産」 政府、国際機関、NGOなどによる発展途上国への国際援助が問題視されることは、これまでめったになかった。 だが、貧困削減に向けて活動する人々の国際プロジェクト「ポバティーキュア」の設立者、マイケル・マシスン・ミラーが監督、プロデュースしたこの映画は、国際援助にまつわる「不都合な真実」を明かしている。 すでにこの映画はハーバード大学、スタンフォード大学、MIT、ニューヨーク大学など全米の有力で次々と上映され、大きな議論を巻き起こしている。 ミラー監督はこう指摘する。 「他の産業と同じく、貧困援助の産業もビジネスを維持しようとしており、数十億ドル規模の産業になっています。そこで働
フランスには幻想怪奇映画というジャンルは存在しているでしょうか?存在しているとしたら、それはいつから始まり、どのように開拓されてきたのでしょう。メリエスからジョルジュ・フランジュ、コクトー、リヴェット、クレール・ドゥニ…。黒沢清が初めてフランスで撮り上げた『ダゲレオタイプの女』の公開を記念し、黒沢監督自らセレクトした作品をはじめ、幻想的、怪奇的なテーマをもつフランス映画を特集します。 本企画は第29回東京国際映画祭提携企画です。 ゲスト:黒沢清、クリス・フジワラ、ステファン・デュ・メスニルド、ベルトラン・マンディコ、ケント・ジョーンズ、篠崎誠、松井宏 「フランス映画には、イギリス映画やイタリア映画にあるような明快なホラーのジャンルが、これまで一度も確立していない。しかしそれはフランスにそのような種類の映画がないということではない。実際には、各方面の様々な監督たちが、ふとしたタイミングで、ひ
映画で描かれるサイコパス、精神科医が思う最もリアルなキャラはコレ2016.08.05 22:1015,531 中川真知子 あの人もこの人も本物のサイコパスではないわけだ。 身近にいたらたまったもんじゃありませんが、映画の悪役として不動の人気を誇るサイコパス。共感力に乏しく、暴力的というのが一般的なサイコパスに対する認識だと思いますが、はたして映画のサイコパスはどれほど忠実に描かれているのでしょうか? Tech Insiderが報じた、400本の映画の中から精神科医がチョイスした最もリアルなサイコパスキャラの答えをどうぞ。 2014年にベルギーの精神医学教授のサミュエル・ルイステッド氏が10人の友人の協力を経て3年間かけて、1915年から2010年までに公開された述べ400本の映画を調査したことろ、サイコパスは126人、そのうちの105人が男性だったそうです。その中で最もリアルなサイコパスは
スペインで開催されたサンセバスチャン国際映画祭に臨む、オリバー・ストーン監督(2013年9月24日撮影、資料写真)。(c)AFP/RAFA RIVAS 【7月24日 AFP】米政府による大規模な情報収集活動を暴露し、米国ばかりか世界各地で、大規模な監視活動に対する怒りを巻き起こした米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者──だが、彼を主人公に据えた初の伝記映画は、これまでほとんど上映されることはなかった。 この映画を手掛けたオリバー・ストーン(Oliver Stone)監督(69)は21日、米サンディエゴ(San Diego)で開催中の「コミックコン・インターナショナル(Comic-Con International)」でのイベントに集まったファンを前に「率直に言うと、大手映画会社すべてに断られた。脚本は良かった。予算も十分だった。キャ
昔と言ってもそれほど古い話ではないです。1967年ですから 46年前のことです。 その若かった頃にアラン・ドロンと云う美男俳優がいて「太陽がいっぱい」や「冒険者たち」という映画がありました。 日本でも人気になったフランスとイタリア合作映画、「冒険者たち」のクライマックスに出てきた 要塞島に行ってきました。 念のため出演者を紹介。アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ。女優ジョアンナ・シムカスは、後にシドニー・ポワチエと結婚。 要塞島の位置 上の写真は要塞島フォール・ボヤールの位置 を示しています。 映画「冒険者たち」の Fort Boyard 要塞島は 今ではフランスの歴史・観光スポットとして 人気が高く名所のひとつになっています。 ラ・ロシェル港からの Fort Boyard 観光船 要塞島の起こりはルイ14世時代に立案されたものだが当時はとても実現不可能。 19世紀初めにナポレオンが要塞島
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